パレスチナのガザで暮らす子どもたちの悲惨な様子を映像で見るたび、心が痛みます。
今のこの瞬間も、多くの子どもたちは戦火に怯え、尊い命を奪われたり傷ついたりしているのかもしれません。
そこで暮らす子どもたちの命や人権、これから歩んでいくはずの未来を奪うことは、決して許されることではないはずです。
子どもの権利条約は、世界中すべての子どもたちがもつ人権(権利)を定めた条約で、1989年11月20日、国連総会において
採択されました。この条約を守ることを約束している「締約国・地域」の数は196。世界で最も広く受け入れられている人権
条約とのこと。
子どもの権利条約は、子ども(18歳未満の人)が守られる対象であるだけでなく、権利をもつ主体であることを明確にしました。
子どもがおとなと同じように、ひとりの人間としてもつ様々な権利を認めるとともに、成長の過程にあって保護や配慮が必要な、
子どもならではの権利も定めています。
生きる権利や成長する権利、暴力から守られる権利、教育を受ける権利、遊ぶ権利、参加する権利など、子どもは生まれながら
に人権(権利)をもっていて、それは義務と引き換えに与えられるものではなく、何かをしないと取り上げられるものではないもの
だということです。
現在、イスラエルとパレスチナ、ウクライナとロシアの間で戦争が行われていますが、イスラエルは1991年10月3日、パレスチ
ナは2014年4月2日、ウクライナは1991年8月28日、ロシアは1990年8月16日に条約を締結しています。
日本は1994年4月22日に、世界で158番目の締結国となっています。
ユニセフによると、子どもの権利条約には次の4つの原則があるそうです。
〇差別の禁止
すべての子どもは、子ども自身や親の人種や国籍、性、意見、障害、経済状況などどんな理由でも差別されず、条約のすべての
権利が保障されます。
〇子どもの最善の利益
子どもに関することが決められ、行われる時は、「その子どもにとって最もよいことは何か」を第一に考えます。
〇生命、生存及び発達に関する権利
すべての子どもの命が守られ、もって生まれた能力を十分に伸ばして成長できるよう、医療、教育、生活への支援
などを受けることが保障されます。
〇子どもの意見の尊重
子どもは自分に関係ある事柄について自由に意見を表すことができ、おとなはその意見を子どもの発達に応じて
十分に考慮します。
この4原則のどれもが守られない状況をつくっているのが、国(おとな)が起こす戦争なのではないでしょうか。
子どもの権利条約の締約国においては、子どもが「権利の保有者」であり、それを守る「義務の担い手」は、国(おとな)であり、
国は法律や政策などを通じて、条約に定められた子どもの権利の実現につとめなければならない とあります。
今、戦火の中に在る子どもたちにとって、何が必要でどうすることが最善の道なのか、生まれながら世界中のどの子ももっている
権利に心を寄せ、国としておとなとして何ができるのか切実に問い直すことが求められているような気がしてなりません。
どの子も未来を創っていく主体となって活躍できるような世界を実現するためにも 国やおとなたちには、戦争や争いを止め、
子どもが安心して権利の主体として暮らすことができるよう努める義務があるのではないでしょうか。
ジョン・レノンが歌い、オノ・ヨーコが作詞した「Imagin」にあるように、想像力を働かせ、世界中のおとなたちが子どもたちの
幸せを願い、行動する中で、世界は一つになれるのかもしれません。
……
想像して 国なんて無いと
難しいことじゃないさ
殺める理由も死ぬ理由もない
そして宗教もない
想像して すべての人々が
ただ平和に暮らしてると
君は思うかも 僕が夢想家だって
でもそれは僕だけじゃないんだ
君もいつか仲間になってくれたら
そして世界は一つになるんだ
……
今のこの瞬間も、多くの子どもたちは戦火に怯え、尊い命を奪われたり傷ついたりしているのかもしれません。
そこで暮らす子どもたちの命や人権、これから歩んでいくはずの未来を奪うことは、決して許されることではないはずです。
子どもの権利条約は、世界中すべての子どもたちがもつ人権(権利)を定めた条約で、1989年11月20日、国連総会において
採択されました。この条約を守ることを約束している「締約国・地域」の数は196。世界で最も広く受け入れられている人権
条約とのこと。
子どもの権利条約は、子ども(18歳未満の人)が守られる対象であるだけでなく、権利をもつ主体であることを明確にしました。
子どもがおとなと同じように、ひとりの人間としてもつ様々な権利を認めるとともに、成長の過程にあって保護や配慮が必要な、
子どもならではの権利も定めています。
生きる権利や成長する権利、暴力から守られる権利、教育を受ける権利、遊ぶ権利、参加する権利など、子どもは生まれながら
に人権(権利)をもっていて、それは義務と引き換えに与えられるものではなく、何かをしないと取り上げられるものではないもの
だということです。
現在、イスラエルとパレスチナ、ウクライナとロシアの間で戦争が行われていますが、イスラエルは1991年10月3日、パレスチ
ナは2014年4月2日、ウクライナは1991年8月28日、ロシアは1990年8月16日に条約を締結しています。
日本は1994年4月22日に、世界で158番目の締結国となっています。
ユニセフによると、子どもの権利条約には次の4つの原則があるそうです。
〇差別の禁止
すべての子どもは、子ども自身や親の人種や国籍、性、意見、障害、経済状況などどんな理由でも差別されず、条約のすべての
権利が保障されます。
〇子どもの最善の利益
子どもに関することが決められ、行われる時は、「その子どもにとって最もよいことは何か」を第一に考えます。
〇生命、生存及び発達に関する権利
すべての子どもの命が守られ、もって生まれた能力を十分に伸ばして成長できるよう、医療、教育、生活への支援
などを受けることが保障されます。
〇子どもの意見の尊重
子どもは自分に関係ある事柄について自由に意見を表すことができ、おとなはその意見を子どもの発達に応じて
十分に考慮します。
この4原則のどれもが守られない状況をつくっているのが、国(おとな)が起こす戦争なのではないでしょうか。
子どもの権利条約の締約国においては、子どもが「権利の保有者」であり、それを守る「義務の担い手」は、国(おとな)であり、
国は法律や政策などを通じて、条約に定められた子どもの権利の実現につとめなければならない とあります。
今、戦火の中に在る子どもたちにとって、何が必要でどうすることが最善の道なのか、生まれながら世界中のどの子ももっている
権利に心を寄せ、国としておとなとして何ができるのか切実に問い直すことが求められているような気がしてなりません。
どの子も未来を創っていく主体となって活躍できるような世界を実現するためにも 国やおとなたちには、戦争や争いを止め、
子どもが安心して権利の主体として暮らすことができるよう努める義務があるのではないでしょうか。
ジョン・レノンが歌い、オノ・ヨーコが作詞した「Imagin」にあるように、想像力を働かせ、世界中のおとなたちが子どもたちの
幸せを願い、行動する中で、世界は一つになれるのかもしれません。
……
想像して 国なんて無いと
難しいことじゃないさ
殺める理由も死ぬ理由もない
そして宗教もない
想像して すべての人々が
ただ平和に暮らしてると
君は思うかも 僕が夢想家だって
でもそれは僕だけじゃないんだ
君もいつか仲間になってくれたら
そして世界は一つになるんだ
……