先日、秋保温泉に用事があり、帰りに万華鏡美術館を見てきました。
古いものから新しいものまで、筒型から箱型まで大小さまざまな形状があり、中には人型でのぞき窓が人形の後頭部につくってあったりするものもありました。
つまみの操作や持ち方を変えたり、立ち位置を変えたりすることで、刻々と模様は変化していきます。中にはモーターや水の流れを活用したものまでありました。
一つ一つが 多様に変化する美しい世界を展開してくれるものですから、次はどんな美しい世界が出現するのだろうと、ワクワク感を抱きながら楽しむことができました。
初めて万華鏡を見た時の感動を改めて思い出すことができ、童心にたちかえることができたひとときでした。
クリスマス前に、二つの展覧会を見てきました。
ピカソ展とターシャ・テューダー展です。
ピカソ展では、ポスターにもなっていた「手を組んだアルルカン」という人物画が印象に残りました。
穏やかな眼差しと優しい表情、腕を組む生真面目な姿、背景の暗さに対して浮かび上がるような鮮やかな服装の色合い、その存在感と合わせ アルルカン(道化師)によせるピカソの温かい思いが伝わってくるような作品でした。
アルルカン(道化師)は、ピカソお気に入りのモチーフとなっていて、画風が変わっても描かれていったとのこと。
若いころからピカソは、物乞いや売春婦、アルルカンやサルタンバンク(軽業師)といった人々に心を惹かれ、共感の思いを込めて作品に描いていたようです。
ピカソの革新性を示す多面的な視点から描かれた作品も展示されていましたが、私の感性では理解しきれない面がありました。
それよりも、手法にとらわれずに制作したという陶芸作品の方が心に残りました。
絵画、陶芸の作品の他に、ピカソを撮った写真も多く展示されていました。
眼光の鋭さに、絶えず創造の世界に打ち込んできた 芸術家としての情熱や激しさを 垣間見るような気がしました。
ターシャ・テューダー展は、ゆったりした気持ちで見て回ることができました。
彼女が暮らした家にあった生活用品が展示され、文明の利器に頼らない昔風の質素で豊かな日常の生活の様子が目に浮かんでくるような気がしました。
驚いたのは、庭の一部が本物の草花が植えられ再現されていたことです。
背景となった家の玄関から今にも笑顔のターシャさんが愛犬を連れて現れてくるような気がしました。
絵本の原画もたくさん展示されていました。
登場人物や背景が細部まで丁寧に描かれ、絵本では感じられない手作りの温もりが感じられました。
生活に必要なものを手作りし、草花や自然を愛したターシャさんの日々の暮らしが、そのまま物語となり絵の世界に再現されているような感動を覚えました。
ターシャさんの日常は、絵本で描くファンタジーの世界と一体となった穏やかで充実した毎日だったのではないかと思いました。
二つの展覧会を見て、創造の世界の素晴らしさを肌で感じることができました。
また、その生き方や人間性の魅力にもふれることができたように思います。
新しい年も、新たな世界に数多くふれ 多くを学びながら 自らのハートを磨いていきたいものです。
古いものから新しいものまで、筒型から箱型まで大小さまざまな形状があり、中には人型でのぞき窓が人形の後頭部につくってあったりするものもありました。
つまみの操作や持ち方を変えたり、立ち位置を変えたりすることで、刻々と模様は変化していきます。中にはモーターや水の流れを活用したものまでありました。
一つ一つが 多様に変化する美しい世界を展開してくれるものですから、次はどんな美しい世界が出現するのだろうと、ワクワク感を抱きながら楽しむことができました。
初めて万華鏡を見た時の感動を改めて思い出すことができ、童心にたちかえることができたひとときでした。
クリスマス前に、二つの展覧会を見てきました。
ピカソ展とターシャ・テューダー展です。
ピカソ展では、ポスターにもなっていた「手を組んだアルルカン」という人物画が印象に残りました。
穏やかな眼差しと優しい表情、腕を組む生真面目な姿、背景の暗さに対して浮かび上がるような鮮やかな服装の色合い、その存在感と合わせ アルルカン(道化師)によせるピカソの温かい思いが伝わってくるような作品でした。
アルルカン(道化師)は、ピカソお気に入りのモチーフとなっていて、画風が変わっても描かれていったとのこと。
若いころからピカソは、物乞いや売春婦、アルルカンやサルタンバンク(軽業師)といった人々に心を惹かれ、共感の思いを込めて作品に描いていたようです。
ピカソの革新性を示す多面的な視点から描かれた作品も展示されていましたが、私の感性では理解しきれない面がありました。
それよりも、手法にとらわれずに制作したという陶芸作品の方が心に残りました。
絵画、陶芸の作品の他に、ピカソを撮った写真も多く展示されていました。
眼光の鋭さに、絶えず創造の世界に打ち込んできた 芸術家としての情熱や激しさを 垣間見るような気がしました。
ターシャ・テューダー展は、ゆったりした気持ちで見て回ることができました。
彼女が暮らした家にあった生活用品が展示され、文明の利器に頼らない昔風の質素で豊かな日常の生活の様子が目に浮かんでくるような気がしました。
驚いたのは、庭の一部が本物の草花が植えられ再現されていたことです。
背景となった家の玄関から今にも笑顔のターシャさんが愛犬を連れて現れてくるような気がしました。
絵本の原画もたくさん展示されていました。
登場人物や背景が細部まで丁寧に描かれ、絵本では感じられない手作りの温もりが感じられました。
生活に必要なものを手作りし、草花や自然を愛したターシャさんの日々の暮らしが、そのまま物語となり絵の世界に再現されているような感動を覚えました。
ターシャさんの日常は、絵本で描くファンタジーの世界と一体となった穏やかで充実した毎日だったのではないかと思いました。
二つの展覧会を見て、創造の世界の素晴らしさを肌で感じることができました。
また、その生き方や人間性の魅力にもふれることができたように思います。
新しい年も、新たな世界に数多くふれ 多くを学びながら 自らのハートを磨いていきたいものです。