常夜灯
建立は弘化3年(1846)で、両側に秋葉大権現と冨士浅間宮と刻まれています。いずれも火を鎮める神様です。名主をはじめ村人が防災の願いを込めて作ったものです。
最初はここの筋向かいの旧東海道の十字路の隅に立っていました。一時、耕地整理(昭和3年~26年完了)に伴い氏神の地方神社に移されていましたが、東海道400年祭を記念して平成13年7月に現在地に移築されました。均整のとれた美しいプロポーション姿の石灯籠です。
防災、村内安全とともに、東海道を行きかう旅人の安全も見守っていたことでしょう。
清水町教育委員会
宝池寺一里塚
1604年(慶長9)江戸時代、一里を36町(3927m)と定め、江戸日本橋を起点とし、一里ごとに道の両側に塚を築かせ道標(みちしるべ)としました。
向い側にある玉井寺一里塚と対を成し、一般的に「伏見一里塚」といわれ、江戸日本橋から29番目にあたります。長い年月、風雨にさらされ原型が損なわれたので、昭和60年多くの篤志により原寸どおり復元されました。
また、宝池寺側には立場があり、人夫が駕籠(かご)などを停めて休憩できる場であったと伝えられています。
平成17年8月 清水町教育委員会
玉井寺(ぎょくせいじ)一里塚