2008年4月3日(木曜日)
「クアトロ・ラガッツイ」やっと第2章にはいりました。
いつもは、速読じまんのわたしなのに、
今回は、じっくりと読み進めています。
日本にやってきたヴァリニャーノら宣教師が
書き送った手紙の中で、日本人の長所をほめちぎっているのですが
「最悪の罪は、男色(衆道)」にうつつをぬかすこととも
書いているんです。
ここでついつい、カトリックの神父たちの間にも
「男色」はあったのではないか、とか
日本の男色の歴史なんかを調べだしたりしてしまって
これがまた、とても興味深かったもんで、
没頭してしまいました・・・
なぜ「男色」を禁じたのか、カトリックの本音と建前や、
それがマルチン・ルターの宗教改革にまでつながり、
ルネッサンスを生み出したなんてのを
あらためて、勉強しました・・・
日本の歴史も「男色」なくして語れない!
特に政治の世界は・・・
今話題の「篤姫」の故郷の薩摩藩、明治維新で大活躍!は、
「男色」だからこそなんて文献もあります。
「男同士の友情」なんてのも、「男同士の愛情」だとおもえば
すごくわかりやすい・・・
わたしだって、女の人が大好きだもん!
そもそも、人間はバイセクシャルにできていて、
ヘテロセクシャル(異性愛)のみと言うほうが、
むしろ少数派なのかも。
ゲイやレズビアンを認めようとしないで
ヘテロのみが正しい性のあり方だと押しつけるほうが、
あきらかにおかしいよね。
女(男)だけれど女(男)の人しか愛せないと悩んだり、
家族にも打ち明けられないで死のうとおもいこんだりしないでも
楽しく、生き生きと暮らせる社会が、早く来てほしい・・・
というより、そう思っているわたしが、
変えなきゃね!