2008年4月20日(日曜日)
病院通いの日々・・・
楽しみもなくっちゃ、ストレスがたまるばかり・・・
大阪の夜は、梅田芸術劇場ですごしてまいりました。
あくまでも病院がメインでございます。
実は動脈瘤が見つかる直前に、朝日新聞の記事を読み
ひそかにチケットを入手していたんです。
笑いました。
泣きました。
アンコールの拍手は鳴りやまず、観客は総立ちでした。
なんと、アンコールに応えて、出演者は4回も登場!
卒業式での君が代斉唱をめぐる重たいテーマでありながら、
笑わせ、考えさせ、そして感動させる・・・
途中から、涙は止まらず嗚咽をこらえるのに苦労しました。
それでも、笑わせられ乗せられ、
ヒロインの揺れる心の動きに観客は、ぐんぐん劇に
引き込まれていきます。
内心の自由」を語る校長の詭弁・熱弁には、
政治家や官僚のすがたがダブって見えます。
校長先生は、日の丸はためく下で、
石原都知事になりきって大演説まで!
ほんとに、憎ったらしいったら、ありゃしないとおもわせる
役者さんに脱帽です。
パンフレットには、
「世界の国歌斉唱事情」と「日の丸君が代をめぐる年表」も
ついていました。
ヨーロッパの国々には、式典自体がなかったり
もちろん強制している国もありません。
日本と中国ぐらいです、罰せられるのは・・
ほんとにいい舞台を見ることが出来て、
ストレスも吹っ飛び、さわやかな気分で劇場を後にしました。
(興奮冷めやらぬ・・・で、眠れませんでしたが)
二兎社 公演
【歌わせたい男たち】 作・演出 永井愛
「君が代起立巡る喜劇、再び 「歌わせたい男たち」」
http://www.asahi.com/culture/stage/theater/TKY200802250244.html
2008年02月25日14時37分
高校の卒業式での君が代斉唱の是非をめぐり、右往左往する教師たち
を描いた永井愛作・演出の喜劇「歌わせたい男たち」が29日から、東
京・新宿の紀伊国屋ホールで再演される。永井が主宰する二兎社が05
年に初演し、朝日舞台芸術賞グランプリなど数々の演劇賞を受けた作品
だ。
舞台はある都立高校の保健室。卒業式を2時間後に控え、ピアノ伴奏
役の音楽講師(戸田恵子)がめまいを覚えて休んでいる。そこに教育委
員会の指導通りに式を進めたい校長(大谷亮介)や、「君が代斉唱時に
は起立しない」と主張する社会科教師(近藤芳正)らがやって来て騒動
になる。
初演では、重い主題を扱いながら、ごく普通の人々がぎりぎりの状況
下でもがく姿が抱腹絶倒の笑いを呼んだ。
「時間と空間をこれほど限定して芝居を書いたのは初めて。初演は舞
台を仕上げるので精いっぱいでした。幸い、公演直後から再演を望む声
が多く寄せられた」と永井。とりわけ教育現場の当事者が楽しんで見て
くれたのが励みになったという。
再演にあたり、永井は実際の卒業シーズンの上演を選んだ。けいこ場
の壁には「君が代不起立」で処分を受けた教師らをめぐる裁判の記事が
ずらりとはられている。
永井は「芝居にすると『こんなバカげたことが』と笑ってしまうよう
なことが、現実に大まじめで行われている。君が代問題を入り口に私が
考えたかったのは、息苦しい社会で心の自由をどう保つかということで
した」と話す。
こうした作家の思いを舞台で体現する戸田は、元シャンソン歌手の
「ノンポリ講師」を演じる。この役が永井作品への初出演でもあった。
「これまでは自分から突っ込む役が多かったのですが、この講師はひ
たすら周囲に振り回される役。相手役のせりふを聞いていると様々な感
情が生まれ、自分のせりふもよりこまやかなニュアンスで口に出せた」
と振り返る。
初演の演技で二つの演劇賞を受けた。「作品は大好評で、キラキラの
おまけまでいただいた。再演はプレッシャーですが、再び台本に向き合
うと、悔しいほど再発見がある。より良い舞台にしたい」
小山萌子、中上雅巳が共演。3月23日まで。5000円。6日に秋
元康と永井、21日に野田秀樹と永井が終演後に語る。3月末~5月初
めに各地を巡演。電話03・5638・4587(二兎社)。
病院通いの日々・・・
楽しみもなくっちゃ、ストレスがたまるばかり・・・
大阪の夜は、梅田芸術劇場ですごしてまいりました。
あくまでも病院がメインでございます。
実は動脈瘤が見つかる直前に、朝日新聞の記事を読み
ひそかにチケットを入手していたんです。
笑いました。
泣きました。
アンコールの拍手は鳴りやまず、観客は総立ちでした。
なんと、アンコールに応えて、出演者は4回も登場!
卒業式での君が代斉唱をめぐる重たいテーマでありながら、
笑わせ、考えさせ、そして感動させる・・・
途中から、涙は止まらず嗚咽をこらえるのに苦労しました。
それでも、笑わせられ乗せられ、
ヒロインの揺れる心の動きに観客は、ぐんぐん劇に
引き込まれていきます。
内心の自由」を語る校長の詭弁・熱弁には、
政治家や官僚のすがたがダブって見えます。
校長先生は、日の丸はためく下で、
石原都知事になりきって大演説まで!
ほんとに、憎ったらしいったら、ありゃしないとおもわせる
役者さんに脱帽です。
パンフレットには、
「世界の国歌斉唱事情」と「日の丸君が代をめぐる年表」も
ついていました。
ヨーロッパの国々には、式典自体がなかったり
もちろん強制している国もありません。
日本と中国ぐらいです、罰せられるのは・・
ほんとにいい舞台を見ることが出来て、
ストレスも吹っ飛び、さわやかな気分で劇場を後にしました。
(興奮冷めやらぬ・・・で、眠れませんでしたが)
二兎社 公演
【歌わせたい男たち】 作・演出 永井愛
「君が代起立巡る喜劇、再び 「歌わせたい男たち」」
http://www.asahi.com/culture/stage/theater/TKY200802250244.html
2008年02月25日14時37分
高校の卒業式での君が代斉唱の是非をめぐり、右往左往する教師たち
を描いた永井愛作・演出の喜劇「歌わせたい男たち」が29日から、東
京・新宿の紀伊国屋ホールで再演される。永井が主宰する二兎社が05
年に初演し、朝日舞台芸術賞グランプリなど数々の演劇賞を受けた作品
だ。
舞台はある都立高校の保健室。卒業式を2時間後に控え、ピアノ伴奏
役の音楽講師(戸田恵子)がめまいを覚えて休んでいる。そこに教育委
員会の指導通りに式を進めたい校長(大谷亮介)や、「君が代斉唱時に
は起立しない」と主張する社会科教師(近藤芳正)らがやって来て騒動
になる。
初演では、重い主題を扱いながら、ごく普通の人々がぎりぎりの状況
下でもがく姿が抱腹絶倒の笑いを呼んだ。
「時間と空間をこれほど限定して芝居を書いたのは初めて。初演は舞
台を仕上げるので精いっぱいでした。幸い、公演直後から再演を望む声
が多く寄せられた」と永井。とりわけ教育現場の当事者が楽しんで見て
くれたのが励みになったという。
再演にあたり、永井は実際の卒業シーズンの上演を選んだ。けいこ場
の壁には「君が代不起立」で処分を受けた教師らをめぐる裁判の記事が
ずらりとはられている。
永井は「芝居にすると『こんなバカげたことが』と笑ってしまうよう
なことが、現実に大まじめで行われている。君が代問題を入り口に私が
考えたかったのは、息苦しい社会で心の自由をどう保つかということで
した」と話す。
こうした作家の思いを舞台で体現する戸田は、元シャンソン歌手の
「ノンポリ講師」を演じる。この役が永井作品への初出演でもあった。
「これまでは自分から突っ込む役が多かったのですが、この講師はひ
たすら周囲に振り回される役。相手役のせりふを聞いていると様々な感
情が生まれ、自分のせりふもよりこまやかなニュアンスで口に出せた」
と振り返る。
初演の演技で二つの演劇賞を受けた。「作品は大好評で、キラキラの
おまけまでいただいた。再演はプレッシャーですが、再び台本に向き合
うと、悔しいほど再発見がある。より良い舞台にしたい」
小山萌子、中上雅巳が共演。3月23日まで。5000円。6日に秋
元康と永井、21日に野田秀樹と永井が終演後に語る。3月末~5月初
めに各地を巡演。電話03・5638・4587(二兎社)。