2008年4月27日(日曜日)
今日は、「悪妻の日」なんだそうである。
哲学という言葉を初めて使いだしたとされるソクラテスが
紀元前399年の4月27日に亡くなったことから
今日は「哲学の日」となった。
そしてそのソクラテスにちなんで、
ソクラテスの妻・クサンティッペが
世界3大悪妻の第一人者(?)であることから
「悪妻の日」ともいうらしい。
ちなみに、ほかのお二人は、
『モーツアルトの妻(コンスタンツェ)』
『トルストイの妻(ソフィア)』or
『ナポレオンの妻(ジョセフィーヌ)』
ほかにも、候補はいろいろありまして、
北條政子や西太后なんてのも・・・
漢の呂后(りょこう)、唐の則天武后そして清の西太后の3人は
中国史上稀代の三大悪女とも呼ばれています。
西太后の妹の息子・光諸帝(こうしょてい)の王妃・珍妃(ちんぴ)
については、浅田次郎著「珍妃の井戸」がおすすめ。
さてくだんのソクラテスは
「結婚はしたほうがよい。良妻を持てば幸せになれるし、
悪妻を持てば私のように哲学者になれる」
「そんなにひどい妻なら別れたらいいじゃないか」と言った人に対し、
「この人とうまくやっていけるようなら、
他の誰とでもうまくやっていけるだろうからね」・・・だって。
「無知の知」・・・自分が無知であることを知っていたソクラテスは
ほかの無知であることを知ろうとしない人々よりも、
優れていたというけれど
妻のことを知ろうとしなかったのは、
やはり無知のままだったんじゃないの?
と哲学的(?)思考をするはるみであります。
悪妻を持てば私のように哲学者になれると言ったソクラテス。
世間から悪妻の見本のように言われているわたしがいる。
しかし、わたしの夫はソクラテスでも哲学者でもない。
ゆえに、わたしは悪妻ではない。
ということになるんだよね・・・アッハッハ・・・
さて、話はガラッとかわりまして、
今日は、中池見湿地恒例の『春の野みちと食いしん坊&野外ライブ』
の日でもありました。
健さんと一緒に出かけるつもりが、爆睡(睡眠薬で)していたので
おいてけぼり・・・
目が覚めてから、よっこらっしょと中池見へ・・・
すでに、野草の天ぷらのいい香りがたちこめていました。
いつもなら、健さんの隣で天ぷらあげてるはずのわたしですが
みなさまのあたたかいお心づかいで、
今日は、お客様あつかい。
ブラブラと野道を散策しながら、野点の席へ。
おいしいお抹茶をいただき、桜の原種ともいわれている
うわずみ桜(上溝桜)が満開だというので
さらにエッチラオッチラ・・・
高貴な香りだときいていたけれど、花が遠すぎて
香りがとどいてこない・・・残念!
途中の野道には野鳥の会の横山さんの描かれた野鳥の絵が
木々のあいだにかけられていて、
これぞまさしく『野外ミュージアム』!
しかも野外コンサート付きというぜいたくさ!
いまにもさえずりだしそうな小鳥たちの絵や
ケーナのやさしい音色に、心が癒されます。
さて、適度におなかもすいてきたので
メタボ調理人健さんのところへ Go back
セリとやぶ椿の天ぷら、智恵子さん手作りのつくしの佃煮や
こごみのあえ物、わらびなどをごちそうになり、
あ~あ、し・あ・わ・せ・・・
病院以外はほとんど、ひきこもり状態が続いているので
ひさしぶりにお会いする人・人・人・・・ばかり。
懐かしい方々とゆっくりおしゃべりも楽しめたし、
あ~くさい・くさいと鼻つまみもんの悪妻の日は、
すてきな休日となりました。
だれだい?
老婆の休日だなんて・・・
成人式までにはあと3年あるんだぞ!
3回目のだけどね。