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はるみのちょっとTea-time

日々の暮らしのなかで感じたこと、市民運動のことなどわたしのことばで、つづります。

もんじゅは動かさないで!

2008-04-05 | 読書ナリー
2008年4月5日(土曜日)
きょうは、「虫愛ずる姫君」を読んでました。
「男色」から引き続き、鳥羽上皇や白河帝のころの
歴史にどっぷりとつかっております。

その時代に、女でありながら、化粧や衣装よりも
毛虫に興味を持ち、漢文を好み、童子たちと遊び
奇人変人呼ばわりされていた姫君・・・

堤中納言物語は作者不詳だけれど、
当時の慣習や慣例にさからい、自然体で生きることを選んだ
女をヒロインにしている「虫愛ずる姫君」は
社会風刺でもあり、ジェンダーにも反応しているので
すごくおもしろい。

作者は女性? と考えるとなおいっそう、
物語はひろがりを感じさせてくれます。

宮崎駿の「風の谷のナウシカ」や「もののけ姫」は
この物語をもとにつくりだされたのだとか・・・

さて、誤作動問題で福井県知事から、
検出器の総点検をもとめられた「もんじゅ」の
10月の運転再開は、きっと無理でしょうね。

http://mytown.asahi.com/fukui/news.php?k_id=19000000804050001

http://mainichi.jp/area/fukui/news/20080405ddlk18040688000c.html

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukui/news/20080404-OYT8T01030.htm

文殊菩薩は知恵をつかさどり、獅子の背に乗っています。
「もんじゅ」は人類の英知によって、暴れるプルトニュウムを
支配できるという考えで命名されたときいています。

これは、何年前なのかもう覚えていないぐらい前に、
「もんじゅ」を見学したとき、担当者のかたが話してくれました。
これを聞いたとき、なんておごった考え方だろうと
憤りを感じたわたしです。

最先端の技術を研究・開発している方にとっては、
それ相当の自信とプライド、信念を持って取り組むことが
大切なのはいうまでもありませんが、
謙虚であることも忘れてはいけないはずです。

日本原子力研究開発機構には、世界の最先端を
走っているんだという、プライドがわたしたちの目には
おごりと映る・・・
しかも、機構の人たちには、それがまったく理解できないという
そこが問題だと思います。

「もんじゅ」は動かさないでほしい。
わたしは、「もんじゅ」に命をゆだねたくないのです。
コメント
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