最近、斎藤美奈子さんにぞっこんのわたしである。
岩波新書で「文庫解説ワンダーランド」を読み、
あまりのおもしろさに、はまってしまったのである。
2日前には、「名作うしろ読み」を読み終えたばかりである。
手元には未読の
「学校が教えないほんとうの政治の話」と
「名作うしろ読みプレミアム」もある。
自分自身で「活字中毒」などと言いながら、
古今東西の132冊の名作中、
40冊ほどしか読み終えていないのである。
作者名と本の題名とおおよその内容は知っているけれど、
最後まで読み通せていない本の多いことに唖然とした。
しかも、しかもである。
ラスト一文で覚えていたのは、数冊という体たらく・・・
わたしの「活字中毒」なんてぇのは、戯言だったと
わからせてくれた本が「名作うしろ読み」なのだ。
でも、この本のおかげでもう一度、
読み返そうという名作や、ぜひ読んでみたいという
名作に出会えたのは、収穫!
さて、話は変わるがフランスは、マクロン氏を大統領に選んだ。
3月の終わり、フランスに行ったころは
まだ4番手だったマクロン氏である。
マクロン氏は、原発推進派だと聞いている。
やはり、フランスも脱原発の道は、厳しい現実だ。
そのフランスで知り合った反原発運動の方の中に
ドミニック・パルメさんという女性がいる。
集会では、わたしの日本語の通訳もしていただいた。
お話を伺うまで
パルメさんが、日本文学の翻訳家として有名な方だと
いうことも知らなかった。
遠藤周作「沈黙」の翻訳もされているという。
学生のころ、「沈黙」を、途中で放り出してしまった
苦い過去をもつわたしの、次の名作挑戦は
「沈黙」に決定したのである。