今朝は、昨夜のC級1組順位戦で藤井聡七段が高橋道雄九段を破って4連勝を飾ったニュースが流れていますが、これよりももっとビッグなニュースは、王将戦二次予選を勝ち抜いて、王将戦の挑戦者決定リーグへの出場権を藤井七段が獲得したこと。
このことがどれだけ凄いかというと、王将位への挑戦者を決めるリーグというのは、名人位で言えばA級順位戦のことであり、王将戦のA級棋士になったのと同じことなのです。しかも、この予選勝ち抜きの最後の相手は、谷川17世永世名人ですし、リーグ戦で当たるメンバーも、今決まっているメンツだけでも、豊島名人・王位、広瀬竜王、久保前王将、糸谷元竜王で、あと二人のメンバーも、羽生永世七冠か郷田九段、佐藤天彦前名人か三浦九段なので、タイトル経験者ばかり。
豊島名人による天下統一の闘いが繰り広げられるさなか、いよいよ藤井七段のタイトル奪取への道が始まりました。この秋も、将棋界から目を離せません。