金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【GⅠ回顧】 菊花賞・富士ステークス

2020-10-26 07:02:48 | 競馬

 まずは土曜日の富士ステークス素質馬のヴァンドギャルドが待望の重賞初制覇。展開に恵まれた感はありますが、2歳時から期待されていた素質がようやく開花、本番に向けて最高のスタートが切れました。2着のラウダシオンも、横綱相撲の堂々の押し切りを狙って2着に敗れましたが、地力を付けていることを証明、マイルCSに向けて万全の状態を示しました。まぁ、勝った福永騎手に後光が射していたので、日曜日の前夜祭という感じに見えたのは、私だけだったでしょうか?

 

 そして、菊花賞。いや~、凄いレースでした。想像していたコントレイルの独壇場ではありませんでした。2着のアリストテレスは正真正銘のステイヤーで、それを信じ切ったルメール騎手の完璧なマーク騎乗によって、コントレイルは道中リラックスした走りが出来ず、土壇場まで追い詰められましたが、それでも、そのプレッシャーを跳ねのけて、最後の叩き合いを勝ち切ったのですから、もうシビレました。とにかく、史上初の親子による無敗の三冠達成が実現いたしました。コントレイルと福永騎手、そして矢作芳人調教師に、まずはおめでとうと申し上げたいと思います。

 ただし、問題はこのあと。次は初の古馬との闘いになりますし、牝馬三冠のデアリングタクトもおります。ディープの真正な後継者を名乗るためには、簡単に負ける訳にはいきません。あのディープでさえも、最初の古馬対戦では、ルメール騎乗のハーツクライに敗れました次のレースをJCにするのか、来年の春にするのかは、慎重に考えても良さそうです。

 まずは、ゆっくり放牧へ出してあげて下さい。


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【2歳戦回顧】 10月24日~25日

2020-10-26 06:51:30 | 競馬

 まずは土曜日の京都2R芝1600mを差し切ったマクフィ産駒ヴィジュネル新種牡馬マクフィはダートだけでなく芝でも結果が出ています。初年度の芝の代表産駒になりそう。東京2R芝1600mを勝ったワールドエース産駒トーホウボルツようやく馬体が絞れて本格化。次も楽しみ。東京3R芝1400mを内埒から差し切ったキズナ産駒ファインルージュ折り合いがつき、仕掛けてからの反応も良いので、マイルも大丈夫京都4Rダート1800mを勝ったアメリカンファラオ産駒ロシアンサモワール好タイムで競り合いを制しました。牝馬のアメリカンファラオ産駒、やはりダート路線が楽しみ。こうなると、日本のダート路線も、短距離・長距離、牡馬・牝馬路線をきちんと整備し直す必要がありますね。京都5R芝1200m新馬を逃げ切ったオーヴァーアナライズ産駒スーパーウーパー卓越したスピードで圧勝、芝もダートもどちらでも短距離路線で活躍しそう。東京5R芝2000m新馬を勝ったハーツクライ産駒グラディアス。レシステンシアの半弟で、好位置から押し切り楽勝。大物感あり、次は重賞挑戦。

 東京9R芝1800mアイビーステークスを勝ったエピファネイアとマリアライトの子、オーソクレース。着差は僅かでしたが、強い勝ち方。今年の牡馬路線のトップ争いに名乗りを上げました。距離も、馬場も、条件を問わず、強いと思います。

 日曜日は、まず京都2R芝1400mを後団待機から堂々と差し切ったキズナ産駒スーパーホープ牡馬マイル路線で活躍が期待できます。京都4R芝1600m新馬を勝ったディープインパクト産駒サナティオ。18頭立てで馬込みも気にせず、横綱相撲で押し切りました。馬体は小さいが、根性ありで楽しみ。京都5R芝1800m新馬を勝ったディープインパクト産駒シャフリヤール伝説の新馬戦をしっかり勝ち切りました。2着のハーツクライ産駒ヴィヴァンもかなり強いので、この両馬は2歳牡馬路線に名乗りを上げたと思います。覚えておきましょう。

 東京5R芝1400m1勝クラスを勝ったアメリカンファラオ産駒リフレイム。後方からの鮮やかな差し切りでデビューから2連勝。2歳牝馬マイル路線のトップ争いに加わりました。京都8Rダート1400mなでしこ賞を勝ったヘニーヒューズ産駒ゼンノアンジュ1分23秒3のレコードで快勝。ダート短距離路線のトップの1頭となりました。


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