我が家の三軒隣の家で飼われていたシャム猫のりゅう君。
うちのもなか姫とは、ほぼ同い年だと思いますから、2011年前後に生まれたオスのシャム猫で、極めて温厚で人懐っこい性格でありました。その家の方針で、外を出歩くのも自由だったので、よく我が家の庭にも入ってきて、うちの嫁さんが軒先で待っていると、近づいてきて指を嘗めてくれたりしていました。
ピンぼけの写真しかなくて申し訳ないのですが、これが「りゅう君」の写真。この1枚しか残っていません。
りゅう君は、生まれつき左目が見えなかったほか、何かの持病があったようで、ときどき、長い期間お家から出てこない時期がありました。それも判った上で三軒隣の家では、りゅう君を引き取って大事に育てていたようです。もともと猫が大好きなご家族だったので、なるべく自由に、そして大切に育てられた様子が伺えます。
りゅう君は、2015年頃から外では会わなくなり、三軒隣の家の2階の窓から外を見ている姿だけが確認できました。そのうち、その姿も見えなくなって今に至っています。おそらくは、コロナ禍前の時期に亡くなったのだと思います。
そのりゅう君が亡くなる前に、2階の窓からよく眺めていたのが、近くの小さな公園に立っている1本の「けやき」。
この「けやき」のお話は明日にいたしましょう。(続く)