「終活」の一環として、「お墓」を建立したことは以前、このblogでもご紹介いたしましたが、本日は「自宅の敷地内に『離れ』を増築する」プロジェクトを進めていることと、併せて「住宅建築費の直近の高騰」についてお話いたします。
ワタクシの持病である「間質性肺炎」の5年生存率は38%。昨年9月に正式に診断されてから、すでに8カ月が経過しております。このままでは、多額の相続税を国にぶんどられるのが明らかなため、まずは「お墓の建立」、そして「自宅の敷地内に『離れ』を増築」することで、相続税対策をしておこうという算段。
まずは「お墓の建立」で総額550万円ほど使いましたが、このお墓の建立代というのは、死ぬ直前に建立したとしても相続時に相続財産としてカウントされません。相続非課税のシロモノなのであります。
そして「自宅の敷地内に『離れ』を増築」すると、この建物の評価額は、同居している家族に相続される限りは、8割減額=2割評価となります。死ぬ直前にバタバタと増築したとしても、建築費用の大部分は相続非課税にすることが可能であります。
という訳で、『離れの増築』にこれから取り掛かろうとしております。
早速、今の自宅を1990年に建てた時に、設計から建築をお願いした「Mホーム」の坪単価(2×4建築)を調べてみました。当時は確か、坪単価55万円とそこそこの高級価格帯だったのですが、2022年度の平均坪単価はなんと90万円程度に値上がりしていました。まぁそれでも、32年で1.6倍ですから、こんなもんかなぁと思いきや、驚いたのはこれから。
たまたま我が家の横の敷地に、兄の娘(すなわちワタクシの姪)の一家が注文住宅を建てるということで、3つ4つの注文住宅メイカーから見積書を出させたのですが、この坪単価が120万円~140万円という水準に。もちろん、かなり贅沢な造りにする予定らしいので単純比較はできないのですが、2022年から比較してもう1.4倍以上に爆謄しているとの由。
ここ2年間で、人件費と資材費などが爆謄しているのが原因とのこと。そしてこの値段は、今後数年「上がることはあっても下がる可能性はまずない」と説明を受けているらしい。
自分の場合は、総面積20坪ちょっとの『離れの増築』ですから、この価格上昇の影響は軽微と言えます。かつ、もともと相続税を少しでも減らすことを企図しているため、建築費の値上がりはそれほど気にはなりませんが、これから住宅を造ろうという若い方々にとっては死活問題になります。
タワーマンション価格の高騰だけでなく、戸建て住宅についても、人件費・資材費の上昇の影響が猛烈に顕在化しているということ。こればかりは、地方に行けば安くなるという訳にはいかないので、全国的に国民の不満は溜まる傾向になっていると思います。
このあたりも、先般の補欠選挙結果には影響しているよなぁ、実際・・