もなか姫が膵臓癌ではなくて、「膵嚢胞」であると判ってから2週間が経過しました。
ちなみに「膵嚢胞」とは、『膵臓の内部や周囲にできる様々な大きさの液体の溜まり』のことで、これが悪性の腫瘍を引き起こす悪性のモノもあれば、特に悪さをしない良性のモノもあって、それを確認するにはお腹を切ってみるしかないとのこと。なお、中の液体を採取して精密検査はしてもらいましたが、その結果はシロ。でも、この手の検査は100%ではないらしい。
という訳で、ワタクシと嫁さんは、もなか姫が13歳と高齢であることも踏まえて、外科手術はしないと選択。このあとは、もなか姫がなるべく平穏に穏やかに過ごしていけるよう、いわゆる終末医療方式を施していこうと決めました。
ところで、この「膵嚢胞」ですが、この2週間の経過観察の結果、「1週間周期で膨張と収縮を繰り返す」ことが判りました。
膨張がピークに達すると、膵嚢胞が近くの臓器を圧迫するらしく、もなか姫も違和感を覚えるのか、ジッと動かなくなります。また胃袋に入っていた食物を全て吐き出してしまいます。胃が圧迫されるのでしょう。ただ、丸1日くらい経過すると、膵嚢胞が破裂するのか、あるいは液体部分が身体に吸収されるのか、収縮期に入っていきます。そうすると体調が復活して、また普段通りに食事は出来ますし、活動も活発になっていきます。
これが丁度、1週間周期で繰り返されるのです。
嫁さんとワタクシは、この膨張のピーク時が近づくと、もなか姫の1回の食事の量を少なくするとともに、一定のインターバルを空けるように工夫を始めました。「お腹が空いた!」と騒がれてはしまいますが、いっぺんに量を食べると、膨張した膵嚢胞に圧迫されてしまい、かえって気持ちが悪くなったり、吐いたりしますから、ここはもなか姫にガマンしてもらうことに。
この工夫を注意深くやっていけば、1週間周期の膨張と収縮についても、ストレスなく越すことができることが判りましたので、当面はもなか姫も安寧に過ごすことが出来ると思います。