
じっくり納得いくまで絵に取り組む姿勢を見習いたくなる伊藤さん。
今回は季節感を感じる夏らしいモチーフを選び、画面の隅々まで気を配って制作されました。
伊藤さんの絵を何枚か拝見する中で、同系色のモチーフなのに豊富な色幅、暖かな色彩に惚れぼれしつつ、パースや形に対しても職人のように鋭く理性的な目線を感じる不思議な感覚を味わっていました。
なんとも言い表し難いこの感覚・・・最近ふと気づいたのですが、伊藤さんはすごく中性的な目線を持たれていると思います。
よく女性は色彩、男性は形やパースに対しての感覚が優れていると言います。
形にこだわりを持ちきっちり仕事をこなす男らしさと、女性らしい柔らかな色調で絵をまとめるバランスの良さは伊藤さんの最大の魅力だと思います。
アトリエの皆さんも、色に目が行きやすいは構図や形を、形に目が行きやすい方は色をいつもの倍くらい気にかけて描いてみるとレベルアップできるかも?!自分で言っておきながらなかなか難しいことだな・・・と思いますが、ぜひ意識してみてください♪
赤尾