モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

夏もおわりですね・・・

2010-08-28 00:37:00 | スタッフ講師
St330302檀 「砂浜に落ちていそうなもの」 鉛筆

チノです。夏も終わりのはずなのに、、、相変わらず残暑が厳しいですね。
そして、このウィンドウ(もしくは8月分のブログ)の子どもの作品率の多いことに改めてビックリしてしまったのでした。

そんななか今日は大人クラスの作品をご紹介したいと思います。何だかこの時期にぴったりの、哀愁漂う、過ぎ去った日々を思わせるようなデッサンです。いつもは幻想的な水彩画を描かれている檀さんですが、展覧会に出品する作品が一区切りつき、久々のデッサンとなりました。(一昨年もそうでしたが、展覧会の作品を境に、違う画材にチャレンジされたり、原点回帰のデッサンに戻る方が多い気がしますね!)
砂時計の上の部分の支柱が欠けているのがおわかりでしょうか?長い年月が過ぎゆき、朽ち果てたような演出も、物語性のある作品を描かれる檀さんならではの演出だなと感じました。最近、好きな作家の1人である有元利夫(1946-1985)さんの展覧会を見て再認識したのですが、「欠けていることで、欠けている前よりもより存在感が強調される」ということがあるように思います。それはそのモノが辿った時間の経過までも画面に表現されているような、そんな気がするからかもしれません。

以下檀さんのコメントです。
「左奥のサンゴの形が複雑で大変でした。貝は細かい形をしていますが、描いている時、一番楽しかった部分です。」

この繊細な形の貝の名は「フィッシュボーン」・・・かと今まで思っていたのですが、どうやら日本では「ホネ貝」と呼ばれているようです。う~ん、いまいちな響き・・・。

難易度は高いですが、細かいものを描くのが好きな方、是非チャレンジしてみてはいかかでしょうか?


実はこの記事、書き終わって、貝殻の名前が正しかったかどうかgoogleでチェックしていたらフリーズしてしまい、最初から書き直しました・・・。過ぎ去った時間のむなしさを感じてしまった夜更け・・・よよよ。

コメント
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