「すごい空 見せます!劇的気象ミュージアム」&「ビューティフル・アルプスーグランド・ジョラスー」)&「メンタルヘルスと死生観 ~ スピリチュアリティをめぐって考える」

2023年01月28日 20時35分00秒 | 自然

 今日はほとんどお天気は良かったのですが、風が強く、小雪が少し舞いました。

それでも、太陽の日差しが入ると暖かくて、日中はストーブ無しでも過ごせる時間帯もありました。

 

 

 

 今朝の果物

母と10時半過ぎ位まで食事をしたりお茶を飲みながらTVを観ました。

最初に見始めたのはBSの「ビューティフル・アルプスーグランド・ジョラスー」

美しい~と思いつつ、4Kで同じことをしているかもと思いチャンネルを変えると「すごい空 見せます!劇的気象ミュージアム」をしていました。

いきなりのサンピラー

こちらはライトピラー

 

虹って動くのですね。

知りませんでした。

虹ってやっぱり美しくて幸せな気持ちになります

ブロッケン現象

飛行機に乗る時に太陽と反対側に座れば、意外に簡単に見ることが出来るそうです。

 

これは月と金星

そして、オーロラ。

やっぱり美しい~

 

死ぬまでに是非、もう一度見たいです

バゲットリストにちゃんと入っています。

私は晴れ女なので、友人が私と一緒に行くことに期待しています

 

宇宙ステーションから見たオーロラ

 

これはハリケーンだそうです。

飛行機のコックピットから見える入道雲と稲光

 

そして、パイロットの方が最も感動すると言われていた夜明け。

 

この中間の色合いが美しいそうで、地球が丸いということがよくわかると言われていました。

この番組が終わったので、又、BSに戻り「ビューティフル・アルプスーグランド・ジョラスー」の続きを観ました。

 

 

 

左の山は多分、モンブラン。

モンブランは飛行機の中から見たことがあります。

とっても小さかった。

 

向こうの山の頂上に人がいるのかと思いましたら、マリア像だそうです。

ちょうどここで朝日新聞の方が来られたので、多分、写したであろうマリア像を観ることが出来ませんでした

 

こういうところをトレッキングしたい。

あとはネパールも。

 

このガイドさんは一番目の山小屋のオーナーさん。

 

山小屋、2つ目。

右側の方の名前が付いているそうです。

 

 

 

ボナッティさんがいつも泊まられたのは意外やこのお部屋。

 

本当に美しい景色

 

土曜日の朝は「旅サラダ」を観たりしますが、今日はその時間はありませんでした。

その後、母がベッドに入りました。

私は大急ぎでお買い物へ。

水曜日に行きますが、やはり足りなくなります。

いつも行くスーパーの店長さんが今日もにこやかに立ち止まられて「こんにちは、○○さん。いつもありがとうございます」とか何か言われました。

ちゃんと名前を憶えていらっしゃるのには驚きますが、多分、年に5回、果物を孫に送るのでその時に何度もお世話になりますのでそれでかなと思います。

笑顔はさわやかな気持ちになりますね。

帰りに教会(リサイクルの新聞その他を持って行くことも兼ねて)へ寄りました。

 

 

そして、帰宅。

母は眠っていました。

2回目の洗濯機はまだ終わっていませんでした。

 

 

 

 

窓を閉める為に2階に上がると彩雲が見られました。

 

極彩色で撮ろうと思っているうちに消えてしまいました

 

 午後から、放送大学 オンライン講演会がありました。

テーマは「メンタルヘルスと死生観 ~ スピリチュアリティをめぐって考える」

私の好きなタイトルです

スライドを写真に撮りました。

スライドに沿って自分の覚えの為にも講演の内容を書いてみます。

アップする予定ではありませんでしたので、撮り方がちょっと雑です

 学んでいるカウンセリングでもよく出て来るメメントモリMemento mori(ラテン語)「死を忘れるな」と言う言葉から始まりました。

 

マザーテレサの言葉として有名になった「愛の反対は無関心」の多分、原型です。

エリ・ヴィーゼル(Elie Wiesel, 1928-2016)

The opposite of love is not hate, it’s indifference.
The opposite of beauty is not ugliness, it’s indifference.
The opposite of faith is not heresy, it’s indifference.
And the opposite of life is not death, but indifference between life and death.

愛の反対は憎しみではない。無関心だ。
美の反対は醜さではない。無関心だ。
信仰の反対は異端ではない。無関心だ。
生の反対は死ではない。生と死への無関心だ。

死生観と言う言葉についていつどこから来たのか。

2006年にはまだ大辞林もなかったそうですが、日露戦争の直前に出てきている言葉なので、多分、武士道ではないかとのことでした。

 

 

でも、その後、この死生観は迷走。

ちなみに欧米にはこの言葉に適する訳語がないそうですが、アジアの国、特に韓国・中国にはあるそうです。

ただし、死生観ではなく、生死観だとのこと。

これは私の考えですが、日本には死を美化したり、美徳とする面がありますので「死」が先なのかなと。

スライドにもありますが、西行の歌【願わくは花の下にて春死なんその如月の望月の頃】や【武士道は死ぬことと見つけたり】等いろいろあります。

 

日本はその後、敗戦や高度成長期を経験し「忌まわしい時代への反動から死をタブー化」

その「死」が再び取り上げられたきっかけは上智大学の教授でもあり、イエズス会の神父でもいらしたドイツ人のアルフォンソ・デーケン氏。

その後、それはホスピスへと繋がっていきます。

 

アルフォンソ・デーケン氏の講演会に行ったことがありますが、ユーモアのある方で「何もでーけん」なんて言われていました。

  

セカンドライフは私のブログのタイトルに使っていますが、その前のブログでは「トータルヘルス」を使っていました。

この時は仕事をしていましたので。

でも、セカンドライフではなく、サードライフとアルフォンソ・デーケン氏は言われたようです。

なるほど。

そして、今、これは私も知りませんでしたが、キリスト教ではなく、仏教を中心に「デスカフェ(death cafe)という活動が始まったようです。

これはスイスのBernard Crettaz氏が1999年に奥さんが亡くなったことをきっかけに、死について語り合う場を思いついたことから始まったようです。
その後、イギリスのJon Underwoodがdeathcafe.comを立ち上げて現在、世界70カ国以上に広まっているようです。

この方は仏教徒で、2017年、44歳で白血病で亡くなったようです。

 

“That's different for everyone, so talking about death, for me at least, is the ultimate prioritization exercise.”.

人それぞれだけど、彼にとっては究極の優先順位付けの練習ということでしょうか。

 

 

今日の講師の先生は精神科医であり、放送大学の教授の方のようで、石丸 昌彦とおっしゃる方でした。

ご自身はクリスチャンだと言われていました。

子供の頃の死の体験から、教会での集まりでの子供の死生観についてもお話もありました。

 

仕事上、慣れ親しんできたこのWHOの健康の定義。

最初はspiritualという言葉がありませんでした。

 

この言葉はイスラム教からの影響があったようですが、アメリカで暮らされていた時、お子さんの幼稚園で4つの面での成長と言う中に、やはりspiritualという言葉があったそうです。

 

日本語に訳せないこのspiritualとはなんぞやで悩まれたようですが、私もホスピスで経験があります。

この「霊的」と訳された言葉をこの言葉に馴染のない日本人が理解出来るのだろうかと。

当時イギリスからいらした2人の方に伺ったことがありましたが、言葉では馴染みはなくても日本人は確かに理解していると言われていました。

今でこそよく使われるスピリチュアルと言う言葉。

当時は本当に珍しかったです。

 

霊的、魂レベルでの痛みは当然、緩和ケアだけのものはありませんが、当時はホスピスだけで扱われていたと思います。

O.ヘンリーの「最後の一葉」のお話も出ました。

 

2人の患者さんのケース

ケースAは水道管のお仕事に生きがいを感じて社会復帰された方。

ケースBは家庭にも居場所がなく、生きている意味がわからず自殺しようとされたケース。

 

とても1時間少々で語りつくせる問題ではなく、先生も焦っておられましたが、スピリチュアルの問題はメンタルヘルスの土台となるということでしょうか。

 

短い質問コーナーでは安楽死や死刑についての質問も。

 

 

最後、私も知りたかった先生が時間がなくて飛ばされたフランクルのスライドが他の方のリクエストでアップされました。

「夜と霧」より

「強制収容所に入れられた人間は、その外見だけなく、内面生活も未熟な段階に引きずり下ろされたが、ほんの一握りではあるにせよ、内面的に深まる人びともいた。もともと精神的な生活を営んでいた感受性の強い人々が、その感じやすさと裏腹に、収容所という困難な外的状況に苦しみながらも、精神にそれほどダメージを受けないことがままあったのだ。そうした人びとには、おぞましい世界から遠ざかり、精神の自由な国、豊かな内面へと立ち戻る道が開けていた。繊細な被収容者の方が、粗野な人びとよりも収容所生活によく耐えたという逆説は、ここからしか説明できない。」

 

最後に先生はこの本を読むように勧められて講演を終わられました。

 中学か高校時代に確か読んだか読みかけたか、そして、今も新しくなったこの本を何度か読みかけて、友人やどこかのドクターにも勧められているのに(ホスピスのドクターだったかな)なかなか読めていません。

読みたい本があまりに多くてなかなか先に進みませんが、是非、今度こそ最後までこの「夜と霧」を読もうと心に決めました。

 

 

 

 

 

 

★致知一日一言 【今日の言葉】

 

子供たちに「一生の宝」を贈りませんか?

 

子どもたちに
自分の一生の宝となる
日本語力を身につけ、
知性を身につけてもらう。
これこそ私たちが
次の世代にできる最高の贈り物

━━━━━━━━━━
齋藤孝(明治大学文学部教授)
『齋藤孝の小学国語教科書
     全学年・決定版』より
━━━━━━━━━━

昨年に発売された
『齋藤孝の小学国語教科書
 全学年・決定版』は、

子供たちに
一生の宝となる日本語力を身につけ、
知性を身につけてもらう。
それこそが次の世代にできる
最高の贈り物である――。

そんな信念のもと、
齋藤孝先生が渾身の思いを
込めて作った理想の
小学国語教科書です。

手に取られた方は
その分厚さに驚かれ、
子供には難しいのではと
感じられるかもしれません。

しかし子供が難しく感じないように
という大人の一方的な配慮で
作られた学校の教科書からは、
古典などの硬い読み物が減り、
子供の国語力も
どんどん低下して
しまっているのが現状です。

一方、
「国語力を向上させる
最も効果的な学習は
名文に親しむこと」
という方針に沿い
本書に収録したのは、

夏目漱石や芥川龍之介、
シェイクスピアなど文豪の名作、

『源氏物語』『徒然草』などの古典、
宮沢賢治や金子みすゞの詩歌、

坂本龍馬が姉に綴った手紙、
松任谷由実、米津玄師などの歌詞まで約130作品。

すべての漢字に読み仮名を振り、
語彙力や漢字力を鍛えるとともに、
設問や丁寧なポイント解説を加えることで、
読解力や考える力が身につく内容になっています。

約550頁もある教科書を
小学校6年間で読み切ったという体験は
その後の人生を歩んでいく
支えともなることでしょう。


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6 コメント

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ブロッケン (ジュリア)
2023-01-29 05:32:15
ピエリナさん おはようございます

こんな番組があったんですね!
わあ~ 観たかったな~
NHKプラスとかで見逃し配信やってないかしら 
ちょっと調べてみます

ブロッケンは何回か見ました
山の頂上では 条件さえ合えば見えるんですよ
北アルプスの白馬岳だったかな
他に人があまりいなくて
自分の影が映った時には大感激でした
手を振ると ブロッケンの中でも手を振り替えしてくれましたっけ・・

スイスのアルプストレッキングするのが夢の一つです
宝くじが当たったら行きます!
(一生行けない? 笑)
返信する
Unknown (1948219suisen)
2023-01-29 06:04:04
こんな番組が放送されたのなら、私も見たかったです。

最近はテレビを見ることが少ないから番組のチェックをすることもなくなりました。

最初の方の虹を始めとした空の写真に圧倒されました。これらの現象は神そのものだとも思いました。ピエリナさんは聖女であられるから、神様がこういう空を見せてくださるのでしょうね。
返信する
死生観&いろいろ (真庭の魔女)
2023-01-29 19:21:01
ピエリナさん💖💛💙💚💑
今日ピエリナさんにお伝えしたいこと色々🥰
ご自宅の薔薇本当に美しくてピエリナさんのように健気ですね
「ビューティフル・アルプスーグランド・ジョラスー」私も観ようと思っていたのに
短歌の添削に夢中になっていて見逃しました。
今思えば、大学時代の親友にアルプスのトレッキング誘われた時行っておけばよかった
と思います💦
そして最後に、死生観のお話ですが、ヴィクトール・フランクルの「夜と霧」です。(精神科医だったフランクルは、冷静な視点で収容所での出来事を ...)
私も読みました。人は以下に生きるべきか、とても考えさせられた内容でした。
もう一度、そこのところ再確認したくて読みたいと思います。

そして最後の最後にピエリナさんとお母様に祝福を💖💛💙💚💑
返信する
ジュリアさんへ (ピエリナ)
2023-01-29 19:21:28
こんばんは、ジュリアさん(^^)/

私もこの番組を偶然、見つけて釘付けになりました~。

山の上でもブロッケン現象、見えるのですね。
すごいですねぇ~
私も体験してみたいです。
まず山登りの訓練から始めなくては

アルプス、行きたいですね。
夢は叶いますよ、きっと

ジュリアさん、コメントありがとうございました。
返信する
水仙さんへ (ピエリナ)
2023-01-29 19:55:08
こんばんは、水仙さん(^^)/

私も新聞で番組をチェックすることもなくなりました。
TVもあまり観なくなりましたが、BSは時折観ます。その時に他の番組のCMを観て「これ、観よう」と思ったりする程度です。

今回は本当にたまたま、BSのアルプスがあまりにも綺麗でしたので、4Kでもしているかなと思ってチャンネルを変えたらこれをしていて、釘付けになりました。
空が大好きですから~。
サンピラー、見たことがあります。

昨日の彩雲は最初見つけた時とても色鮮やかで、慌ててカメラを取りに行っている間に薄くなってしまいました。

聖女だなんてとんでもないです。
毎日、改悛の日々です。

水仙さん、コメントをありがとうございました。
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真庭の魔女さんへ (ピエリナ)
2023-01-29 20:08:20
こんばんは、魔女姉さま(^^)/

アルプスに行かれるチャンスがおありだったのですね。
やはり、その時に行かないと次はなかなかチャンスがなくなりますね。
『チャンスの神様は前髪しかない』のですね。
私も今後はもう先が見えてきましたし、チャンスがあったら何事でもしようと思っています。

流石に精神科医のフランクルですが、精神科医が皆同じように冷静に判断分析出来るかというと、やはり死生観がしっかり確立されていないと難しい気がしますね。
フランクルは特定の宗教に立つことについては明言していないようですが、人間の根源的な宗教性は深く尊重した精神科医でいらしたようです。
だからこそでいらしたのでしょう。

母と私への祝福とお祈り、いつもありがとうございます。
又、いつも難しいことへのコメントもありがとうございます
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