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作品展に参加して 9MC2018 & みんウィー2

ようこそ 趣味人( シュミット )のブログへ!
あなたのご訪問を、お待ちしていました!


展示させて頂いた拙作をオカモチに詰め込んでしまい、近くでセカセカと会場の片付けに勤しむコバンちゃんの嫁ちゃんに

「アザーしたっ!また、来年よろすく!」

と最後の挨拶を交わしていると、ナイスタイミングでコバンちゃんも登場!
お約束のがっちりハグで暫しの別れを惜しんだ。



会場の書店が入るビルを出ると、アーケードに通じるホコ天は寒々しい宵闇に包まれていた。
会場から遠いのに、そこにしか停めないバカのいっちょ覚えで市営地下駐車場まで、アーケード街を歩く。クールダウンするには、うってつけの距離。
追い抜く人、すれ違う人。田舎者からすれば賑やかしい人の流れは苦手。





昨年に続き忙しい中にご来場いただいた、メカトロウィーゴのデザイナー小林和史さん。
遠くは関東圏から足を運んでくれたモデラーや、九州一円からぞくぞく集まったモデラーの皆さん。
それを取りまとめる、カトウコバン氏を核としたスタッフの面々。

みんな頑張っている!!

復興にはお金も必要だが、肥後熊本に直接来て元気を与えていただく。
ありがとうの一言では言い尽くせない。

御託を並べているヒマがあったら、一枚でも作品展の画像をアップしろよ!とお叱りを受ける覚悟で、もう少し言わせて頂きたいことがある。


……………

作品展1日目の終了後、懇親会が開かれ私も参加させて頂いた。

運良く著名モデラーの横に座していたので、盃のお流れ頂戴に、入れ替わり立ち替わり顔を赤らめたモデラーがポツポツと集まってくる。

宴もたけなわ、放出キットの交換会で盛り上がり、アルコールメーターも満タンに近づくにつれ、日頃の思いが口を突いて出だす。

「スケールモデルは敷居が高くてねー」

あるモデラーから出た一言に、そこかしこから異口同音で発せられる。

中には子供と一緒に飛行機の模型展示会に見学に行き、散々うんちくを聞かされ、子供はもう行きたくないと言ったと言う。

スケールモデルのクラブに入会し、色々教わろうと思っていたが、老獪のモデラーの会話の内容がレベルが高すぎて、これじゃついていけないと諦めたとか。

また、模型メーカーのバンダイがテレビ番組で取り上げられる事をスケールモデラーに教えてあげたら、
「オレ、ガン●ムなんか作らんから観なくていい」と、一笑に付したという。



初心者に足らないものは、知識と技術。加えて探究心。

ベテランに足らないものは、自慢を抑え込む自制心と、初心者への配慮。加えて他ジャンルへの寛容さ。


もう何十年と携わってきているので、私もベテランの域に達しているだろう。
今回は耳に痛い事も皆さんが語ってくれた。
多分単一ジャンルのクラブ内では聞けない意見だろう。9MCにはジャンルの垣根がない事で、胸襟を開いて語り合い、本当に嬉しかった。

今、フェイスブックから若者たちがどんどん離れているそうだ。何故か!?
年配者の利用頻度が上がり、暇に任せた自慢ネタをこれ見よがしに公開し、繋がりたくなくても目上の知り合いの情報が飛び込んで来るのにウンザリだとか。

知識豊富な事に任せベラベラしゃべり倒し、若者たちに聞かせてやってるという思い上がった態度が、当人は若者たちと交流ができたと思っているだろうが、ウザいだけの老害と気づかないものか。
自分の若い頃を思い出して欲しい。何かにつけて口を挟んでくる年寄りがそばに居なかったか!?

めんどくさいと思わなかったか?!

その立場に今、あなたがいる事を!

交流?が終わる頃、ベテランに向けられる言葉。

「ありがとうございました。(あなたの知識が豊富な事はわかりましたー。話の内容は、一言一句残りませんでしたー。やっと終わって開放される嬉しさから出た “ありがとう”の言葉を使っただけですー。長々と講釈を垂れて頂いたことへの感謝の気持ちはこれっぽっちもありませんので、悪しからずー!)」

現実はこういう事なんです。



昔々聞いた事で、現在はどういうシステムになっているのか定かではないが、ある模型クラブに入会する条件として、完成品を一作持参する事をうたっていたところがあったという。

新参者のレベルを見定めるのと、入会の本気度が高いかを探る為にであったんだろう。

クラブに入会して一気に上手くなるような、そんな甘いものではない。そこは認めよう。

野球に例えるなら、道具はバットとグローブは揃えたが、上手く使いこなせていないので、教えてもらおうと草野球チームに入ってみた。

ところが、昔プロに籍を置いていた者がぞろぞろいて、レベルが高い。異常に高い!ついていけるんだろうか?
いきなり場外弾を打ってみろと命じられ、バットを振れどもカスリもしない。
それじゃあノックしてやるから内野の守備につけと三塁側に立たされ、顔の横数センチの距離に唸りをあげて飛んでくるボールに腰を抜かす。

初心者に対して、こんな態度をとっていないだろうか!?

伸びていくであろう新芽は摘む事なく、水をやり肥しを与え育てていくものではないだろうか。
それが寛容な心であり、教育という事ではなかろうか。
先ずは、褒める。模型を作ってきた事を褒めてあげる。ケチを付ければ山ほどあろうが、次のステージに引き上げる為に、ひとつだけアドバイスしてあげようと。

初心者は認められた事で、また次の作品にとりかかる意欲が湧いてくるだろう。

けなされたら一貫の終わり。他のジャンルに走るか、模型から離れていってしまうか。

こんな大人げない事を繰り返しているなら、クラブは当代限りで消滅。遺作展のオンパレード。

………………



9MCは二歳。スタッフは色々頑張って気を使って、大変な思いをしている。
模型の楽しみかたの切り口を変えて、モデラーがまた参加したいと思わせる雰囲気作りに躍起になって取り組んでいる。有り難い!





だから

負けんばい熊本!

がんばろうモデラー諸君!


カブリモノスキー氏が、早くも作品展の画像をアップしています。検索してみて下さい。

拙ブログでも、後日改めてアップします。

長々と御託を並べ、自分自身が老害丸出ししてしまい、その点ご海容の程を。

では ごきげんようm(_ _)m

愛あるあなたの、ピンポンダッシュ
↓決めてちょ〜↓

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