翼がある物ならバットウィングから手羽先まで。脚がある物ならロボットからチャンネーまで。ストライクゾーンは無限大。
趣味人(シュミット)のプラジェクトX
SA誌 勝手に増刊号 2
ようこそ !
趣味人(シュミット)の
プラジェクトX(ばってん)へ!
2020年、2021年と開催を見送らざるを得なかった熊本トムキャッツの航空機模型作品展が、満を辞して開催されました。
NHK熊本放送局の綿密な取材を基に報道されたニュースを見て、多数の航空機マニアや一般の見学者が、コロナ禍の中においても会館側の調べにより開館以来1番の来場者数を数えたとの事でした。
展示室への入場制限までは行わなかったものの、お昼時を除き常に満員の状態でした。
作品展の様子や個別の作品は後日ブログアップさせて頂きますが、先ずを持って無事開催されました事、ご報告致します。
プラジェクトX(ばって〜ん♡)
前回の拙ブログでは、一番手の込んだドクターリベットの使用例をアップして、これを見た読者の皆さまは「こりゃあ大変だ!」と感じられたかとお察し致します。
超絶技巧をご披露した後のお口直しに、ちょっと頑張ったらやれるかなぁのレベルに戻したものをご覧いただきます。
その前に、ドクターリベットで再現できるリベットをご覧下さい。
リベットがはっきり見えるよう、黒マステの粘着面に打ったものです。
一粒一粒は極小で訴求力はありませんが、連続して打ったものは表現力の高いものに変わり、外板に打たれた凸リベットに応用できます。
SA誌での使用方法は飛行機外板に打たれた凸リベット再現に特化したニッチな専用工具として紹介して頂きましたが、エアモデル専門誌として誌面の都合上、他のジャンルへの応用記事は蛇足となるので割愛してありましたが、いやいやその秘めた能力は他にもまだまだあります。
[灯火類の反射板の打ち抜き]
レベル1/72 B-24リベレーターの編隊灯に使った例です。
アルミ蒸着テープをドクターリベットで切り出したものを、クリアパーツを接着する位置にあらかじめ貼って、光線の反射量を増幅させた例です。
[フィギュアの黒目への応用]
[天空の城ラピュタ]に登場するシータの目の部分をあらかじめ白で塗装し、黒色デカールを小径のドクターリベットで虹彩を打ち抜き、再度瞳の大きさに合ったドクターリベットで打ち抜いて貼っている例です。
瞳をくっきり塗り分けるのは慣れが必要ですが、デカールを切り出して貼るだけなので、技術的に難しいものではありません。
この作例はアニメからの立体物なので瞳のサイズは0.9mmサイズを切り出せるSW-009を使っていますが、フギア〜(お約束の言えてねー)の縮尺に合わせ、人間の瞳のサイズは約12mmを目安に使い分けたら良いでしょう。
[カーモデルにも☆]
タミヤ 1/20 HONDA RA272
リベットを打ちたいパーツが白色のプラスチックだったので、タミヤ製0.1プラペーパーをクレオスの有色接着剤で染めて、リベットの視認性を高めたものです。
プラジェクトX(ばって〜ん♡)
ちょっとステップアップしてみましょう。
[計器盤への応用]
キネティック 1/48 EA-6Bプラウラーの
計器盤、サイドコンソールのスイッチ類を大小の径のドクターリベットで再現した例です。
ガチャガチャしたよう見えますが、デカール 貼りと同じように1パネルたびに仕上げていくと良いようです。
逆にドクターリベットで打ち始めると、のそスムーズに出来る作業に止まらなくなる事、請け合いです!
[ジェット機に凸リベット?!?]
音速以上または音速に近い亜音速で飛び回る現用機には、空気抵抗を軽減する為、外板に凸リベットは打たれていませんが、速度に関係ない機体内部や脚庫扉内側は凸リベットが多用されています。
拙ブログで過去にも画像を拝借させて頂きました[K氏]の緻密な工作をご覧頂きます。
バックナンバーの何処かにK氏とは誰か!?判りますのでご参考まで。
機体下面のましてや脚庫扉内側ですからしっかり見える所ではありませんが、全体的な完成度を高めるにあたって、外せないところだと思います。
主脚庫 扉
ウクライナ
に平和を♡
(上の画像2枠がウクライナ国旗色です)
機体付属ラダー
グローブベーン
主脚庫 扉
3分割された主脚庫 扉
ここまで1/48 タミヤ F-14A
モノグラム 1/48 AV-8A
コクピット内のディテールアップ
モノグラム 1/48 AV-8A
モノグラム 1/48 AV-8A
機体後方 耐熱パネル付近
[艦船模型にも!]
閉塞舷窓の再現にドクターリベットSW-009が応用できます。
また、艦蕎だけのキットをドクターリベットを使ってディテールアップされている動画が、YouTubeにアップされています。
プラジェクトX(ばって〜ん♡)
ちょっと詰め込み過ぎましたが、SA誌の誌面でお伝え出来なかったものを集めてみました。
SA誌で活躍中のキックの鬼マナティさん、MA誌ではイムハタさん、ホビコムで最優秀賞を受賞されたHARUKA1755さん他、多数プロモデラーの手に渡ったドクターリベットが、ディテールアップのツールとして既に当たり前のように使われています。
約20年前、ドクターリベットの試作は出来たものの好機を持てず時は流れ、現在のような市場への流通手段が確立した2017年に[シュミットワークス]を立ち上げました。
[ドクターリベット]を通じて、世界中のモデラーの豊かなモデルライフにお役に立てる喜び、凸リベット再現ツールの自称一番手として、模型界に一石を投じる事が出来た事は生涯の宝です。
どうぞこれからも末永く宜しくお願い致します。
長々と最後までお付き合いくださいまして、ありがとうございました。
m(_ _)m
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