14日の午後から「ティダの会」と「辺野古有志の会」が、辺野古新基地建設の撤回を求めて沖縄県知事への申し入れと社民党県連、民主党県連への要請行動を行った。
辺野古への新基地建設を撤回し、普天間基地の早期返還を実現するために、県外・国外移設を主張するよう県知事に求めた申し入れは、県庁6階の会議室で行われた。最初に「」ティダの会」の山城共同代表が申し入れ文書を読み上げ、対応した平良宗秀基地防災統括監に手渡した。その後、話し合いに入ったのだが、辺野古ではV字型滑走路で海の上を飛ぶから危険性は軽減される、といういかにもお役所然とした平良統括監の答弁に怒りが噴出した。
申し入れに参加した名護市辺野古区や宜野座村松田区の住民から、現在でも米軍ヘリが住宅地上空で訓練を行っている実態や、実弾射撃演習、廃弾処理の騒音被害の状況が語られた。辺野古区や松田区はすでにキャンプ・シュワブ基地やキャンプ・ハンセン基地で行われる演習で日常的に被害を受けている。そこに新たに新基地が建設されて普天間の部隊が移ってくればどうなるか。これまで以上に生活環境が破壊され、危険性が増すのは火を見るより明らかではないか。
仲井真知事のいう普天間の「危険性の除去」を平良統括監も口にしていたが、「除去」とは取り除いて無くすることだ。しかし、実際には「危険性」は無くなるのではなく、辺野古に移し替えられるにすぎない。「普天間で危険なものは辺野古でも危険」という辺野古区・松田区の住民の切実な声に、建て前の言葉を並べて平然としている県の役人の姿を見ていると、いつものことながら怒りと不快感が込み上げてならない。県庁御殿で仕事をしている稲嶺県政の役人たちには、日々基地被害に苦しみ、辺野古への新基地建設に振りまわされてきた住民のことを思いやる感性もないのだろうか。
仲井真県当局への怒りが収まらないまま、県議会棟に移動し、社民党県連と民主党県連への要請行動を行った。各県連への要請は県議会議員の皆さんに対応していただいた。社民党では新里米吉県議と仲宗根悟県議が対応した。山城共同代表が要請文を読み上げ、新里県議(県連書記長)に手渡した。その後、約30分話し合いを持ち、辺野古の皆さんから沖縄戦の体験や、新基地を絶対に造らせてはならない、という思いが語られた。
引き続き、民主党県連への要請行動を行った。民主党では新垣安弘県議、山内末子県議、上里直司県議が対応した。同じく山城共同代表が要請文を読み上げ、新垣県議に手渡した。民主党県連としては普天間基地の「県外移設」をぶれないで主張していくとのことだった。辺野古の皆さんの切々とした訴えに耳を傾けていた3名の議員をはじめ、民主党県連には辺野古に新基地を造らせないという意志と行動を貫いてもらいたい。
「ティダの会」「辺野古有志の会」には70代、80代の皆さんもいる。そういう皆さんが辺野古から那覇に出てきて、県庁や県議会棟を杖をついて歩いて回り、申し入れや要請行動を行っている。戦争のための基地をこれ以上辺野古に造らせたくないという思いで、13年も行動を続けていることを多くの人に知ってほしい。
鳩山首相にこの住民の思いと行動を受け止めようという気持ちがあるだろうか。
辺野古への新基地建設を撤回し、普天間基地の早期返還を実現するために、県外・国外移設を主張するよう県知事に求めた申し入れは、県庁6階の会議室で行われた。最初に「」ティダの会」の山城共同代表が申し入れ文書を読み上げ、対応した平良宗秀基地防災統括監に手渡した。その後、話し合いに入ったのだが、辺野古ではV字型滑走路で海の上を飛ぶから危険性は軽減される、といういかにもお役所然とした平良統括監の答弁に怒りが噴出した。
申し入れに参加した名護市辺野古区や宜野座村松田区の住民から、現在でも米軍ヘリが住宅地上空で訓練を行っている実態や、実弾射撃演習、廃弾処理の騒音被害の状況が語られた。辺野古区や松田区はすでにキャンプ・シュワブ基地やキャンプ・ハンセン基地で行われる演習で日常的に被害を受けている。そこに新たに新基地が建設されて普天間の部隊が移ってくればどうなるか。これまで以上に生活環境が破壊され、危険性が増すのは火を見るより明らかではないか。
仲井真知事のいう普天間の「危険性の除去」を平良統括監も口にしていたが、「除去」とは取り除いて無くすることだ。しかし、実際には「危険性」は無くなるのではなく、辺野古に移し替えられるにすぎない。「普天間で危険なものは辺野古でも危険」という辺野古区・松田区の住民の切実な声に、建て前の言葉を並べて平然としている県の役人の姿を見ていると、いつものことながら怒りと不快感が込み上げてならない。県庁御殿で仕事をしている稲嶺県政の役人たちには、日々基地被害に苦しみ、辺野古への新基地建設に振りまわされてきた住民のことを思いやる感性もないのだろうか。
仲井真県当局への怒りが収まらないまま、県議会棟に移動し、社民党県連と民主党県連への要請行動を行った。各県連への要請は県議会議員の皆さんに対応していただいた。社民党では新里米吉県議と仲宗根悟県議が対応した。山城共同代表が要請文を読み上げ、新里県議(県連書記長)に手渡した。その後、約30分話し合いを持ち、辺野古の皆さんから沖縄戦の体験や、新基地を絶対に造らせてはならない、という思いが語られた。
引き続き、民主党県連への要請行動を行った。民主党では新垣安弘県議、山内末子県議、上里直司県議が対応した。同じく山城共同代表が要請文を読み上げ、新垣県議に手渡した。民主党県連としては普天間基地の「県外移設」をぶれないで主張していくとのことだった。辺野古の皆さんの切々とした訴えに耳を傾けていた3名の議員をはじめ、民主党県連には辺野古に新基地を造らせないという意志と行動を貫いてもらいたい。
「ティダの会」「辺野古有志の会」には70代、80代の皆さんもいる。そういう皆さんが辺野古から那覇に出てきて、県庁や県議会棟を杖をついて歩いて回り、申し入れや要請行動を行っている。戦争のための基地をこれ以上辺野古に造らせたくないという思いで、13年も行動を続けていることを多くの人に知ってほしい。
鳩山首相にこの住民の思いと行動を受け止めようという気持ちがあるだろうか。