泡瀬干潟を埋め立て開発する東部開発事業への公金支出差し止めを求めた裁判の二審判決が15日に出た。今回も原告が勝訴し、河邉義典裁判長は〈調査費および人件費を除く一切の公金支出を差し止めた〉(沖縄タイムス09年10月15日付号外電子版)。
テレビのニュースは15日も埋め立て作業が行われていたことを報じていたが、仲井真知事や東門沖縄市長はこの判決を謙虚に受け止めて、即刻工事を止めるべきだし、上告して問題を長引かせるべきではない。
大規模に自然を破壊し、かつ経済的合理性も欠いた大型公共工事を、一部業者の利益のために強行する時代は、もう終わりにしなければならない。累積する国や地方自治体の財政赤字を、いったい誰が負担するというのか。後の世代に財政危機と荒廃した自然を押しつけていいのか。日本復帰前の沖縄の自然の美しさを知っている世代なら、この37年間でどれだけそれが失われたかも分かるはずだ。
泡瀬といい、辺野古といい、沖縄島東海岸に残された豊かな自然を、私たちは後の世代に残していかなければならない。沖縄が大きな変わり目にある今、仲井真知事も東門市長もそれをプラスの方向に促進することが、自治体のリーダーとしての役割であるはずだ。
テレビのニュースは15日も埋め立て作業が行われていたことを報じていたが、仲井真知事や東門沖縄市長はこの判決を謙虚に受け止めて、即刻工事を止めるべきだし、上告して問題を長引かせるべきではない。
大規模に自然を破壊し、かつ経済的合理性も欠いた大型公共工事を、一部業者の利益のために強行する時代は、もう終わりにしなければならない。累積する国や地方自治体の財政赤字を、いったい誰が負担するというのか。後の世代に財政危機と荒廃した自然を押しつけていいのか。日本復帰前の沖縄の自然の美しさを知っている世代なら、この37年間でどれだけそれが失われたかも分かるはずだ。
泡瀬といい、辺野古といい、沖縄島東海岸に残された豊かな自然を、私たちは後の世代に残していかなければならない。沖縄が大きな変わり目にある今、仲井真知事も東門市長もそれをプラスの方向に促進することが、自治体のリーダーとしての役割であるはずだ。