7日(金)は午前11時54分頃、名護市辺野古の新工事用ゲート前に行き、この日2回目の資材搬入に対する抗議行動に参加した。
市民15人がゲート前に集まり、座り込みやプラカードを掲げて、辺野古新基地建設反対を訴えた。
この回は台湾から3人の女性も座り込みに参加していた。
新工事用ゲートは危険なカーブの場所に造られているので注意が必要だ。
以前に使用していたゲートは、米軍の建物の間を通って工事車両が移動していた。そのために米軍に配慮し、こんなカーブの場所に新工事用ゲートを移している。
日本政府・沖縄防衛局がやることはすべてそうだ。米軍を優先し、市民を危険な状態に置く。骨の髄まで属国意識がしみ込んでいる。
生コンのミキサー車に続いて砂利や砂など生コンプラントの材料、N1・N2護岸建設用の石材、空のダンプトラック、仮置き用の土砂などが運び込まれた。
フロントガラスの内側に黄色い番号を掲示しているダンプトラックは、美謝川切り替えの工事現場から土砂を運んでいる。
工事車両がゲート前に来たのが午前11時55分頃。すべての市民が強制排除されて午後12時20分頃から搬入が始まり、同43分頃までかかった。
機動隊による規制が解除されたあと、ゲート前をデモ行進し、シュプレヒコールを行って2回目の抗議行動を終えた。
午後1時31分頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。
ダンプトラックが行き交い、大浦湾の埋め立てに使用される土砂の仮置きが続けられていた。
5隻目のサンドコンパクションパイル船(SCP船)が、大浦湾に入ろうとしているところだった。
前のタグーボートは後ろ向きになって曳航していた。
午後1時50分頃、瀬嵩の森から大浦湾の様子を見た。
大浦湾内に入ったばかりのSCP船が、タグボートに曳航されて湾内を移動していた。
これで湾内には5隻のSCP船が巨大な姿を並べることになった。
裏を返せば、それだけ大浦湾の軟弱地盤が広く深く、大掛かりな工事を要することを示している。
どうしてわざわざこんな場所を選んだのか?本当に軟弱地盤の問題を知らなかったのか?
工期が延びれば伸びるほど、米軍は普天間基地を使用できて喜び、ゼネコンは金が儲かって喜ぶ。
米の値段が上がった、ガソリンが値上がりした、と嘆く前に、市民は自分たちが払った血税が、米軍基地建設のためにどれだけ浪費されているか直視すべきだ。
陸地に近い2隻のSCP船は砂杭の打設作業を行っている。
横付けされたクレーン付台船から灰色の砂が移され、ベルトコンベヤーで運ばれているのが確認できた。
カヌチャの沖合に停泊しているSCP船の横にクレーン付台船とバージ船が並んでいる。
この場所でケーシングパイプを取り付けているようだ。
次にSCP船が砂杭の打設作業をする準備なのか、汚濁防止膜の設置作業が行われていた。
A護岸では鋼管矢板の打ち込み作業が行われていた。
海上ヤードの建設場所では、砕石の投下が行われていた。
ガット船・清明が大浦湾を出ていくところだった。
もう1隻のガット船・國喜18が積み替えを終えて残っていたが、このあと大浦湾を出ている。
K8護岸では4隻のランプウェイ台船が接岸していて、うち3隻が仮置き用土砂の陸揚げを行っていた。
今日は沖縄も冷え込んだ。
沖縄で昔から伝わるバラが、ゲート前のテント近くで咲き誇っていた。