3日(月)は大浦湾にガット船が入らず、海上での作業も行われていなかったとのことだったので不思議に思っていた。
県内メディアの報道によれば、1日(土)に大浦湾で作業員が骨折する事故が発生し、安全対策を確認するために3日は作業が中止になったようだ。
1月20日にも作業員が骨折する事故が発生し、2週間の間に2件の骨折事故が発生している。
他にも作業船から油が流出する事故が2件発生しており、辺野古新基地建設現場で事故が多発している。
現在、大浦湾ではサンドコンパクション船やデッキバージ、クレーン付台船、ランプウェイ台船、トレミー船、ガット船、砂採取・運搬船、タグボートなど数十隻の作業船がひしめいている。
他にもフロートなどを整備する作業和船や民間の警備船、海保のゴムボートが走り回っており、臨時制限水域内は船舶の過密状態が日常化している。
これからさらに作業船が増え、大幅に遅れている工事を挽回するために無理をすれば、さらに大きな事故が発生しかねない。
安和の琉球セメント桟橋出口で死亡事故が発生したのも、沖縄防衛局が埋め立て用土砂の搬入を加速するため、ダンプトラックを2台連続して出すという無理な手法を現場に敷いたことが最大の理由だ。
軍事利権に群がるゼネコンや政治家、官僚らを儲けさせるために私たちの血税が浪費されている。その上で作業員に犠牲を強い、貴重な沖縄の自然を破壊し続けている。
誤った道を進み続ければ、その先に待っているのは破局だ。危ないと思えば、立ち止まり、引き返す勇気を持たないといけない。