智を開く

本当の「生きる力」を求めて…

20年度入試 開智の「保護者面接」

2008-05-19 09:05:35 | 2008年度(平成20年度)小学校受験
「保護者面接」は「受験生面接」「自己発信」と同じ日に行われます。
約10分、理事長1人が面接をしてくださいます。
「保護者面接」は、家庭の「教育観」を知るためのもので、合否にはほとんど影響しない。
…と、理事長ご本人がおっしゃっています。
もちろん、「すごーい」保護者がいたら、自己発信と同じで、それだけで合格者を出す可能性はありますが、それもやはり入試で「ボーダーライン」を超えていることが前提。
…ともおっしゃっていました。
「すごーい」保護者って…
ちょっと、よくわかりませんけど

さて、昨年の「保護者面接」
わが家の場合…
まず、主人は仕事の都合で面接には出席できませんでした。
でも、開智は、両親がそろっていなくても全く問題ありません。

9時20分、面接室に案内されました。
理事長はお1人で長机の中央にお座りになっていました。
手には面接シート、そして、確か机の上の左には「願書」、右には当日持参した「受験生面接資料」が置いてありました。
・願書のウラ「ご家庭の教育方針や志願者のアピール」という欄
・「受験生面接資料」の「開智の教育に関するご意見をお書きください」という欄
保護者が部屋に入る前、それらの資料にざっと目を通されているのでしょう。

私の場合、質問は5つでした。
①「お子様の受験番号とお名前を教えて下さい」
②「開智小を選ばれた動機は何ですか?」
③「お子様の子育てにおいて、重視されていることは何ですか?」
④「最近お子様が成長したな…と実感したことを教えて下さい」
⑤「最後に、お子様の長所を思いっきりPRして下さい」     

①について、もちろん、私は答えられたので、面接シートに「○」をつけていらっしゃいました
でもお父さんで、普段手続き関係をお母さんに任せっぱなしにしている方は意外に答えられなかったりするかもしれないので注意してくださいね

②~⑤は定番の質問ですから、事前準備をしっかりしていたので大丈夫でした。
④は一瞬考えましたが、直前に行われた「運動会」のエピソードをお話しました。

こうして面接が無事終了
ご挨拶して待合室に戻り、時計を見たら9時30分ぴったりでした


「保護者面接」の事前準備ポイント
「家庭の教育方針・しつけ」「志望動機」「学校に期待すること」「子どもの長所・短所」「どんな大人になって欲しいか」の5点については、必ずポイントをまとめておく
それそれの項目はダラダラと長くならないように。できれば「3つずつ」くらいに「箇条書き」にしておく。
「具体例」を入れると説得力が増すので、「エピソード」をそれぞれ考えておく

誰でも、緊張はします。
「失敗しちゃいけない」と思えば思うほど余計緊張しますね。
だから…
上手にやろう、なんて、決して思ってはいけません
「失敗してもOK!」
「保護者面接で落ちることはなーい!」
あと、面接する方も大変なんです
一日に何十人も面接するんですから…
こっちが考えているほどそんなに真剣に聞いてなーい!
…ことはないとは思いますが、それくらいに思っておいたほうが気持ちがラク-になりますよ
(理事長先生、ごめんなさい

ゆったり構えて、でも準備は万全に
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20年度入試 開智の「受験生面接(口頭試問)」

2008-05-16 09:09:05 | 2008年度(平成20年度)小学校受験
開智の「受験生面接」は、「事前面接」という形で、入試の前に個別に行われます。
校長先生自らが、何らかの題材を使い受験生と1対1で10分程度「口頭試問」します。
それによって、受験生の「コミュニケーション能力」を見るテストです。

過去には、次のような題材や試問がありました。

・あなたなら「飲み物」「ケーキ」「フルーツ」をどの順番で食べますか?
この類題としては、
・「チョコレートケーキ」「イチゴ」「オレンジジュース」
・「バナナ」「ジュース」「ハンバーグ」「ご飯」「プリン」
というようなのもあります。

他には
・「海」と「動物園」あなたならどっちに行きたいですか?
 その時、何を持っていきますか?
・お父さん、お母さんと何をして遊びますか?
・自分はどんな性格で、何が得意ですか?
とか…
・「ウサギ」「ニンジン」「地球」「星」のカードでお話を作ってください。
…というようなのもありました。

…要するに、こういう質問に対してモジモジせずに、しっかり自分の意見が言えるかどうか、なんですね
恥ずかしがったり、黙りこくったりはもちろんのこと、答えはちゃんと言えるのにその「理由」がきちんと説明できなかったり…
そういうことだと、やはりダメなんです

それは、そうでしょう。
だって、そんなカンジだと、入学してから本人が困るんですから

「コミュニケーション」とは言葉の「キャッチボール」
相手の質問に対して的を外さずに答えたり、質問の意図を汲んで反応したり、逆に疑問があれば返したり…
そういう「人間」と「人間」の普通のコミュニケーションがしっかりできないと、学校生活はもちろん、社会に出てからも大変なのですから。

開智という学校は、「自分」に自信を持ち、「自分」というものをきちんと表現できる子どもを求めています。
そのことは、「自己発信」というユニークな入試があることや、入学式における「抱負発表」からも容易に見て取れます。


入学式では、式次第に「入学生の言葉」というものがあります。
新1年生全員が、上級生のお兄さん、お姉さんのエスコートで1人ずつ壇上に上がり、これからの小学校生活について「抱負」を発表するのです
これは毎年恒例で、HPにもその様子が出ていました

今年も新1年生88名が1人ずつ壇上に上がり、マイクに向かいました
会場には、プライマリー全員の児童、新入生の保護者、先生方、ご来賓の方々など、たくさんの人たちがいましたが、新1年生はだれ一人として尻込みすることなく立派に発表できました
親はハラハラ、ドキドキものでしたけど…

「小学生になったら、勉強も運動もがんばりたいです
うちの娘も堂々と言えました。
ちょっと、うるうるしたりして

1人1分として、88名もいたら1時間半もかかる計算だけど
と、心配していましたが…
全員が簡潔に一言ずつ発表したのと、左右から交互に壇上に上がるため交替のタイムロスがなかったなど、段取りが良かったので、実際は1時間もかかりませんでした

それよりも「理事長祝辞」の方が長かったと思うのは、私だけ~

っと、と、とにかく…
開智という学校は、入ってからも子どもたちに「話し合う」場面をたくさん作っている学校です。
だから、自分の考えや意見をしっかり言える子どもでなければいけないのです。


さて、そこで、20年度の「口頭試問」ですが…
娘の話では、こうです。

・面接官=校長先生(まるまる星人)の前に公園のジオラマ(ミニチュア)が置いてある。
・道具入れに公園の遊具(ブランコ、シーソー、滑り台、砂場、ベンチなど)が入っている。


「おはようございます!校長先生、お願いします!」
まるまる星人
「はい、おはようございます。どうぞおかけください」

「はい」
まるまる星人
「お名前を教えて下さい」

「○○○○です!」
まるまる星人
「これからここにある公園の模型を使って、自分の遊びたい公園を作ってください」

「はい」
(作っている間に、どうしてこれをここに置いたのですか?とか聞かれたとか…)
まるまる星人
「へー、すごい公園ですね」

「はい」
まるまる星人
「もしこの公園が本当にあったら、誰と遊びたいですか?」

「家族の中で、12歳のお兄ちゃんと遊びたいです!」
まるまる星人
「ほー、それはどうしてですか?」

「いつも一緒に公園で遊んでいるからです!」

…そんなカンジだったそうです。
またまた図解してくれました。
←まるまるせいじん
って


「ハロウィンパーティ」「クリスマス会」「お楽しみ会」など、私の教室で時々イベントを行います。
その時、恒例となっているのが「自己発信プレゼン」
歌でも一発芸でも手品でも何でもいいので、1人1つずつ前に出て何かをプレゼンテーションするのです。

言い出したからには、私たち親子ももちろんやります
「目覚めよ、フランチェーン!」とか
ピンクレディーの「UFO」とか
「ヒゲダンス」(なつかし~~~)とか

子どもたちも
「そんなのカンケーねぇ」とか
「ちっちきちー」とか
新聞紙芸とかするんです

初めての子はやはり固まってしまったりしますが、そのうちだんだん慣れてきて、発表するのが快感()になってきます

…緊張するプレゼンも、そんな具合に「楽しむ」ことが大切だと私は思うのです
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20年度入試 開智の「自己発信」

2008-05-14 07:44:18 | 2008年度(平成20年度)小学校受験
開智には、「自己発信」という入試科目があります。
子どもがやりたいことを自己申告して、入試当日、約10分間以内で面接官に披露するものです。

これは、必須ではなく、希望者のみが行います。
つまり、やりたくなければやらなくても良いわけです。
だからと言って合否判定で不利になることはありません。

では、やったら有利になるか…と言うと…
ネイティブ並みに英語がしゃべれるとか、コンクールで優勝したことがあるほどのバイオリンの腕前とか…
いわゆる「すんごーーーい」レベルのものであれば「自己発信」で合格することもあるそうです
が、それも、他の6科目でボーダーラインを超えていることが条件です。

「昨年は音楽関係で合格者が3名いたのですが、うち1名はボーダーライン以下だったため結局不合格になりました…」
これは、昨年の入試説明会でのお話です。


そうすると…
「自己発信」をやるかやらないか…
これは、迷うところです

「うちの子は人様に自慢できるような、す・ん・ご・い・才能は持ち合わせていないし、だからと言ってやらなくても、本当に不利にならないのかしら?」
…って、思っちゃいますよ、やっぱり。

…でも、うちは開智を受験しようと思ったときから「自己発信」をやる、と決めていました。
別に「す・ん・ご・い・」芸でもないし、それで合格しようなんてこれっぽっちも思っていませんでした、もちろん。

社会人になると…
「明日さぁ、社長プレゼンするんだよー、緊張するなー」
…なんて会話が飛び交ったりします。
私も何度も経験してますが、それこそ、す・ん・ご・い・プレッシャーですよね。
でも、それを避けては通れない場面はたくさんあるし、人間、そこをがんばって乗り越えていかなければならないんです


「子どもが、自分の自信のあることや得意なことを、子ども自身が楽しんでプレゼンテーションする」
…それが開智の「自己発信」。

もちろん、「楽しく」と言っても、本番ではプレッシャーはあるし、緊張してボロボロになることがあるかもしれません。
でも、「チャレンジ」するという行為自体、素晴らしいものなのです。
私は、そう思います。
失敗するかもしれないけれどがんばってやってみる
TRY,TRY
その「チャレンジ精神」こそ、開智が求めているものではないかと、私は思うのです。

ごめんなさい、また、弁論大会みたいになってしまいました


さて、本番。
娘の「自己発信」は「鉄棒」でした。
詳細は4月4日のブログにも少し書いてありますが…

事前面接(口頭試問)が終わった娘は、外履きに履き替えてプライマリー校舎へ移動。
面接官は、校長先生とは違う先生です。
途中、校舎と校舎の間にある道路を渡るとき、大きな「しゃくとりむし」みたいな虫が道を横切っていたのを娘が目ざとく見つけたのだとか…
で、そこで娘が「あっ、ヘンな虫だ」か何だか言ったらしく、しばらく先生と虫を観察しながらお話をしていたそうです。

その後、校庭の隅にある鉄棒に到着。
いよいよ「鉄棒プレゼン」の始まりです。

「ブタの丸焼き」→「こうもり」→「逆上がり」→「前回り」までは順調、順調
ところが、次の「スカート前回り連続5回技」で大変なことが

服の上からすっぽりかぶっていた「ビブス」(ゼッケンのでっかいヤツ)
それが鉄棒にグルグルに巻きついてしまったのだそうです

…で、先生が外そうとしたのですが、なかなか外れなかったのですね。
困った先生を見て、すかさず娘…

「先生このまま反対に回ったら取れると思います

…かくして、からまったビブスは鉄棒から外れ、無事「鉄棒プレゼン」は終了したのでした
ちゃん、ちゃん

どうりで、「自己発信」から帰ってくるのが遅かったわけです
面接官の先生にも、お手数をおかけしました

「スカート前回り」「スカート後回り」というのは、滑りを良くして何回もグルグル回れるように、わざとスカートを鉄棒に巻きつけてやるものです。
いつも公園や幼稚園でやっているときは「ビブス」なんかつけてないので、「ビブス」がからまるなんて想定外でした。

いやー、人生、そんなことも、ありますよ。
だいじょうぶ、だいじょうぶ


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20年度入試 開智の「運動」

2008-05-13 07:44:17 | 2008年度(平成20年度)小学校受験
実は、開智で「運動」のテストが導入されたのは、19年度入試つまり2006年秋からなので、昨年は2年目の実施だったのです。

ここでは、個人プレーのみが評価の対象で、「走る」「歩く」「跳ぶ」「投げる」などの基本動作を通じて個人の運動能力を見られます。

試験時間は15分です。

初年度は次のようなテストでした。
①その場でドリブル10回

②ボールを手に持ってジグザグ走り

③かごにボールを入れて、もとの位置に戻る

この一連の動きが「スムーズにすばやく」できるかを問われました。
「ドリブル10回」以外は指示を守っていれば楽勝ですね
でも、ボールを10回連続してドリブルするのは、結構難しかったと思います

「運動」の評価ポイント(観点)は…
①敏捷性(すばやさ)
②一連のスムーズな動き
③体のコントロール、バランス感覚
以上に加えて
④「ルール」(指示)を守ること
⑤最後まであきらめず積極的にがんばる姿勢・意欲

たとえ、下手でも途中で失敗しても決して投げ出さず、最後までがんばりぬくこと
これは、大人にとっても大切なことですね。

今、ふと思い出したのですが…
「はじめてのおつかい」ってテレビ番組がありますよね。
私、あの番組が大好きなんです
小さな子どもたちがおつかいの初体験をするヤツです。
毎回、号泣です

お買物に一人で行く勇気が出なかったり…
途中で道に迷ったり…
品物を間違えたり…
荷物が重くて泣き出したり…

でも、みんなちっちゃいのに、最後までがんばり抜くんです
その姿に感動
うるうる
その「がんばり」が大切なのです。

さて、話を戻しまして…

20年度の「運動」は…

①縄跳び10回

②マットで前転1回

③アザラシ歩き(手だけを使って歩く)

④ボールを足の間にはさみ、ぴょんぴょんうさぎ跳びをしてカゴのところまで行く

⑤カゴにボールを入れてゴール

難しくなってます。
おそらく早い子と遅い子の「タイム」には相当開きがあったと思います。

娘…
順番が、確か13人中11番目だったので、お友だち全員のプレーをずーっと見ていたため、早くやりたくてしょうがなかったそうです。
それで気持ちがはやっていたのでしょうか。
うさぎ跳びの時に2回ボールを落としてしまったようです
普段、遊んでいるときなら難なくできる動作も、テストとなるとなかなかスムーズにできないものですね。

ちょっと、本人
「くやしいです
って、カンジでした


「運動」テストは、早い話、その子が「いかに遊びなれてきたか」を見ているんですね。
個人的には特別な訓練など必要ない、と思っています。

オリンピックの体操選手じゃないんだから…
遊びの中で普通の年長さんが普通にできることしか要求されないのですから…
それに、たとえうまくできなくても、「やる気」「挑戦意欲」を見てくれるんだから…

スポーツクラブや運動教室も良いけれど…
晴れたお休みの日は、とにかく子どもと公園に行って遊びましょう
季節の変化を肌に感じながら…
親も子どもと一緒に良い汗かいて

この歳で、息切らして走ってるおばさんもいるんです
…って、ホントは結構楽しんでたり


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20年度入試 開智の「作業」

2008-05-12 11:39:45 | 2008年度(平成20年度)小学校受験
写真は、娘が年中さんの冬に制作した紙芝居「さるかに合戦」です
エンピツで下書きして、水彩絵の具を使って塗っています。
絵も文も全部自分で考えて描いた、全14ページの大作です。

絵筆や絵の具を使ったのは初めて
もちろん、いわゆる「上手な」絵ではありません。
でも、いいんです
自由に、のびのびと自分の頭にあるイメージを表現しているから

開智の「作業」は、手先の器用さ=巧緻性を見るテスではありますが、そんな子どもたちの自由でのびのびとした発想を大切にしてくれます。 
試験時間は15分。
その制限時間内で、課題制作をします。

過去には次のような問題が出題されました。
・「ひょうたん」のような形を使って絵を描く
・好きな点を結んで三角や四角などを描き、その形を使って絵を描く
・金、銀、緑、茶、ピンクなどの色紙を手でちぎってスティックのりではり、生きものを描く
・毛糸でヒモ絵を描く
・色紙をハサミで切って、海や山のものを描く
・粘土で好きな生きものを作る

過去の傾向では何かを使っての「創造画」が多いですね。

制作途中の様子も観察していて、ハサミやのりの使い方、お片づけの仕方などをチェックする小学校もありますが、開智は「過程」よりも、基本的にその「作品」自体を評価するということです。

…で、20年度は次のような問題でした。
机の上に、セロハンテープ、6色のモール、4色の毛糸、ハサミ、画用紙が置いてあります。
「モールと毛糸を使って、画用紙に海の生きものの絵を作ってください」

娘は、作った絵を再現して説明してくれました。

黄色の毛糸で砂浜
水色のモールを使った空に、青い毛糸の雲二つ
赤いモールのぐるぐる太陽
海にはピンクの毛糸で作ったクジラ
…そして、赤い毛糸の「カ・二」

出たぁ、得意のカニがぁ~~~
まさか本番で「さるかに合戦」が活きるとは…

でも、娘が言うには…
「時間は足りなくなかったけど、モールと毛糸が足りなかった
もっと作りたかったみたいです


開智の「作業」
評価のポイントは次の4点
・制限時間内に集中して取り組む
制限時間はめいっぱい使いましょう!早くできたからといってボーっとしないように…
・見通しを持って作業する
見通しがあれば制作途中でもOKです
・創造力を働かせながら、創意工夫する
自由な発想でのびのびと
・丁寧に制作する

制作で大切なことは、決して「否定」しないことです
どんな作品でも、良いところを無理矢理でも見つけてほめてあげましょう
そして、そのあとに「ここをこうすると、もっともっと良くなるよ」とアドバイスしてあげましょう。


ところで、話は変わりますが…
ついに、21年度開智の入試日程がホームページ上に正式に発表されましたね

6月7日(土)には第3回の学校説明会がありますので、このブログを読んで開智にご興味を持たれた方はぜひいらっしゃってみてはいかがでしょうか?

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20年度入試 開智の「行動観察」

2008-05-10 10:05:30 | 2008年度(平成20年度)小学校受験
「行動観察」は、問題解決能力(指示理解力、積極性、発想力)や集団行動における個人のかかわり具合(協調性、調整能力)を見るテストです。

最近では多くの小学校入試において実施されています。
「行動観察」を実施しない学校の方が珍しいくらいです。

「小1プロブレム」という言葉を聞くようになって久しくなります。
子どもたちが先生の話を聞かず、それぞれが自分勝手な発言や行動をして授業が成り立たないのでは、せっかくの素晴らしい理念や教育方針も実践する以前の問題となってしまいます。
だから、学校側も、それなりに訓練されてペーパー対策バッチリなのに社会性に欠けるお子さまばかりでは困るのでしょう。

でも、だからと言ってしつけの行き届いた「お行儀」の良い子どもたちばかりを求めているか…と言うと、開智に関しては、私は違うと感じています。
「お返事」や「ご挨拶」が大人に言われなくてもハキハキとしっかり言える子ども…
(もちろん、これは必要なことですよ)
「こういうときはこうするのよ」と教えられたことを忠実に守れる子ども…
(こうすることが大事な場面も、もちろんあります)
「右向け、右!」と言えば、日が暮れるまで右を向いている子ども…
(ちょっと大げさすぎ

…じゃあ、ないんです


そうじゃなくて…
子ども自身が、自ら気づき、考え、学び、発信し、他と関わっていく。
…そんな子どもだと思うんです、開智が求めているのは

最低限の学力ラインを満たしていれば、あとはそんな子どもの「伸びシロ」=「未来の可能性」のようなものを発見して伸ばしてあげようというのが開智の「行動観察」の趣旨だと私は思っています。

さて、その「行動観察」。
どのように行われるかと言うと…
8~13人のグループを、さらに4~5人の小集団に分けます。
これくらいの人数なら、1人ひとりをちゃんと観察することができます。
そして、その小集団に対してある課題が与えられます。
その問題解決の過程で、それぞれの受験生が他とのかかわりの中でどんな言動をとるかを見られます。

過去には、次のような課題が出ています。
・積み木、ままごと、ボールで自由遊び
・積み木、ブロック、ペットボトル、石、ミニカー、ビー玉で自由遊び
・正方形の大きな布を協力してたたむ
・(いろんな形の)カンやペットボトルを高く積み上げる
・大きな模造紙で紙ヒコーキを折る
・ペットボトルを使って、ハートの形を作る

「紙ヒコーキ」の時は、それぞれの子どもが自分の紙ヒコーキの折り方を主張して、大混乱というか、とても興味深かったと、昨年の入試説明会でお話がありました。
そして、20年度は「自分らしさ」をテーマにする、ということでした。

…というわけで、20年度第1回目入試の課題は…
娘の話によると…
「大きなブロックを使い、皆でお家を作りましょう。大人が中を見えないようなお家にしてください」
というものでした。

「大人が中を見えないような」…ということは、ブロックを「高く」積み上げる必要があります。
そうすると、たとえば土台は皆で作って、上の方は背の高い子が積む…というような役割分担を考えたりしなければなりませんね
そこで、皆がちゃんと話しあって役割を決め協力して取り組んでいるか、を見ているのではないかと思います。

「なんかヘンなおうちができたけど、楽しかったよ。それでね、お友だちができたの…」
…娘にとっては、あくまで「遊び」の延長でしかないみたい


「行動観察」の評価ポイントは5つ。

①言われた指示を理解し、その通りに行動できるか
②一生懸命、積極的に取り組んでいるか
③よーく考えて発想しているか
④皆で仲良く協力しているか
⑤問題が起こった時、グループの中での自分の役割分担を考えているか

特に⑤
まさにこれこそが、開智の求める子ども像だと、私は思います。

「リーダー」とは、ただ全体を引っ張っていくだけの人物とは限りません。
困っている子がいたら優しく声をかけてあげる、とか、他の子を密かにフォローしてあげる、とか、ケンカをしたら双方の話を公平に聞いて調整するとか…

「真のリーダー」とは、そんな人ではないでしょうか


(弁論大会じゃないんだから


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20年度入試 開智の「ペーパーB」

2008-05-09 10:58:01 | 2008年度(平成20年度)小学校受験
開智の「ペーパーB」
ここでは、「情報処理」「数量」「図形」などの問題を通じて大人ではなかなか気づかない子どもの「見る力」を試されます。

20年度は「系列発見」と「空間認識」の出題でした。
試験時間は15分です。

「ペーパーA」と同じで、いきなり試験を始めるのではなく、試験官(カウンセラーと呼ばれる先生)が必ず説明をしたり答え方の例を示してくれたりします。
わからないことがあれば、この時点であれば質問もできます。
特に答え方を聞き逃すと、以下全ての問題がアウトになってしまうので、やはり日ごろからきちんと人のお話に耳を傾ける姿勢を身につけさせたいものです。


◆系列発見
例)○、△、□が、○→△→□という順に並んでいます。
その並びと同じ並びになっている列を全て見つけてエンピツで囲みます。
方眼上の縦、横、斜め、また上から下、下から上、左から右、右から左、全て過不足なく見つけなければいけません。

①「○→◇→☆」の列を「3×3」の方眼上で見つけて囲む 
正解3列

②「異なる3つの顔」の列を「3×3」の方眼上で見つけて囲む 
正解3列

③「鳥の絵→豚の絵→こうもりの絵」の列を「4×4」の方眼上で見つけて囲む 
正解3列

④「太陽マーク→雲マーク→傘マーク」の列を「5×5」の方眼上で見つけて囲む 
正解3列

⑤「○→△→□→☆」の列を「6×6」の方眼上で見つけて囲む 
正解4列

問題がだんだんレベルアップしていくように作られています。
「上から下」「左から右」は容易に見つかると思いますが、「斜め」と「下から上」と「右から左」は見つけにくいと思います。

で、この問題、絵とかマークがビミョウに変えてあるんです
傘の「持ち手」がなかったり、雲から雨が降っていたり…
よーく見ないと見過ごしてしまうようなものもあります
つまり、19年に出題された「同形発見」の要素も入っているんですね。
「系列」と「同形発見」の複合問題みたいなものです。
同じ絵や記号を探すだけの「同形発見」だとあまり点差がつかないと思いますので、よく考えられた問題だなぁーと思います。

「系列」は毎年何らかの形で出題されますので、やはり練習をしておく必要があります。
娘の時は、「系列」の問題は必ず毎回1枚はやっていて、「系列完成」「系列発見」など数冊の問題集をこなしました
「今日のケ・イ・レ・ツはなあに?」が口癖でした


◆空間認識
「空間認識」のテストの流れは…
①試験官が大きな立体模型を持っている
②受験生はそのミニチュア模型を1人1つずつ持つ
③試験官と一緒に例題を解く
④模型を回してみたりしながら問題を解く(同じものに過不足なく○をつける)

20年度の設問は5問でした。

①1頂点から見た立方体9個
 正解3個

②水平方向から見た立方体9個
 正解3個

③1頂点から見た立方体5個と水平方向から見た立方体4個の合計9個
 正解3個

④マッチ棒の三角すい9個
 正解3個

⑤マッチ棒の三角すい9個
 正解3個

「空間認識」の問題は非常に難しいです
話を聞くと、皆、対策に苦労したみたいですね
「積み木」をやる程度では太刀打ちできません。
これがあるために開智をあきらめる受験生さえいます

とにかく、具体物を使って実際にやってみないと、ペーパー上の操作だけではお話になりません。
そこで、わが家の場合も模型を作って練習をしました。
詳細は、以前のブログ(3月31日)にも書いてあります。

ご興味のある方はどうぞ…

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20年度入試 開智の「ペーパーA」

2008-05-08 08:01:12 | 2008年度(平成20年度)小学校受験
ペーパー問題は、ひらがなや数字が書けない幼児が受けるという前提で作成してあるため、それらが書けなくても全く問題ありません。
エンピツなどの筆記用具は一切いりません。
全て学校が用意してくれます。
ちなみに「消しゴム」は使用しません。
そのかわり、間違ったときはどうすれば良いか、きちんと指示してくれます。
(二重線を引く、バツをつける、など)

開智の「ペーパーA」問題は試験時間15分です。
設問ごとに先生の「説明」や「例示」が先にあり、それを聞いてから問題を解きます。
だから、人の話を日ごろからよーく「聞く」=「耳を傾けて聴く」ことが大切です。

20年度は「語彙」「言語の運用」「鏡映像」「方眼上の移動」が出題されました。

◆語彙

①同頭音…「か」から始まるなまえの絵に○をつける(20秒)
選択肢全24個
ひょうたん(洋梨にも見えますが…)、○かまきり、○かさ、いちょう、○かしわもち、さかな、はなび、○かかし、○カーネーション、○かえる、さくらんぼ、ながぐつ、こいのぼり、ひまわり、スキー、○かぶとむし、いぬ、○かたつむり、○かきごおり、ほたる、あさがお、たけのこ、めがね、○かき

「語彙」を増やすチャンスは、日常生活のシーン全てにあると言えます。
その際、気をつけることは…
・わかったつもりになっている事物でもちゃんと正確な「言葉」にすること
・幼稚園ではやたらと物に「お」をつけるので気をつけること
「おイス」→「イス」
・「幼児語」を使わないこと
「ワンワン」→「犬」
・省略せずに最後まで発音させること
「アイス」→「アイスクリーム」
こういうのって、親の心がけ次第ですね。

また、「同頭音」の練習には、何と言ってもゲーム感覚の「しりとり」が一番
お風呂の中、渋滞中の車の中…
いつでもどこでもできる最も安上がりなゲームです。

あとは、上の選択肢で言うと「ひょうたん」のように現代っ子には馴染みのないものについては、やはり昔話の「読み聞かせ」だと思います。

◆言語の運用(名詞)

②3音名詞…3つの音でできている絵に○をつける(15秒)
選択肢全9個
かたつむり、○いちご、さんりんしゃ、○くるみ、○さんま、○うちわ、もも、あさがお、○めがね

「くるみ」と「さんま」はちょっと難しいかな~と思います。
しかも、この「くるみ」、すごーく大きいんです

◆言語の運用(動詞)

③動詞…「あらう」という動きを表している絵に○をつける(20秒)
選択肢全9個
○(頭を)洗う、(目薬を)差す、(洗濯物を)干す、(そばを)食べる、(掃除機を)かける、(歯を)磨く、(傘を)差す、○(手を)洗う、(ぞうきんを)絞る

洗濯物を「干す」とぞうきんを「絞る」の二つはひっかかる可能性大

④動詞…「ふく」という動きを表している絵に○をつける(20秒)
選択肢全9個
(水を)やる(水をまく)、○(さらを)ふく、(床を)掃く、○(汗を)拭く、(野菜を)洗う、(友達と)しゃべる(友達と話す)、○(窓を)拭く、(耳を)掃除する(耳掃除をする)、(ほこりを)払う(はたきをかける)

以上、③と④については、日ごろからお手伝いをしていると、こういう言い回しが自然にできると思います。
お家でどんどんお手伝いをさせましょう

⑤2音動詞…「のむ」のように2つの音で表すことができる動きの絵に○をつける(30秒)
選択肢全9個
(歯を)磨く、(ボールを)投げる、○(ピアノを)弾く、走る、○寝る、柿、○(ボートを)漕ぐ、犬、(そばを)食べる

「音」の学習では、手をたたいたり、机をトントンしたり、カスタネットをたたいたりして一つひとつの「音」をはっきり発音させます。

この問題では「動き」の絵に○をつけるという指示なので、2音でも名詞の「柿」と「犬」を選んだら×
でも、お話がちゃんと聞けない子は、こういうのに引っかかっちゃうんですよね~

⑥3音動詞…「およぐ」のように3つの音で表すことができる動きの絵に○をつける(30秒)
選択肢全9個
さんま、(目薬を)差す、○走る、○踊る、書く、○(横断歩道を)渡る、蛙、(火を)消す、○(ボールを)投げる

目薬は「つける」とか「いれる」ものではありませんね

以上は、名詞と動詞の問題でした。
名詞は「体言」として文の「主語」になり、動詞は「用言」として形容詞、形容動詞とともに文の「述語」になります。
「主語」「述語」は、いわば日本語…というより「言語」の「骨組み」「骨格」です。
だから、それらをまずしっかり身につけて欲しい、という出題者の意図が感じられます。

◆言語の運用(接続詞)

⑦お話の順序…お話を聞いてその続きとして一番合う絵に○をつける(10秒)
選択肢全4個

●明日は遠足です。「けれども」…
・みんなでバスに乗っている絵
・てるてる坊主をつるした窓際で、雨を見て困った顔をしている子の絵(正解)
・子ども2人が並んでうがいをしている絵
・子ども2人が遠足でお弁当を食べている絵

これは「逆接」の場面ですね

⑧お話の順序…お話を聞いてその続きとして一番合う絵に○をつける(10秒)
選択肢全4個

●お母さんとデパートに行きました。「そして」…
・女の子が、玄関のポーチで、家の外にいて手を振るお母さんに向かって手を振っている絵
・女の子がマスクをしてせきをしている絵
・レストランでお母さんと一緒に食事をしている絵(正解)
・リュックを背負った女の子とお母さんがどんぐり拾いをしている絵

今度は「順接」の問題です。
「逆接」よりも難しいと思います

日ごろ子どもと話す時、「単語」ではなく「文章」で会話するように心がけましょう
「水~
ではなく、
「のどが渇いたので、水をください
と、きちんと文章にさせて言わせるクセをつけましょう。

◆鏡映像

⑨鏡の前で歯を磨いている子が、右手に持っているものには「○」、左手に持っているものには「△」をつける(15秒)
選択肢全12個
体温計、はさみ、めがね、絵の具、てるてる坊主、アイロン、△歯ブラシ、エンピツ削り、花、エアコン、○コップ、×

「鏡映像」の出題は初めてでした
毎朝顔を洗うときに見ている自分の姿を思い浮かべればできるのですが…
年長で「左右」の区別がつかない子はさすがにいないと思いますが、「鏡」ということで戸惑ってしまう子どももいたと思います。

ちなみに、年少さんや年中さんで左右をよく間違える子の場合、「右」なら「右」だけを徹底的に教えるといいです。

娘とは、
「赤、上げて、白、上げないで、赤、下げて…」
という旗上げゲーム(?)で、赤を右、白を左に置き換え、間違えたらバツゲームというようなゲームをして遊んでました

⑩同じく、後ろにいるお母さんが右手に持っているものに「□(四角)」をつける。もし何も持っていなかったら「×」にしるしをつける(10秒)
選択肢は⑨と同じもの全12個
正解 アイロン

◆方眼上の移動

⑪方眼上の位置の記憶
左ページ3×3方眼上の「左上」に○があり、その○の位置を記憶し、いったん隠す(問題用紙をめくって両面が真っ黒なページにする)

話を聞いて、その○がどう移動するか頭でイメージして記憶する
「右に1つ動かします。次に下に2つ動かします」

問題用紙をめくってもとのページにもどる

右ページ3×3方眼上で、○が移動したマスに○を描く(10秒)

⑫方眼上の位置の記憶
左ページ3×3方眼上の「真ん中の列一番下」に○があり、その○の位置を記憶し、いったん隠す(問題用紙をめくって両面が真っ黒なページにする)

話を聞いて、その○がどう移動するか頭でイメージして記憶する
「左に1つ動かします。次に上に2つ動かします。次に下に1つ動かします」

問題用紙をめくってもとのページにもどる

右ページ3×3方眼上で、○が移動したマスに○を描く(10秒)

⑬方眼上の位置の記憶
左ページ3×3方眼上の「左列真ん中」に○があり、その○の位置を記憶し、いったん隠す(問題用紙をめくって両面が真っ黒なページにする)

話を聞いて、その○がどう移動するか頭でイメージして記憶する
「右に2つ動かします。次に上に1つ動かします。次に左に2つ動かします。次に下に1つ動かします」

問題用紙をめくってもとのページにもどる

右ページ3×3の方眼上で、○が移動したマスに○を描く(10秒)

この問題では、方眼上の「○」の位置を記憶し、その軌跡を頭の中でイメージしなければならないので、とても大変です
また、ページをペラペラめくっている間に移動した位置を忘れてしまうおそれもあります

19年度は「図形の記憶」そのものだったのですが、これ、採点が難しいんです。
それでこういう問題にしたのかな、なんて勝手に思ったり…
いずれにしても「記憶」問題は今後も出題されると思います。

「位置の記憶と移動」の練習と言えば、「迷路」が効果的だと私は思います
その際、鉛筆でいきなり書かせないで、まずは指でたどらせます。
何回か指でたどって道筋がわかったら、その道を思い出しながら今度は鉛筆でスムーズに道筋を書かせるようにします。

うちの娘は…
「○が動くヤツ、全部できたよん
と自信満々
…ホントかどうかわかりませんけど…
でも、確かに「迷路」大好き人間でした。


以上、長くなりましたが、ペーパー対策と言ってもやっぱり日ごろの家庭生活が基本。
日常生活における「言語活動」、そして経験を通して学ぶ「体験学習」、そして何より「ゲーム感覚で楽しく!」がポイントだと言えます
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20年度入試 開智の入試と出願

2008-05-07 13:48:41 | 2008年度(平成20年度)小学校受験
さて、ゴールデンなウィークが終わりました
私も久々にゆっくりできました

…というわけで、今日からは、昨年秋に実施された入試について20回シリーズで「おさらい」してみたいと思います。


20年度入試 開智の入試と出願について

◆開智の入試
「事前面接」と「入学試験」の2本立てになっています。

○事前面接(受験生面接、自己発信、保護者面接)
10月2日(火)から10月11日(木)のいずれか1日(ただし、7,8日は除く)を指定されます。
東岩槻駅からのスクールバスはないので、それぞれ指定された時間に集まります。
東岩槻からタクシーを利用するご家庭もありましたが、とってもお天気が良かったので、うちは娘と2人学校までてくてく歩いて行きました
歩くと10分はゆうにかかりますが、道々娘とお話をしたり、途中の畑で葉の開ききったキャベツを見たりしながら行ったので、何となくそれで緊張もほぐれたような気がします。
2人とも開智の「田舎さ加減」が大好きで、土の匂いがすると何だかワクワクするのです

受付を済ませ、待合室で名前を呼ばれるまで親子一緒に待ちます。
心臓バコバコ
うちは私(母親)のみの面接だったので、受付では
「大変申し訳ありませんが、本日、主人が仕事の都合で面接には同席できません」
と一応一言断わっておきました。
別に断る必要はないとは思いますが、一応礼儀ではないかと思ったのです。

私たちが待っている間、3組の親子が入れ替わりいらっしゃいました。
2組はご両親共々お揃いで、1組はお母さまのみで、ちょっと安心しました
もともと指定された時間に各自が集まるため、待ち時間は長くありません。
附属のように何十分も待たされるのであれば、折り紙や本などを持参したほうが良いと思いますが、開智の場合は特に必要なく、精神を集中させる程度で良いのではないかと思います。

受験生面接は那須野校長、保護者面接は青木理事長がそれぞれ1人で行います。
時間が来たら、受験生と保護者は別々に呼ばれます。
基本的に、受験生が面接と自己発信(希望者のみ)をしている間に、保護者が面接を受けます。
受験生、保護者とも終了して揃い次第、解散となります。

で…
事前面接を終えた私たちはルンルン気分になり、なぜかいつも通って帰る道とは違う道を下りて行ってしまったのでした
そして途中、またまた畑でチョウを見たり、公園でちっちゃな子と遊んだり…

ふと気が付くと、全く見知らぬ場所に来てしまっていたのです
あり
そこから延々歩くこと30分…
たどり着いたのは、「豊春」駅。
なんと、東武野田線、東岩槻のお隣の駅でした

娘も私もやっぱりプレッシャーがあったのでしょうね…
その解放感とお天気の良さで、ちょっと脱線の「事前面接」でした

すみません、話を元に戻します

○入学試験
2008年10月13日(土)
入試の時は、試験開始と終了時刻に合わせて、東岩槻駅往復のスクールバスが利用できます。
①受付
・それぞれ指定された時間に、プライマリー校舎のプレイルームに集合し受付をします。
・集合時間は30分ごとになっているので、その時間に間に合うように受験生はそれぞれ集合します。
②グループ分け
・受験生は「赤」「青」「黄」「緑」「紫」「水」「橙」「桃」などのビブス(頭からすっぽりかぶるゼッケン)をつけて保護者と一緒に待機します。
・少ないグループで8名、多いグループで13名ずつのグループ分けがされており、自分のビブスの色が呼ばれたら受験生は前に出ます。
・それぞれのグループには、1名ずつ引率の先生(カウンセラーと呼ぶ)がつき、簡単な注意事項の説明後、子どもたちは保護者へ向かって「行ってきます!」と言ってから試験会場へ移動します。
・それぞれのグループは約10分おきの出発で、試験時間は集合から解散まで約2時間弱でした。
・受験生が戻り次第、各自解散となります。
③試験の順番
娘の話では、「運動→行動観察→作業→ペーパーA→ペーパーB」の順だったそうです。


◆開智の出願
出願は全て郵送ですが、事情があって事前面接の日時を指定したい場合のみ、出願初日の午前中に限り、窓口受付をしてもらえます。(ただし申込順に調整するので早いもの勝ち)
出願の時の書類はごくシンプルで、入学願書と返信用封筒のみです。
ただ、後日、受験票と一緒に「受験生面接資料」という用紙が送られてきて、それに記入して事前面接日当日に持参することになっています。

○願書
オモテ
・志願者&保護者の氏名、生年月日、現住所
・志願者の写真
・受験料納付証明書貼付
・受験予定校(4校まで書けるようになっているが、「合否には関係ありません」とある)
・事前面接希望日(第3希望まで)
ウラ
・家庭の教育方針や志願者のアピール
・既往症
・自己発信自己申告(何を行うのかを具体的に記入する)

○受験生面接資料(オモテのみ)
・受験生氏名
・家族氏名、年齢&備考欄(「ご自由にお使いください」とある)
・開智の教育に関する意見
・在籍園名(記入しなくてもよい)
・通塾名(記入しなくてもよい)

たとえば、親の「職業」も「最終学歴」などの欄もありません。
「志願者本人を見て判断したい」
そんな学校側の姿勢が読み取れて、私はそれだけで開智という学校に好感を持てました。
片親でも大丈夫、保護者面接も(うちみたいに)そろっていなくてもOKです。
もちろん国籍など問われません。

「私立」らしからぬ「私立」かもしれませんが、そこが一味違う開智の身上だと、私は個人的に思います。
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20年度 開智&埼大附属 入試分析 

2008-04-30 09:29:56 | 2008年度(平成20年度)小学校受験
さて、明日から5月に突入です。

皐月(さつき)=五月は、「春」か「夏」か

季節の問題は、幼児にとっては難しいようで、時々「ひぇ~~~」というくらいトンチンカンなことを言います。
まあ、大根もキュウリも年中スーパーにあるので、季節感がないのも無理の無いこと。
大人でも時々「あれ?」と思うことがありますよね。

俳句の季語の世界における「夏」は、4,5,6月。
「五月雨」(さみだれ)とは、夏の長雨、つまり「梅雨」のことを指します。

でも「暦の上では、もう春。しかし、まだまだ寒い日が続きます…」などとよく天気予報で聞きますが、その「暦」つまり「新暦」上の季節で言うと「夏」は5,6,7月なんですね。
カレンダー上、今年の「立夏」は5月5日、子どもの日です。
いずれにしても、5月は「夏」の扱い。

ところが、気象学的にはさらに1ヶ月ずつずれていて
春…3,4,5月
夏…6,7,8月
秋…9,10,11月
冬…12,1,2月
現代人の肌感覚からすると、やはりこれが一番しっくりきますね。
7,8月は文字通りの「夏休み」で、幼児にも理解しやすいし。
幼児の季節図鑑などは、だいたいこの区切りになっています。
ただし、図鑑によってさらに1ヶ月ずつずれていることも…
確かに地球温暖化の影響なのか、9月でも真夏日なんてざらですからね。

…と言うわけで、前振りが長すぎましたが、結論から言うと、5月は「春」


さて、その5月は、実際に娘が受験した昨年秋の20年度入試が、どんな内容だったか、実際にどのように進行されたかの詳細を、受験した開智学園総合部と埼玉大学教育学部附属小学校について20回シリーズでまとめてみたいと思います。

1 開智の出願
2 開智のペーパーA
3 開智のペーパーB
4 開智の行動観察
5 開智の作業
6 開智の運動
7 開智の自己発信
8 開智の受験生面接(口頭試問)
9 開智の保護者面接
10 開智の合格発表
11 埼玉大附属の受験
12 埼玉大附属の学校公開&説明会
13 埼玉大附属の出願
14 埼玉大附属の第一次「検査1」ペーパー 
15 埼玉大附属の第一次「検査2」運動
16 埼玉大附属の第一次合格発表
17 埼玉大附属の第二次「検査3」行動観察
18 埼玉大附属の第二次「検査4」親子面接
19 埼玉大附属の第二次合格発表
20 埼玉大附属の入試総括

あの、ぶ厚い、3000も4000円もする入試ガイド
いろいろ書いてありますが、高いワリには知りたいことって意外に出てないんですよね

私も入試を経験してみて初めて「こういうことか!」ってわかったことが多いです。
そんなことをまとめてみたいと思っています。
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情報の咀嚼

2008-04-16 08:29:54 | 2008年度(平成20年度)小学校受験
小学校受験、つまり「お受験」を考えている方
いろいろな小学校の情報を得たいと思っている方
開智学園総合部を受験校の1つとして考えている方

私もそうでしたが、新興校の情報はなかなか手に入りにくいですね
その学校に通っている知り合いでもいない限り、ネットでいろいろ調べるしか手がありません
でも、いろいろある「掲示板」の書き込みは真偽の程が疑わしいものが多くて、正直参考程度にしかなりません。
ネチケットを心得ている人も、中にはいますが、わずかです。
根拠のない無責任な書き込みや心無い誹謗中傷をする人が多すぎます。

また、「…という話です」という単なる「うわさ」でしかない情報を、さも真実かのように書いている場合もあります。
そもそも、ハンドルネームを使い、素性も明かさないで、書き込みしている人の言うことをうのみにできるでしょうか

また、新興校は、開智もそうですが、学校自体常に細かい部分を修正、修正しながらより良い形を模索し続けています。
だから、昨年そうだったからと言って、今年もそうとは限らないことも多いのです。

昨日の保護者説明会でも、「今年は昨年と違って…」という話がありました。
むしろ、変わらない、変えようとしない学校の方がコワイです。
学校だって、暗中模索しているのです。

以上のことをわきまえた上で、いろいろな情報を取捨選択して一旦咀嚼する余裕を持つことが大切だと思います。

私は、開智学園総合部に入学したてのほやほやの1年生の保護者として、このブログで開智での日々の生活の「事実」を伝えたいと思っています。
もちろん、私見も入るので100%「客観的に」というわけには行きませんが、私見は私見としてはっきりさせ、なるべく「うわさ」レベルのことは書かないようにしたいと思っています。


…なんだか、今日は朝からテンションが上がってきたぞぉ
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開智総合部「お受験」6「直前講座の単発受講」 7「自己発信対策」

2008-04-04 18:50:04 | 2008年度(平成20年度)小学校受験
お受験「塾」にも「幼児教室」にも通わず、年中の秋から1年間勉強してきた私たち母娘。
その勉強も、いよいよ佳境に入ろうとしていた9月…
私は、それまで約10年間勤務してきた大手個別指導塾を退職しました。

開智小の入試は10月13日。
これであと1ヶ月余り、「お受験」に特化できる環境ができたのです。

ところが…
時間があればあるほど、私の「不安」や「あせり」が増幅していきました

でも、ダメならダメで仕方ないじゃん
娘は、土日だけでも母親と一緒に過ごせることが楽しかったみたいだし…
幼稚園ではやらないお勉強が次々と出てくるのもおもしろかったみたいだし…
時にはケンカすることもあったけど、「受験」を通じて親子のコミュニケーションも深まったし…
それだけで「お受験」した価値は十分あるんだから。
それに、たとえ不合格でも、今まで勉強したことは娘の将来に絶対活かされるはず

そう思う一方で…

そんなの、私自身の「逃げ」「負け惜しみ」「言い訳」に過ぎない
受ける以上は、やっぱり「合格」したい「合格」させたい
…というか、ここまで来たら娘を「合格」させることが私の「使命」なんだ。
不合格になってあの負けず嫌いの娘を悲しませるために、今までやってきたんじゃないはず。
絶対に合格させてやるぞぉ

そのためには、あと1ヵ月ちょっとで何ができるだろう
悔いが残らないようにするには、どうしたらいいだろう

…ここで私が思いついたのは、ある塾での模試受験と直前講座の単発受講でした。
その塾は、以前通わせたいと思っていた浦和の2つの塾とは別の塾です。
通うには曜日が合わなかったことと、距離的に遠かったために見合わせていた塾でした。
が、私の退職によって平日の受講と車での送迎が可能となったのです。
学校別の模試や直前講座が充実していて、外部生も受け入れてくれたので、早速申し込みました。

「開智小模試」は、ペーパーから面接まで本番入試と同じテスト形式となっていました。
ペーパーテストは、開智の問題傾向に合わせて作成されていましたが、普段やっている問題よりすごーくレベルが上でびっくりしました
でも、いつもこういう問題をやっていると入試問題が簡単に思えるのだ、というお話でした。
そうか…みんな、こんな難しい問題をいつもやってるんだ…
大丈夫かな、うちの子…

結果は予想通り、「行動観察」「運動能力」「口答試問」「保護者面接」は満点、もしくは満点に近かったのですが、「ペーパー」「巧緻性」で点を落としていました

そこで、最後の最後の対策として「開智ペーパー特訓」と「私立巧緻性特訓」の講座を受講することにしました。
最後の「悪あがき」「気休め」と言われてもいいから、やれるだけのことはしようと思ったのです。

模試や特訓講座を受けることで、娘は開智の入試がどのように行われるか具体的に理解できたみたいです。
また、私自身も保護者面接の練習ができたのと、同じ開智小を受験するママたちと情報交換ができたのが収穫でした。

そして、もう1つの大きな収穫。
それは、通塾名を願書に書けたこととその塾からの「受験生名簿」に名前を載せてもらったこと。
うちのような一匹狼受験生にとって、これは大変有効なことです。


さて、最後になりましたが、「自己発信」について…
開智小独特の「自己発信」という入試科目は、「やってもいい」し「やらなくてもいい」というヘンな科目です。
「ものすごーい」レベルのものだったら「自己発信」で合格する場合もあるそうですが、その場合でも、他の6領域でボーダーライン内に入っていることが前提です。

校長先生はこのテストを毎年楽しみにしているそうです
なぜなら、子ども自身が自分の得意なことを自信を持ってプレゼンする姿を見ることができるからだ、ということ。

…ということは、いやいややらされる、テストのためだけの「自己発信」だったら、むしろやらないほうがましなのでしょう。
実際に「自己発信」無しで合格したお友だちもいました。

わが家の場合は…
ずーっと「鉄棒」と決めていた「自己発信」。
娘は年中の時から幼稚園でよく鉄棒をしていて大得意だったのです
「運動」はダメなのでは…といううわさもありましたが、個別相談会で直談判して校長先生の「お墨付き」ももらいました。

だから、「対策」といった大それたことはほとんどしていません。
晴れた日に、公園へ行ってプレゼンの練習をした程度。
「練習」と言っても、遊びの延長みたいなものですが…
娘は体を動かすことが大好きなので「鉄棒」の練習は良い気分転換になったようです

「鉄棒」プレゼンの流れ
①ブタの丸焼き
②こうもり
③逆上がり
④前回り
⑤スカート前回り連続5回
⑥スカート後ろ回り連続3回



さて、こうして迎えた入試当日
そして、合格発表
第1回目入試、合格者84名の中に、娘の番号がありました



そして、いよいよ明日…
「入学式」です
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開智総合部「お受験」5「受験生面接対策」

2008-04-03 13:32:56 | 2008年度(平成20年度)小学校受験
開智の面接は、「受験生面接」と「保護者面接」が別々にあります。

「受験生面接」は、「面接」と名のつく「口答試問」で、子どもだけが那須野校長先生と面接します。
「保護者面接」のほうは、保護者のみ(片親でもOK)が青木理事長先生にいろいろ質問されるもので、ご本人もおっしゃっていましたが、合否にはほとんど影響しません。

そこで、わが家は作戦を立てました
「受験生面接」については、結局は校長先生と1対1でお話をする…
それなら、前もって娘が校長先生と面識がある状態にしておいて、本番で緊張しないようにしておけばいいんじゃない

…チャンスは巡ってきました。
入試約1ヶ月前、9月22日の「入試説明会」
この日に希望者は「個人相談」ができます。
それも、校長先生とか理事長先生とか、相談したい相手が選べるのです。

その日はお父さんも同行していたので、ラッキーなことに1対3で校長先生とお話する機会が持てたのでした

娘には、
「今度、テストの時にお話する先生がこの人なのよ」
とよーく言い聞かせ、お顔をよーく覚えさせるようにしました。

娘は年中のときからずーっと「自己発信」は「鉄棒」と決めていました。
ところが、「運動」は試験科目として独立しているので、「芸術」か「学術」分野でなければダメなのでは…というママ友うわさがありました。
そこで、個人相談ではそのことを確認してみよう、というか、娘自ら「鉄棒をしたいんです!」と校長先生に直談判しよう、ということになっていました。

結果、校長先生にはすんなりOKをもらえました。
娘もその後、校長先生のことを親しみを込めて「まるまる星人」とずーっと呼んでいました
「まるまる星人」って…

「今日は、あのまるまる星人とお話するんでしょ~~~
本番当日は、ご本人に向かって「まるまる星人!」と言うんじゃないかとヒヤヒヤ

ホントかどうか、わかりませんが、
「校長先生、よろしくお願いします!」
って、きちんと言って入った、と本人は申しております。

まぁ合格したから、いっか~
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開智総合部「お受験」4「公開模試の活用」

2008-04-02 14:13:18 | 2008年度(平成20年度)小学校受験
「小学入試」の公開模試は「中学入試」ほど充実していません。
大手塾に通っていれば、半強制的にその塾の模擬試験を受けさせられます。
わが家の場合、塾に通っていなかったので、なるべく多くの受験生が受ける公開模擬試験を探して受験することにしました。

そして受験したのは教育図書の「小学受験統一模試」
2007年、年長の模試は5回ありました。

第1回 3月18日
受験会場は上智大学。
とにかく、すごい人でびっくり
普段、娘と2人だけで勉強していたので、世の中にはこんなにたくさん「お受験」する人たちがいるんだ…と思うと、うれしくなってしまいました

でも、女の子は「面接試験」などないのに、みんな「愛子さま」みたいにワンピースを着て「なんとかネーゼ」みたいに頭にりボンつけて清楚な出で立ち
ママたちもほとんどがスーツ…
私たちはと言えば、全然「場違い」な格好で…
(恥ずかしくて言えない…)

「お受験」の「模試」は「模試」と言えども「お受験」「本番」と同じ服装で行くものなのだとか…
やはり普段からきちんとした身なりをさせていないといけないのだなぁと、反省しました。

塾に通っているママたちは、同じ塾同士で固まっておしゃべり…
なぜか受験票にも塾名を書く欄がありました。
一匹狼のさびしさってカンジ

模試の出題は、全分野を網羅していてバランスのとれたものでした。
結果は…
78点/100点 総合C判定
女子 214位/571人
「言語」「記憶」分野がダメでした。

でも、わが家の模試を受ける目的は、苦手分野の洗い出しではなく、「場慣れ」。
試験内容というよりは、見知らぬお友だちの中でいかにいつも通り実力を発揮できるか、その練習がメインなのです。

…とは言うものの、できるはずの問題ができていないとちょっとピキッ

でも、娘は、大人数の中でも全然気後れすることなく、元気そのもの。
試験会場に向かうときなんて「バイバイ」なんて余裕。
終わっても「楽しかった~」
心臓に毛が生えてるんじゃない
こりゃ、模試の雰囲気を味わうだけで大丈夫だわ…と思いました。

第2回 5月13日
受験会場は学習院大学。
2回目なので、娘も私も慣れたものです。
さすがに今回は「お受験」を意識した服装で、「清楚」
…なつもりで

結果は、前回より順位が下がり…
67点/100点 総合D判定
女子 488位/1001人
「数量」「図形」「言語」分野で点を落としていました。

前回より受験生が倍に増えていて、女子だけで1000人も
どんだけ~~~

第3回 7月15日
娘が「ヘルパンギーナ」という病気にかかって1週間寝込み、受けられませんでした。
のどの奥に口内炎が7つもできていて、食事どころか飲み物さえ痛くて飲み込めず
熱にうなされながら…
「みかん、食べ放題したいな~~~」
と訳のわからないことを言ってました…

第4回 9月2日
このときは、私の仕事の都合で受けられませんでした。

第5回 10月7日
入試1週間前なので、最初から受けないことにしていました。

7月は予定外でしたが、「場慣れ」という目的は、2回の模試で十分でした。
娘も、「テスト」というものがどういうものか、具体的にわかったみたいです。
それに、同じようにがんばっているママたちや子どもたちの姿を見て勇気付けられたのも良かったです

個人的には、私は、東京の私学のキャンパス内に足を踏み入れられたことが新鮮でした。
地方大学出身で、私大は関西方面しか受けなかったので、1回見てみたかったのです
完璧に「おのぼりさん」

特に、「保護者控え室」だった学習院大学の「ピラミッド」校舎は、その後、取り壊されることが決定したと新聞で知り「壊される前に見といて良かった~」なんてちょっと得した気分でした
 

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開智総合部「お受験」3「問題集・教材選定」と「授業の流れ」

2008-04-01 18:52:12 | 2008年度(平成20年度)小学校受験
過去問分析の結果を元に、問題集や教材・教具を購入しました。

しかーし…
東川口の小さな書店には「お受験」用の良い教材があんまり、というか全然ありません。
仕方ないので、浦和コルソの「須原屋」やさいたま新都心コクーンの「紀伊国屋」まで買いに行きました

またまた、しかーし…
「お受験」の教材は、やけに高い
たいてい、中学受験用の問題集などの倍近くします
ありえなーい…
仕方なく、その中でも母親の私が家庭で指導するときでも容易に扱え、なおかつ価格がリーズナブルな教材を選んで購入しました。
「こぐま会」というところの教材は、単元が細分化されていて分野別に集中対策するにはお勧めです
また、ペーパーだけでなく積み木やパズル、工作などの教材も充実していたので、一緒に購入しました。
1年間に、まとめて2回、各1万円分ずつ購入。
だから、わが家の受験にかかった教材費は約2万円。
通信教材や添削、という方法もあったのですが、とにかくうちは開智に特化していたので、自分で必要な教材を選定したほうが効率的かつ経済的と判断したのです。


そして、週末(土日)限定「お母さん先生」授業の流れ

●積み木・パズルなどの図形(約30分)
毎回、最初に積み木かパズルの図形をやってウォーミングアップ=頭の体操をします。
あくまで楽しく、時間制限を設けたりしてゲーム感覚で進めます。

●ペーパー(約30分)
まずは「お話の記憶」で集中力を高めます。
人の話に耳を傾けてちゃんと聞く訓練です。
そのあと、必ず1枚は「系列」と「図形」問題を解きます。
系列だけでいろいろな問題集を3冊やりました。
最後は「言葉」「数」「季節」「仲間」「理科的常識」などの問題を数枚解きます。
うちの娘は「季節」の中で、特に「草花」が苦手で苦労しました。
「桔梗」とか「福寿草」とか…私も、「どうだったかなー」なんて

●作業(約30分)
巧緻性(手先の器用さ)の訓練のために、最後は必ず工作をします。
工作だけでなく、たとえばおはしを使って豆やビー球などを皿から皿に移し変えるなど、ときどき「ゲーム」を採り入れて、お母さんと勝負です!

でもね~~~
いつも「順風満帆」とは行きませんよ、ホントに…
塾の先生をしていたので、他人のお子さまを教えるのは簡単、というか慣れているけど、「わが子」となると、そうはうまく行かないんですよ~~~

何度やっても同じまちがいをしたりすれば、イライラ…
集中力ややる気がなかったりすれば、ムカッ…
「こんなの、やりたくない!」と反抗したりすれば、張り倒したくなるときもある…

うまく行かない苛立ちで、ついつい娘に当たってしまう
大声を出して怒鳴ったり、しまいには泣かせたり…
でも、その度に「自己嫌悪」に陥る
「何やってんだろ…私…」

そんなときは「もう1人の自分」になるんです。
娘と接するときは、その「もう1人の自分」として行動するんです。
自分の言動を、客観的な立場の「もう1人の自分」がいつも見ているようにするんです。
最初は難しいけど、だんだん慣れてきます。

あと、娘が「やる気」や「集中力」のない日は、きっぱりあきらめて公園など外へ遊びに行くんです。
あせってもしょうがない…と気持ちを切り替えるんです。

「お母さん先生」って、難しいですね…ホント

入試本番まで、そんな葛藤の日々でした。

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