智を開く

本当の「生きる力」を求めて…

7インチ

2009-06-01 10:35:12 | ハハ
わが家のプラズマテレビがついに壊れてしまいました
修理不能です

買ったのは、今から7年前。
旧式ブラウン管テレビに代わる「大画面薄型テレビ」が出回り始めたころ。
しかし、当時の薄型液晶テレビは斜め方向から見ると画面が見えづらかったり見えなかったりしたので、奮発してプラズマテレビを買ったのでした
それも、37インチ。
当時としては、ものすごい「大画面」

「大画面薄型プラズマテレビ」を買おうと思ったきっかけは、日韓共催”FIFA WORLD CUP 2002”
ワールドカップの試合を、「みんな」で見たかったのです。

そう
「みんな」とは、ワールドカップサッカー「ボランティア」の「みんな」のこと。
2001年、以前勤めていた会社の取得者第一号として産前産後休暇そして育児休暇に入った私。
その「育休」を利用してボランティアに参加したのです。
ワールドカップが日本で、しかも埼玉で開催されるなんて、おそらく一生、死ぬまでもう無いだろう…
こんなチャンスを逃してはならぬとの思いからでした。

一言で「ボランティア」と言っても、案内、通訳、看護、広報、など様々な仕事がありました。
そのうち、私が従事したのは「観客輸送案内業務」
主に「埼玉スタジアム2002」周辺のバス発着場での案内業務です。
通訳ほどではないけれど少し英語が聞ける・話せるボランティアは、胸に「ENGLISH」というバッジをつけます
そして、バス降車場からスタジアムまでの導線に立ち、道案内をするのです。

”Where’s TOILET?”
聞かれたのは、ほとんどがコレでした
サポーターはみんな試合前の景気付けにイッパイひっかけてくるものだから、バス降りた瞬間にもよおすのです。
みんなトイレに行くまで間に合わなくて、そのへんの茂みで用を足しちゃう
国旗のマント羽織った外人が一列に並んで「○○ション」する姿は、なかなかのミモノでした…
(あっ、またまたお下品でしたわ…失礼)

それはさておき…
私たち誘導案内ボランティアは、試合開始2時間前に各持ち場に集合。
それぞれ業務をこなすと、前半終了とともにボランティアも終了します。
詰め所となっている自治会館のテレビで後半の試合を観戦して帰ってもいいのです。
(もちろん、スタジアム内ボランティアは試合終了後まで残ります)


私を初め、私の仲間たちは全員、いきなり全速力で走り始めます。
最寄の「浦和美園駅」目指してダーッシュ
最寄…と言っても、1キロ以上あるんです、これが
「埼玉高速鉄道」に跳び乗り、2分で「東川口駅」に到着
そしたら、またわが家まで全速力でダーッシュ
「37インチプラズマテレビ」前に集合
そこからみんなで後半の試合を観戦するのです

ボランティアには、老若男女、本当に様々な人がいました。
会社の社長さん。
熱烈なレッズサポーターである、現役大学生(レッズの試合では、いつも最前列で旗振ってる
川口市役所の職員。
普通の主婦。
普通のサラリーマン。
…etc
そんな「みんな」でワイワイ

埼玉スタジアムでの全試合
6月2日
「スウェーデンイングランド」 入場者数: 52,721人 1-1で引き分け
キックオフの時の、あの地響きのような「ド、ド、ド、ドーーー」という歓声は今でも忘れられない。
田んぼのどまん中の、あの「埼スタ」全体が揺れたように感じて鳥肌が立った
当時のイングランド代表のスーパースターと言えばデビッド・ベッカム。
日本でも人気があったので、ものすごい熱気だった
イングランドのサポーターはやっぱりサッカーに命を懸けてるんだ、と実感

6月4日
「日本ベルギー」 入場者数: 55,256人 2-2で引き分け
やはり、日本代表の初試合ということで、ものすごい盛り上がり
スタジアムにはサムライブルーのユニフォームだけでなく、本当のサムライコスプレのサポーターがたくさん
私たちボランティアも、ハイタッチでお出迎え

6月6日
「カメルーンサウジアラビア」 入場者数: 52,328人 1-0でカメルーン勝利
選手の合宿地としてカメルーンを誘致していた大分県中津江村が全国的に有名になった。
カメルーン国旗の色(「緑・赤・黄」)は、アフリカっぽくてイイ
サポーターはみーんな陽気で、太鼓叩いて踊り出す
なぜか私たちも一緒に踊って、たくさん写真撮って楽しかった
(ボランティアも国際交流の1つ一緒に楽しんで盛り上げてイイんです

6月26日 
準決勝「ブラジルトルコ」 入場者数: 61,058人 1-0でブラジルの勝利
埼スタでの試合はこれが最後。
得点王となったブラジルのロナウド大活躍
そう言えばいたなー、ロナウド頭の男の子

以上4日間。

ボランティアを通じて様々な国籍の人たちとも巡り会えた。
ブラジル人
韓国人
(なぜか)アメリカ人
…etc

6月29日 
3位決定戦「韓国トルコ」(会場は韓国)3-2でトルコの勝ち
お友だちになった韓国人たちと韓国焼肉店でテレビ応援
「テーハミング!チャチャッチャ、チャッチャ

6月30日 
決勝「ブラジルイングランド」(会場は横浜) 2-1でブラジル優勝
私たち埼玉支部ボランティアは、新都心の「埼玉スーパーアリーナ」に集合。
前埼玉県知事も参加の「Farewell Party」に招待された
パーティー終了後、ボランティア全員スーパーアリーナ「パプリックビューイング」で決勝観戦。
お友だちのブラジル人イケメン(日本人よりシャイなヤツです…)中心に大いに盛り上がり
…こうして、2002年ワールドカップは無事幕を閉じたのでした


そんなわけで、6月と言えば思い出す、7年前の懐かしいあのシーンこのシーン
「プラズマテレビ」に刻まれた、想い出の一コマ一コマです。


「7インチ」のアナログテレビ
それが、今、わが家のテレビ台に「ちょこん」とすわっている
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コメント (1)
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