智を開く

本当の「生きる力」を求めて…

プレゼンテーション能力

2013-09-11 14:30:14 | 受験・教育全般

2020年、オリンピックが東京で開催されることが決定しました
私が生きている間に、日本でオリンピックが開催されるとは思ってもみなかったので、素直に嬉しいです
2002年のサッカーワールドカップでは大会ボランティアを志願し、大変貴重な経験をたくさんさせて頂きました。
老若男女、職種、国籍を問わず、様々な方々との交流が持てたことは、私の人生の中で大きな財産になっています
2020年の東京オリンピックでも、観戦だけでなく、何らかの形で運営に携わりたいと思っています。
今から楽しみです

さて、招致団の方々のプレゼンテーション
一通り拝聴しましたが、それぞれ心を打つものがありました
皆さん、堂々とした態度で、しかし決して威圧的ではなく…
笑顔で、会場にいる人の目を1人ひとり見ながら…
声もはっきりしていて抑揚があり、ジェスチャーを交えながら…
もちろん相当練習されたとは思いますが、プレゼンターの「心」がきちんと聞き手に伝わるものでした
昔から自己表現が苦手だ、と言われている日本人ですが…
世界にも通用するプレゼンテーションができたということは、日本人としても大変喜ばしいことです
同時に、今後世界で活躍するグローバルリーダーには、やはり「プレゼンテーション能力」は必須だな、と改めて感じました。

私の教室では、年中の時からプレゼンテーションの訓練をしています。
子どもたちは制作の後など、保護者の方たちの前に並び、名前とともに自分の作品の紹介をします。
そして、どんなところを工夫したのか、どんなところを頑張ったかを発表してもらいます。

目的の一つは制作物自体のレベルを上げること。
「工夫したところはどこですか?」と聞くことで、作品を工夫して作らなければならないんだ、ということを子どもたちに理解させるためです。
ただ切っただけ、ただ貼っただけでは、工夫したところを発表することはできません。
もう一つの目的は、もちろんプレゼンテーションの訓練です。
人前でもじもじくねくねせず、堂々と自分の考えを話すことができるようになるためです。
そのためには、やはり場数を踏ませなければなりません。
小学校に上がっても、社会に出ても、プレゼンの上手い人はそれだけで「生きる力」の一つが備わっていることになります。
そこからコミュニケーションの輪も拡がっていきます。
相手に自分の「心」を伝え、相手の「心」をつかむことで、お互いの理解が深まります。

英語クラスでも、「自己表現」の練習をしています。
内容は自己紹介ですが、結果的にはかなりの長文を英語でスピーチできるようになります。
①背中をビンとまっすぐ立って
②笑顔で
③Hi.から始まってThank you.で終わる
④全員の目を見て
⑤ゆっくり、はっきり話す
⑥ジェスチャーをつけて
⑦口をしっかり開けて大きな声で
⑧良いリズムで
以上がスピーチのポイントで、毎回自己評価させています。

入試直前のこの時期は、開智受験生の事前面接で行われる自己発信や口頭試問のリハーサルも行います。
どんなに慣れている子でも、やはりテストとなると緊張するものです。
緊張して忘れてしまったとしても、あるいは万が一失敗したとしても、どうすべきか本人に考えさせます。
いよいよ20日から始まる開智の事前面接。
アヤアカデミーの子どもたちは早くやりたくてウズウズしています。

私は前職で、社長にプレゼンをする機会が多くありました。
社長は、無言で、身じろぎもせず、最後まで聞いています。
「…以上です!」
と言った瞬間…
「で?」
「……
凍りついたものです。
そんな時代が今となっては懐かしいです

 

コメント
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