【コラム】天国でもプレイボーイでいてね

こんばんは
hanayuです。

昨日、一人のプレイボーイがこの世を後にしたと。

3年前だったかな。

当時の私は婚約者と同棲しており
結婚に進む決意ができずにいた。

そんな中、出会ったのが彼だった。
すぐに私は彼に惹かれたし
彼も私に興味を持ってくれて
深い仲になるまで時間はかからなかった。

話せば話すほど
縁があり、理解し合い、お互いの価値観に共鳴した。
出会うべくして出会ったのだとお互いに信じた。

そして私は婚約破棄を決意した。
その決意は彼が背中を押してくれたから。
自分の未来を切り開いていくのに
彼といてはダメだと。

私たちは、本気で「遊ぶこと」をやってきた二人。
彼は自他認めるプレイボーイなのだ。
彼のそんな傲慢なところが最大な魅力だったし
頭の回転も早く
いつも私はワクワクしていたんだよね。

普通の恋愛とは少しテイストが違ってて
私たちはあくまでも「同志」だったと思う。

そして、まもなくして再発してしまったガン。
彼は本格的な闘病生活に入る前に、一緒に旅行へ行こうと言ってくれた。

記事にも書いたこの京都旅行は
彼との最後の思い出。

土日旅行し、月曜から入院。

「元気になるまでは会わない」

と言われ、私はその間一人で生きていくことに夢中だった。
今日、その頃の彼とのメッセージのやりとりを見直していたら、なんだか切なくなったよ。

およそ一年後だっただろうか
それから退院した彼と再会したのは。

だけど、私はその頃
これまた一目惚れしてしまった元々彼と始まってしまっていて。
さらに、献身的に彼のお世話をしてくれた彼女の嫉妬にうんざりして
身を引いてしまったのね。

その後、やっぱりご縁はあるもので
親友がまた彼を支えてくれて
そして報告を受けた。

私は何も彼にしてあげられなかった。
最後の最後まで私の前ではプレイボーイだった。
だから、私はお別れにはいかない。
イイ男の自分しか私には見せたくなかったもんね。
思い出の中のあなたは
色気のあるイイ男だから。いつまでも。
闘病の末のやせ細った彼は見ないよ。

私が彼にできたのは
きっと、彼を献身的にお世話した彼女を引き合わせた事
それだけかも。


ご冥福をお祈り致します。
よく頑張ったね。
元気になったら、よちよちしてあげるねって言ってたね。
夢の中で会おうね。
ちゃんとよちよちしてあげるから。


ありがとう。
あなたがいたから、今の私があるんだよ。
また来世に会おうね。

ゆっくり休んで。