こんばんは。
hanayuです。
またまたコチラ↓
はい、田辺聖子作品です。
ハマるとけっこう続いちゃうんです。
不倫の話です。
かなりオープンな(笑)
だって愛人が不倫相手の家にあがりこんで仲良さそうに(真偽はいかほど?)
お茶しちゃうんだから。
レオとモリ、二人の生活。
いや、二人きりの世界。
激務多忙な放送作家が世捨て人になって男と暮らす。
その生活ぶりはとことんナチュラル。
でもその生活ってレオのエゴだと思う。
そしてそれを許し受け入れ楽しむモリ。
どうしてこうも田辺作品の主人公の女性ってば
恋に一筋なんだろうか?
また、そんな女性に知らず知らずに自分を重ねてしまったり
ひょっとすると駄目男かもしれない
この作品でいえばレオのような男が愛しくてたまらなく感じてしまうのは何故?
いくつか田辺作品を集中的に読んでみて
少しだけ、そしてなんとなくだけど、気づいた。
“なりきらせてしまう術”
なんだと。
「素直」であり「謙虚」である
人にはなりたくてもなれない部分がある。
読み進めていくうちに
まるでこの中に出てくる彼女のように
あたかも自分がそうであったかのような錯覚を生みだす。
まさしくその錯覚が「共感」に変える事が巧みだ。
小説という、言葉のリズム、独特の閉塞感の中で
リアリティを産む巧みな話術・書術が
「ないもの=無」を「あるもの=有」とさせてしまうのかもしれない。
それでもって現実へと帰してくれる。
というのも、本当のリアルが結末だと理解できるからかな。
本来の自分って、やっぱり変えられない。
男との暮らしが彼女のロングバケーションだったのかも。
それをさびしい思いにさらされても
首を縦にふらない秘めた意志。
そこが私には魅力的にうつる。
さて、当分田辺作品はお休み。
だって、恋愛したくなっちゃうし(笑)
そろそろまたお勉強モードに帰ろうかな。
hanayuです。
またまたコチラ↓
蝶花嬉遊図 (講談社文庫) | |
田辺 聖子 | |
講談社 |
はい、田辺聖子作品です。
ハマるとけっこう続いちゃうんです。
不倫の話です。
かなりオープンな(笑)
だって愛人が不倫相手の家にあがりこんで仲良さそうに(真偽はいかほど?)
お茶しちゃうんだから。
レオとモリ、二人の生活。
いや、二人きりの世界。
激務多忙な放送作家が世捨て人になって男と暮らす。
その生活ぶりはとことんナチュラル。
でもその生活ってレオのエゴだと思う。
そしてそれを許し受け入れ楽しむモリ。
どうしてこうも田辺作品の主人公の女性ってば
恋に一筋なんだろうか?
また、そんな女性に知らず知らずに自分を重ねてしまったり
ひょっとすると駄目男かもしれない
この作品でいえばレオのような男が愛しくてたまらなく感じてしまうのは何故?
いくつか田辺作品を集中的に読んでみて
少しだけ、そしてなんとなくだけど、気づいた。
“なりきらせてしまう術”
なんだと。
「素直」であり「謙虚」である
人にはなりたくてもなれない部分がある。
読み進めていくうちに
まるでこの中に出てくる彼女のように
あたかも自分がそうであったかのような錯覚を生みだす。
まさしくその錯覚が「共感」に変える事が巧みだ。
小説という、言葉のリズム、独特の閉塞感の中で
リアリティを産む巧みな話術・書術が
「ないもの=無」を「あるもの=有」とさせてしまうのかもしれない。
それでもって現実へと帰してくれる。
というのも、本当のリアルが結末だと理解できるからかな。
本来の自分って、やっぱり変えられない。
男との暮らしが彼女のロングバケーションだったのかも。
それをさびしい思いにさらされても
首を縦にふらない秘めた意志。
そこが私には魅力的にうつる。
さて、当分田辺作品はお休み。
だって、恋愛したくなっちゃうし(笑)
そろそろまたお勉強モードに帰ろうかな。