先週の夫の実家での出来事。息子の母と夫の母が眠るお墓にお参り。共に40代でガンで亡くなっている。
義父と夫、2人とも妻を若くして亡くすというのは大変だったろう、
義父は大学生、高校生と3人の子を残されて。夫は2歳前の息子を残されて。
夫の母は、夫が私立中学に入り学費の足しに?か分からないがメーカー勤めの義父の稼ぎだけで3人の子を大学まで出すには心許ないと思ったのか、公文の先生を始めたそうだ。
出来ない子にも温かく励まし、教室は軌道に乗り後に市で3番目ほどの規模となり、義父の収入も上回ったという。もともと商才のある女性だったのだろう。亡くなった時は生徒さんを中心に弔問客が400人を超えたそうだ。
で、先週。その公文教室を手伝ってくれていた近所のおばあちゃん、息子が母を亡くした時はよく預かって下さった方を訪ねた。息子が中学が決まったと報告すると涙を滲ませて喜んで下さった。
今でも海を臨む高台にある夫の母の眠るお墓の側を通る時は、○○ちゃん見てる?と心の中で呼びかけていると仰った。
若くして亡くなられたから人々の記憶により残っているのかもしれないが、亡くなって30年も経ちそんなふうに思ってもらえてきっと天国で微笑んでいるのではないだろうか。
そんな夫の母に会ってみたかったと思う。