モラハラ、という言葉が広告にあったので図書館にリクエスト入れて読んでみた。
垣谷美雨の「もう別れてもいいですか」
うん、これは離婚小説と言っていいと思うけれど、
この程度のモラハラ夫はゴロゴロいるよ。
昔に読んだ村山由佳の「ラヴィアンローズ」の方がモラハラのリアルさがありました。
昔の柴門ふみさんのエッセイで夫に拘束されて外になかなか出られない
女性小説家って書いてあり、これは村山さんの事だろうなぁ〜ってすぐ分かったもの。
最初の旦那さんがモラハラ?村山さんは門限が夜9時だったとか😱
才能がありかつ美しい妻を拘束、ヤバいわ。
当事者の書くものはやはりリアル。
垣谷さんは1959年生まれだからなのか、主人公が58歳だからか、
住んでいるのが田舎という設定だからか、
え?やたら価値観古くね???と思う箇所が随所にありました。
この世代、バブルでは?
四年制大学に進んだ女子の割合とかね。
大学進学率、こないだ義父の話を
聞いてみてもへーって思いましたが、たぶん私の家系はどちらの祖父も大学は出て
それぞれ人に教える仕事に就いていたせいか、アラ80のおじおばもほぼ
大学や短大は出ていて、そっちの方が珍しく、
世間一般には低い時代だったんだと思いました。
バブル期はもちょっと進学率高かっただろう…。
で、モラハラ小説というと期待外れだけども、刺さる所もあり、
離婚しようと思う人には勇気の出る作品です。