I Will Survive 〜クローン病の息子と共に〜

10年かけモラ夫から脱出、離婚して再婚、
新しい夫と義理の息子との新生活。2025年息子がクローン病に。

もう別れてもいいですか

2024年11月03日 | 本と雑誌
モラハラ、という言葉が広告にあったので図書館にリクエスト入れて読んでみた。
垣谷美雨の「もう別れてもいいですか」

うん、これは離婚小説と言っていいと思うけれど、
この程度のモラハラ夫はゴロゴロいるよ。

昔に読んだ村山由佳の「ラヴィアンローズ」の方がモラハラのリアルさがありました。

昔の柴門ふみさんのエッセイで夫に拘束されて外になかなか出られない
女性小説家って書いてあり、これは村山さんの事だろうなぁ〜ってすぐ分かったもの。
最初の旦那さんがモラハラ?村山さんは門限が夜9時だったとか😱
才能がありかつ美しい妻を拘束、ヤバいわ。
当事者の書くものはやはりリアル。

垣谷さんは1959年生まれだからなのか、主人公が58歳だからか、
住んでいるのが田舎という設定だからか、

え?やたら価値観古くね???と思う箇所が随所にありました。
この世代、バブルでは?

四年制大学に進んだ女子の割合とかね。

大学進学率、こないだ義父の話を
聞いてみてもへーって思いましたが、たぶん私の家系はどちらの祖父も大学は出て
それぞれ人に教える仕事に就いていたせいか、アラ80のおじおばもほぼ
大学や短大は出ていて、そっちの方が珍しく、
世間一般には低い時代だったんだと思いました。

バブル期はもちょっと進学率高かっただろう…。

で、モラハラ小説というと期待外れだけども、刺さる所もあり、
離婚しようと思う人には勇気の出る作品です。
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ある料理人の一生

2024年01月14日 | 本と雑誌
年末から、わりと料理人の著者を読んでいる。
いずれも面白かった。

「厨房の哲学者」「三流シェフ」前者は中華の脇屋友詞さん、後者はフランス料理の三國清三さん。

どちらも、別に料理人になりたかった訳じゃなく裕福とは無縁な生い立ち。
特に小2から漁の手伝いのため学校へ行かず父親と船に乗っていた三國さんがすごい。

北海道のど田舎から札幌の一流ホテルへ、そこから帝国ホテル、スイス大使の公邸料理人、
フランス🇫🇷中の三ツ星レストランへわらしべ長者のように、実力とチャンスをガッチリものにして
きたキャリアもすごい。普通こんなに努力出来ないっす…と尻込みしながら読んだ。

どちらも読んで思ったが、名が売れて、レストランが満席になり、世界のセレブもやってくる。

美味しいものには誰もが屈服して大金を積んでも食べたくなりビジネスとしては成功する。
それは一人の料理人にとっては必ずしも目指す形では無い。脇屋さんが書いていたが、
プロデューサーになれる料理人と、いつまでも自分で包丁を握っていたい料理人がいると。

お二人とも、コロナ禍を越えてお客様の顔が見える規模のお店を出す、そんな後書きだった。

自分のキャリアをどう締め括るか、バリバリ働いた人なら当然、真剣に考えてしまうだろう。

いろんな夢はもう叶えた、残りの人生で本当にやりたかった形で仕事を楽しむ、ことを。


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自分で動かないと状況は1ミリも変わらない。

2020年12月26日 | 本と雑誌
こないだ図書館で借りた本の中にあった

しょぼい喫茶店の本 池田 達也著

読みました。しょぼい喫茶店はあざらしの住む街に
ある実在する喫茶店です。ついでに言うと街のメディアの
webライターを一年間やってた時に取材を申し込みましたが
断られた事があります。

鬱になり就職は難しいと思う思った店主が自分の努力と
周囲にも助けられて喫茶店を開業、同じ志をもった
女性も一緒に働き、のちに人生のパートナーにもなるという
過程を描いたノンフィクションでした。

お二人とも鬱を経てどのような働き方なら
自分に合うかを模索されて動いたか、が書かれているので
モラハラ被害を受けている方にも勇気がわく一冊かと
思いました。

モラハラは働く気力をも奪ってしまうのかも
しれません。私は被害を最小限に食い止めるために
元夫と一切口を聞かない、目も合わせないというのを
何年もやっていましたからねぇ。
そんなのオススメしませんけど。






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仕事にしばられない生き方

2020年12月24日 | 本と雑誌
図書館で返却だけのつもりが借りてみた。

ヤマザキマリ著「仕事にしばられない生き方」一気読み。面白かった。

ヤマザキさんのお母様を描いた「ヴィオラ母さん」もとても面白かったのだが。

イタリアの美術学校時代の激貧生活や、お母さん同様にシングルマザーになり
どんな仕事でもしていた話などなど。とても勇気が出るような本でした。

ところで先日「モラル・ハラスメント被害者同盟」の大ママさまより
ご依頼でモラハラからの自立について拙い文ですが書かせていただき、
大ママさまがコンテンツにしてくださいました。

おそらく大ママさまも、そして私もですが
モラハラに打ちのめされるまでに自分で力をつけて逃げる力を多くの女性に
つけてほしいと願っています。

「お前になんか何もできない」こういうのがモラの常套句です。
わたしもその昔、お前が離婚したって生活保護を受けるだけだみたいなことを
言われましたが、ま、当時でもなんとか頑張って年収200万、
もらえませんよね生活保護なんてw

何かを変えるのは行動あるのみ。
まずはパートでもよいから働き始めるとか。大ママさんも書いていらっしゃいましたが
ヤクルトみたいな保育園つきの会社もありますしね。

私にヤクルトレディなんてできるかしら・・・と思うか、その手があったかと思うか。

私が今も読んでいる仲人さんのブログにありましたが、
例えば今年コロナでリアルお見合いがzoomお見合いになった。

そんなの嫌だと思う人はリアルなお見合いにも行けないし、自分の部屋にいながら
ホテルのラウンジで高いお茶おごらないで(おごるのは男性とルールで決まってます)
ミーティングできるならラッキー!とチャレンジしてみるか。

ま、気持ちの持ちようですよね。
婚活に関して言えば私は自分のやり方だけでダメと思ったときは相談所のいう事を聞き、
やっぱりダメか?と思ったときは既存のやり方を全部捨て、結果知り合えたのが
今まで出会った中で最高の今のダーリンです。

私より年上のお友達、私なんかよりはるかに多くの男性と会っていますが
仕事やら学歴やら見た目やらこだわりが多いのかもう10年以上婚活やってます。
もう会ってくれるのはおじいちゃんばかり、だそうですが、なぜ10年前に
結果を出さなかったのか・・・。
人間は自分を変えることがなかなか難しい。しかし未来と自分は変えられます。

そんなことを最近、大ママさまもよく書かれていますが、
いやー、本当にバイタリティに溢れていて尊敬します。
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20数年の時を経て・・・。

2020年05月06日 | 本と雑誌
90年代に愛読していた漫画、安野モヨコさんの「ハッピーマニア」の
続編「後ハッピーマニア」が連載されているのを知り・・・。

思わず電子試し読みしてしまった。
映画で言えば「男と女」が53年ぶりの続編というのを今年観たところ。

あの主人公シゲカヨのその後はぜひ知りたい。
結婚って?恋愛って?結婚したら恋愛は出来ないの?といったテーマで
女性たちの気持ちをわしづかみにしていた作品である。

ああこれ書籍化しないかなあ、やっぱり紙で読みたい。

結婚って持続させるには不断の努力が必要なんだろうなあ・・・と
まだ結婚はしないけどいろいろと考えている訳です最近。
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