24日(月)、夜10時55分NHK総合・アスリートの魂「人馬ひとつになって 三冠馬・オルフェーヴルと池添謙一騎手」を観た・・・いやぁ、NHKさんやってくれるね。
タイトルからして、いい響きの番組であった。10月23日(日)、京都競馬場は6年ぶりの三冠馬誕生を見たいとのファンが1週間も前から行列を作っていたとのこと。
当日は、6万8千人以上のファンが詰めかけた京都競馬場において、大楽勝で三冠を制したオルフェーヴル・・・そこまでの道のりは苦難の連続であったらしい。
同馬は気性の激しい馬であったから、いい方に出れば出世するが、悪い方に出ればどうにもならない馬になってしまう。その秘めた能力を最大限に引き出すため、池江泰寿調教師は調教で我慢することを懸命に教え込み、そして鞍上には、気性の激しい馬を最もうまく乗りこなしてくれる騎手を探したとのこと。
その結果、オルフェーヴルの全兄・ドリームジャーニーも相当気性の激しい馬であったが、主戦の池添謙一騎手が乗りこなして「宝塚記念」「有馬記念」などのG1を制覇していることから、オルフェーヴルの屋根には池添謙一騎手・・・と、白羽の矢が立ったとのこと。
そこらあたりの話なども室井滋さんの語りで、じっくりと聞かせてもらった。
レースにおいて、競走馬の能力を最大限に引き出すには、いかにして人馬一体で折り合いをつけるかが、最大の焦点にあることが、今回の番組をみていやと言うほど分からせてもらった。最もレース中の進路の取り方、馬込みをいかにうまく捌くかと言うことは当然のことであるが・・・それでも、リズムを崩さないことは一番であると。
あの無敗で三冠馬になったディープインパクト、同馬も気性の激しい馬であったが、池江泰寿師の父・池江泰郎元調教師も懸命に我慢を教えながら、調教をされたとの場面も併せて放映されていた。
オルフェーヴルは、新馬戦こそ上がり最速の末脚で勝利するも、その気性の激しさから、2着、10着、2着、3着と4連敗を期してしまった。特に初見参の東京競馬場で開催された京王杯2Sでは、1番人気に支持されるも引っ掛かって・・・初の二桁着順・10着になっていた。
陣営では、池添騎手も交えて同馬に我慢することを調教のあらゆる場面で教え込み、その様子が手に取るように取材されていた・・・競馬ファンにとっては、とても勉強になる場面である。
その結果、4連敗後のスプリングS(阪神競馬場)で、中団後方から追走し最後の直線で鋭く抜け出して勝利。その後皐月賞、ダービー、神戸新聞杯を圧倒的な強さで連勝している。これにより、今年こそ三冠馬誕生は、間違いなしとの下馬評が流れ出した。
レース後、池添騎手を振り落すことも再三で、同騎手も「この馬は、レースが終わり下馬するまでは油断できない」とのコメント。それほど、気性の勝った馬であるが、秘めたる能力はとてつもないものがあると・・・改めて、同番組を見ることで理解できた。
池江泰寿師も三冠達成後のコメントの中で、来秋には、世界最高峰の凱旋門賞に挑戦しディープインパクトで果たせなかった夢を果たしたいとのことであった。
同馬が、どこまで大きく羽ばたくものか、そして、陣営と池添騎手が一体となった今後の活躍が楽しみであり、ファンにとっても夢の膨らむものである。
72年間で7頭の三冠馬。となると、次の三冠馬誕生は10年後なのかも、団塊世代の当方その頃も美しいサラブレッドたちを応援していたいものである。
ところで、NHK「アスリートの魂」製作スタッフの皆さんも最高の取材をしてきたからこそ、オルフェーヴルがその期待にキッチリと応えてくれたのだろう。
気性の激しい馬と言うと昭和51年春の天皇賞で、福永祐一騎手の父・福永洋一元騎手が騎乗して、3200mを逃げ切った「気まぐれジョージ」こと、“エリモジョージ”の在りし日の姿が思い浮かんだ・・・随分と古い話である。そのエリモジョージの前走までは、奇しくも池添謙一騎手の父・池添兼雄元騎手(現調教師)が騎乗。
同番組を見たことで競馬関係者の方々が、連日のようにファンのためにも競馬界を盛り上げようと懸命に努力されていることが改めて分かった。
最高の番組であった・・・当方にとっても(夫)
(出典:NHK公式HP「アスリートの魂」)
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タイトルからして、いい響きの番組であった。10月23日(日)、京都競馬場は6年ぶりの三冠馬誕生を見たいとのファンが1週間も前から行列を作っていたとのこと。
当日は、6万8千人以上のファンが詰めかけた京都競馬場において、大楽勝で三冠を制したオルフェーヴル・・・そこまでの道のりは苦難の連続であったらしい。
同馬は気性の激しい馬であったから、いい方に出れば出世するが、悪い方に出ればどうにもならない馬になってしまう。その秘めた能力を最大限に引き出すため、池江泰寿調教師は調教で我慢することを懸命に教え込み、そして鞍上には、気性の激しい馬を最もうまく乗りこなしてくれる騎手を探したとのこと。
その結果、オルフェーヴルの全兄・ドリームジャーニーも相当気性の激しい馬であったが、主戦の池添謙一騎手が乗りこなして「宝塚記念」「有馬記念」などのG1を制覇していることから、オルフェーヴルの屋根には池添謙一騎手・・・と、白羽の矢が立ったとのこと。
そこらあたりの話なども室井滋さんの語りで、じっくりと聞かせてもらった。
レースにおいて、競走馬の能力を最大限に引き出すには、いかにして人馬一体で折り合いをつけるかが、最大の焦点にあることが、今回の番組をみていやと言うほど分からせてもらった。最もレース中の進路の取り方、馬込みをいかにうまく捌くかと言うことは当然のことであるが・・・それでも、リズムを崩さないことは一番であると。
あの無敗で三冠馬になったディープインパクト、同馬も気性の激しい馬であったが、池江泰寿師の父・池江泰郎元調教師も懸命に我慢を教えながら、調教をされたとの場面も併せて放映されていた。
オルフェーヴルは、新馬戦こそ上がり最速の末脚で勝利するも、その気性の激しさから、2着、10着、2着、3着と4連敗を期してしまった。特に初見参の東京競馬場で開催された京王杯2Sでは、1番人気に支持されるも引っ掛かって・・・初の二桁着順・10着になっていた。
陣営では、池添騎手も交えて同馬に我慢することを調教のあらゆる場面で教え込み、その様子が手に取るように取材されていた・・・競馬ファンにとっては、とても勉強になる場面である。
その結果、4連敗後のスプリングS(阪神競馬場)で、中団後方から追走し最後の直線で鋭く抜け出して勝利。その後皐月賞、ダービー、神戸新聞杯を圧倒的な強さで連勝している。これにより、今年こそ三冠馬誕生は、間違いなしとの下馬評が流れ出した。
レース後、池添騎手を振り落すことも再三で、同騎手も「この馬は、レースが終わり下馬するまでは油断できない」とのコメント。それほど、気性の勝った馬であるが、秘めたる能力はとてつもないものがあると・・・改めて、同番組を見ることで理解できた。
池江泰寿師も三冠達成後のコメントの中で、来秋には、世界最高峰の凱旋門賞に挑戦しディープインパクトで果たせなかった夢を果たしたいとのことであった。
同馬が、どこまで大きく羽ばたくものか、そして、陣営と池添騎手が一体となった今後の活躍が楽しみであり、ファンにとっても夢の膨らむものである。
72年間で7頭の三冠馬。となると、次の三冠馬誕生は10年後なのかも、団塊世代の当方その頃も美しいサラブレッドたちを応援していたいものである。
ところで、NHK「アスリートの魂」製作スタッフの皆さんも最高の取材をしてきたからこそ、オルフェーヴルがその期待にキッチリと応えてくれたのだろう。
気性の激しい馬と言うと昭和51年春の天皇賞で、福永祐一騎手の父・福永洋一元騎手が騎乗して、3200mを逃げ切った「気まぐれジョージ」こと、“エリモジョージ”の在りし日の姿が思い浮かんだ・・・随分と古い話である。そのエリモジョージの前走までは、奇しくも池添謙一騎手の父・池添兼雄元騎手(現調教師)が騎乗。
同番組を見たことで競馬関係者の方々が、連日のようにファンのためにも競馬界を盛り上げようと懸命に努力されていることが改めて分かった。
最高の番組であった・・・当方にとっても(夫)
(出典:NHK公式HP「アスリートの魂」)
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