23日(日)の都議選の結果は、前代未聞の自公の圧勝劇に終わった。自民党、公明党ともに全候補者が全員当選という快挙をなしとげた。これで、自民党が第1党に返り咲き、哀れなるかな国政で空白の3年間を作り上げた民主党は、惨敗し第4党に転落の憂き目・・・。
まあ、なるべくしてなったというところであろう。恐らく、次の参院選も同様な傾向になるものと思う。自公がともに「勝って兜の緒を締めよ
」の格言のとおり、おごらず、高ぶらずと引き締めに入っているとか。
一方、反自民の受け皿となったのが、共産党であってやはり都会地はあっさりしたものである。料理に使う香辛料、ピリリと辛い唐辛子のようなものが必要ということかも・・・。
もっとも、共産党が政権をとってしまうと、中国や北朝鮮の二の舞になるから、これ以上は御免こうむりたい。
また、惨敗であった日本維新の会共同代表橋下徹大阪市長のコメントから、相当のショックであったことが受け止められる。
「『もう惨敗、完敗です。僕の態度、振る舞い。僕に対する信頼のなさ。もうすべて、そこに尽きる』
日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長は24日、市役所で記者団に対し、こう敗因を分析した。
橋下氏は都議選次第で共同代表を辞任する考えを示していた。結果は現有議席を下回る2議席。『僕の政治家としての存在に不信任が突きつけられた』とまで言い切ったが、『参院選でもう一度信を問いたい』と続投する考えを表明した」との報道。
(出典:msn 産経ニュース 抜粋)
橋下大阪市長の慰安婦をめぐる発言で物議を醸したことから、維新へ対する国民のこれまでの信頼性が失墜したことは否めないところである。
あの発言、思っていることをそのまま腹に納めることもできないで、次々と口を突いて出てしまう行為、まるで子供である・・・。「歯に衣着せぬ」発言でこれまで大阪府民の心を捉えてきたが、これは場合によって“両刃(もろは)の剣”であり、「慰安婦をめぐる発言」で自らを斬ってしまっている。
国を動かすもの、政治家たるものは「清濁合せ飲む」おとなの器量も大いに必要である。そのはずが、「僕は・・・」、「僕は・・」と常に自らのことを「僕」と呼ぶ、大人になり切れていないところに問題が潜んでいると思われる。
国益を守るためには、白と黒の二つに色分けするのではなく、その狭間にある色合いを大切にする器量も必要かと・・・。
「日本人というのは、虎之助。白と黒の区別があっても、その間の色合いがない。白でなければ黒、黒でなければ白と、きめつけずにはいられないところがある。しかしな虎之助。人の世の中というものは、そのように、はっきりと何事も割り切れるものではないのだよ。何千人、何万人もの人びと、みなそれぞれに暮らしもちがい、こころも身体もちがう人びとを、白と黒の、たった二色で割り切ろうとしてはいけない。その間にある、さまざまな色合いによって、暮らしのことも考えねばならぬし、男女の間のことも、親子のことも考えねばならぬ。ましてや、天下をおさめる政治(まつりごと)なら尚さらにそうなのだ」(池波正太郎著:その男)
日本維新の会共同代表の橋下さん、そろそろ「僕」から卒業して脱皮されたらどうか。このままなら、日本維新の会も大きな政治のうねりに埋没して海の藻屑となるであろう。(夫)
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まあ、なるべくしてなったというところであろう。恐らく、次の参院選も同様な傾向になるものと思う。自公がともに「勝って兜の緒を締めよ

一方、反自民の受け皿となったのが、共産党であってやはり都会地はあっさりしたものである。料理に使う香辛料、ピリリと辛い唐辛子のようなものが必要ということかも・・・。
もっとも、共産党が政権をとってしまうと、中国や北朝鮮の二の舞になるから、これ以上は御免こうむりたい。
また、惨敗であった日本維新の会共同代表橋下徹大阪市長のコメントから、相当のショックであったことが受け止められる。
「『もう惨敗、完敗です。僕の態度、振る舞い。僕に対する信頼のなさ。もうすべて、そこに尽きる』
日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長は24日、市役所で記者団に対し、こう敗因を分析した。
橋下氏は都議選次第で共同代表を辞任する考えを示していた。結果は現有議席を下回る2議席。『僕の政治家としての存在に不信任が突きつけられた』とまで言い切ったが、『参院選でもう一度信を問いたい』と続投する考えを表明した」との報道。
(出典:msn 産経ニュース 抜粋)
橋下大阪市長の慰安婦をめぐる発言で物議を醸したことから、維新へ対する国民のこれまでの信頼性が失墜したことは否めないところである。
あの発言、思っていることをそのまま腹に納めることもできないで、次々と口を突いて出てしまう行為、まるで子供である・・・。「歯に衣着せぬ」発言でこれまで大阪府民の心を捉えてきたが、これは場合によって“両刃(もろは)の剣”であり、「慰安婦をめぐる発言」で自らを斬ってしまっている。

国を動かすもの、政治家たるものは「清濁合せ飲む」おとなの器量も大いに必要である。そのはずが、「僕は・・・」、「僕は・・」と常に自らのことを「僕」と呼ぶ、大人になり切れていないところに問題が潜んでいると思われる。
国益を守るためには、白と黒の二つに色分けするのではなく、その狭間にある色合いを大切にする器量も必要かと・・・。

「日本人というのは、虎之助。白と黒の区別があっても、その間の色合いがない。白でなければ黒、黒でなければ白と、きめつけずにはいられないところがある。しかしな虎之助。人の世の中というものは、そのように、はっきりと何事も割り切れるものではないのだよ。何千人、何万人もの人びと、みなそれぞれに暮らしもちがい、こころも身体もちがう人びとを、白と黒の、たった二色で割り切ろうとしてはいけない。その間にある、さまざまな色合いによって、暮らしのことも考えねばならぬし、男女の間のことも、親子のことも考えねばならぬ。ましてや、天下をおさめる政治(まつりごと)なら尚さらにそうなのだ」(池波正太郎著:その男)
日本維新の会共同代表の橋下さん、そろそろ「僕」から卒業して脱皮されたらどうか。このままなら、日本維新の会も大きな政治のうねりに埋没して海の藻屑となるであろう。(夫)

