先日送ってやった「真田三代」(著:火坂雅志)。娘も読みはじめたらしいが、誰がどの戦いで誰を倒したとか、この年代にはどのような戦(いくさ)があったとか、何だか歴史の本を読んでいるみたいと・・・。
歴史の流れに沿って書き進めてあるので、次のページをめくるのに手がでないとか、つまり、時代小説として引き込まれるような描写が少なくて・・。
久しぶりに娘と小説談義の長電話、電話の向こうでいろいろと言っていた。
それに比べると、池波小説では武将でもその家来でも、小者でも、はたまたそれらを取り巻く女性たちの一人一人の個性までが生き生きと描写されている。そのため、その人物の容姿とか性格まで読み取れる面白さがあって、グイグイ引き込まれるね。
また、僅か数行の文章で、時代設定の舞台地や物語の情景が思い浮かぶような描き方、本当に言葉の使い方(文章)がうまいね。一方、「真田三代」ではそのような描写が少ないので物足りない。
また、戦のはじまった描写も、次のページでは終わっているなど、読み応えがない・・・。
歴史読本を眺めているようだとの話。
まさにそのとおり、当方もどこか読みづらいものがあると思いつつも、真田ものが大好きなことから最後まで読み切った。残念ながら、池波小説のように再度読み返したいとの気持ちが湧かなかった。
豪華な装丁のこの本、お値段の方が上下巻で4,200円だから相当なもの。せっかく送ってもらったから、最後まで読むね。
南條範夫氏、二階堂玲汰氏の時代小説も火坂雅志氏的な文体で、人物描写や背景描写などに深みがないので・・・当方には、読みづらいものであった。池波小説を贔屓目にしているからかも知れないが、もう一度読み返そう、さらに今一度読み返そうと思えるものは早々にないものである・・・池波小説以外。
ただし、二人とも「真田三代」では六連銭の旗印の意味合いなど、さまざまな歴史の流れが書かれているなどいい本であることには間違いないが、ちょっと文体が固いのが難点と思ったのである。
なぁ~んて、なことを言いながら、その内に真田幸隆、昌幸、信之、信繁(幸村)の話で盛り上がった。娘が大好きな伊達政宗の話、また信繁(幸村)の娘を妻にした家来の片倉小十郎の話も・・・。
電話の要件は、ほかのことであったが、小説談義に夢中になっていた。
(夫)




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歴史の流れに沿って書き進めてあるので、次のページをめくるのに手がでないとか、つまり、時代小説として引き込まれるような描写が少なくて・・。
久しぶりに娘と小説談義の長電話、電話の向こうでいろいろと言っていた。

それに比べると、池波小説では武将でもその家来でも、小者でも、はたまたそれらを取り巻く女性たちの一人一人の個性までが生き生きと描写されている。そのため、その人物の容姿とか性格まで読み取れる面白さがあって、グイグイ引き込まれるね。
また、僅か数行の文章で、時代設定の舞台地や物語の情景が思い浮かぶような描き方、本当に言葉の使い方(文章)がうまいね。一方、「真田三代」ではそのような描写が少ないので物足りない。
また、戦のはじまった描写も、次のページでは終わっているなど、読み応えがない・・・。
歴史読本を眺めているようだとの話。

まさにそのとおり、当方もどこか読みづらいものがあると思いつつも、真田ものが大好きなことから最後まで読み切った。残念ながら、池波小説のように再度読み返したいとの気持ちが湧かなかった。
豪華な装丁のこの本、お値段の方が上下巻で4,200円だから相当なもの。せっかく送ってもらったから、最後まで読むね。
南條範夫氏、二階堂玲汰氏の時代小説も火坂雅志氏的な文体で、人物描写や背景描写などに深みがないので・・・当方には、読みづらいものであった。池波小説を贔屓目にしているからかも知れないが、もう一度読み返そう、さらに今一度読み返そうと思えるものは早々にないものである・・・池波小説以外。
ただし、二人とも「真田三代」では六連銭の旗印の意味合いなど、さまざまな歴史の流れが書かれているなどいい本であることには間違いないが、ちょっと文体が固いのが難点と思ったのである。
なぁ~んて、なことを言いながら、その内に真田幸隆、昌幸、信之、信繁(幸村)の話で盛り上がった。娘が大好きな伊達政宗の話、また信繁(幸村)の娘を妻にした家来の片倉小十郎の話も・・・。
電話の要件は、ほかのことであったが、小説談義に夢中になっていた。






