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15日(土)、16日(日)の午後9時から2夜連続で放送された「宮本武蔵」。
テレビ朝日開局55周年記念ドラマスペシャルとして制作。
原作は吉川英治氏の「宮本武蔵」とのこと。
もっとも、脚本でかなり変えてあるが、流れのベースは原作に沿っている。

(出典:テレビ朝日 公式HP 抜粋)
原作との大きな違いであるが、関ヶ原の戦いで佐々木小次郎(沢村一樹)と宮本武蔵(木村拓哉)が出会う。
勿論、お互いに誰という意識はない。
その時の小次郎がとてつもなく強い、そのことが武蔵の心底に刻み込まれる。
その後のドラマ展開のキーポイントになっている。
京の名門吉岡道場の当主・吉岡清十郎(松田翔太)と武蔵の決闘シーン。
清十郎の弟・伝七郎(青木祟高)が介添え人となって、京・蓮華王院 三十三間堂で行うにはビックリ・・・。
また、これまでの伝七郎は、荒々しい役柄であるが、牙を抜かれたような伝七郎であり大きくイメージが違っている。
昔から時代劇を見てきた当方らには、清十郎と小次郎のカツラにも違和感があった。
また、これを云ったらお仕舞いなれど、武蔵を演じていた木村拓哉さんは、風貌とか性格的にも小次郎の方があっていると思うけどね。
野性味たっぷりの武蔵の眼、風貌からすると違っている。
ところで、その小次郎を演じていた沢村一樹さん。
以前のNHKの番組「サラリーマンNEO」の“セクシー部長”のイメージが未だに残っており、不思議な小次郎に見えてしまった。
武蔵でもお通(真木ようこ)でも、台詞まわしが現代劇風になっており、もっと侍ことばとか、その時代に合ったことばを使ってほしかった。
短期間に制作されるのか、時代考証なども考えさせられるものがある。
などと、いささかの違和感を持ちながら、録画していたもので「前篇・後編」を一気に見た。
中には、早送りですっ飛ばしながらの場面も・・・。
それでも過激な殺陣の場面、CGやワイヤーアクションなども取り入れてあるのであろう、その点の見せ場は多かった。
団塊の世代の当方、中村錦之助(萬屋錦之介)さん主演の映画「宮本武蔵」(5部作)及び宮本武蔵番外編ともいえる「真剣勝負」の大作が頭の隅に残っており、どうしてもその映画と比較してしまう。
野性味タップリの武蔵がハマリ役であった。
それでも今回のドラマ、東映が全面協力で制作。
時代劇の灯を消さないためにも、いかような時代劇であってもできる限り、沢山の作品の制作が続くことを願っている。(夫)
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