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7日(日)、NHK大河ドラマ「西郷どん」がスタートした。
その視聴率が早々と発表されるも、歴代ワースト2位の15.4%(関東地区)だったらしい。
へ~・・・。
それほど悪いとは思わなかったけど不思議である。
子役たちが最高に頑張っており、出来栄えもなかなか良かった。
そのように思って見入っていた。
案外、難しい薩摩弁が飛び交って、聞き取れなかったのだろうか。
これまでの煩雑な人間関係の強い幕末物と違って、主人公・西郷隆盛の少年時代から描かれており、興味深く見ることができた。
下級武士の西郷小吉(後の隆盛)とその仲間たち。
何といっても初回の見どころは、「妙円寺詣り」という薩摩藩最大の行事のシーン。
関ヶ原の戦いで西軍に組していた島津義弘隊は、小早川秀秋の裏切りで西軍が総崩れとなったことで、東軍の真っただ中で孤立してしまった。
意を決した島津義弘隊は、東軍の中央突破を敢行し薩摩へ帰りついたとの豪勇を称えて、「義弘の眠る妙円寺詣り」が行われるようになったとか。
エキストラが200人も出演したらしい。
少年たちが石段を一気に下ってくるスケールの大きなカット。
このドラマの本気度が伺えるシーンだった。
妙円寺を目指す上級武士の少年、下級武士の少年たちの切磋琢磨。
山中の険しい息もつきそうな道中の駆け比べ。
子役たちが懸命に駆けている。
懸命に演技をしている。
西郷小吉のいる下級武士の少年たちが勝利を収めるが、このことが発端で上級武士の少年たちと騒動が起こる。
その最中、上級武士の少年の刀の切っ先で小吉の肩口を斬られ、生涯剣が使えない深手となったらしい。
西郷小吉と明治維新の原動力となった仲間たちの少年時代が描かれる。
その間、後の西郷隆盛が尊敬し、殿のために命を賭す島津斉彬との出会いも描かれている。
史実ではあり得ないことでも、原作者や脚本家の巧みなドラマ仕立てで、思わず納得させられながら見入っていた。
物語の広がりと深まりのため、当然史実を超える描き方もあるが、それはそれで十分に楽しめたらいい。
次週以降の物語の展開。
さらに知っている西郷隆盛も描かれることであろう。
ところで、冒頭のカットで上野にある西郷隆盛像や除幕式の様子なども描かれていた。
10月に孫の祖父母参観で川崎に出向いた際、上野公園にある西郷隆盛像を見る機会もあった。
これまでも、上京する機会は数えきれないが、どうしたものか西郷隆盛像を見たのはその時が初めてだった。
大河ドラマを意識してはいなかったが、ドラマの冒頭に西郷隆盛像が登場し思わず感動を覚えることもできた。
次週以降も、「西郷どん」を楽しみたい。(咲・夫)

(出典:NHK公式HP 抜粋)
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