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今週は、雪マークと傘マークの天気予報が続いている。
首都圏も積雪で大変らしい、特に都心では2Oセンチとか。
再び強烈な寒波が日本列島を襲って来ている。
こちらの方も、一段と厳しい寒さとなっている。
三寒四温で春もそのうちやって来るであろう。
当分の間、屋外スポーツはできそうにない。
ところで、「晴耕雨読」と、昔の人はうまく言いえた熟語がある。
つまり、『世間の煩わしさを離れて自由気ままに生活することで、悠々自適として自然のままに生きる様をいう』の意味らしい。
まさに、人間本来の理想の生きざまなのであろう。
なるほど、なるほど
当方なれば、「晴耕」とは・・・グラウンドゴルフであろうか。
そして、「雨読」とは、・・・池波小説かも。
今、再び読みはじめている「忍びの女」(著:池波正太郎)。
池波小説では、忍びを題材に扱った小説も何本も描かれている。
特に「くノ一」、女の忍びを主人公にした小説、これも飛び切りに面白い。
登場する女忍び、どれをとっても男顔負けの活躍をしながら、女性の美しさとしなやかさも描かれている。
つまり、とても魅力的に描かれている。
ページを繰ることが、楽しくなってくる物語の展開。
想像を絶する厳しい忍びの世界と戦国時代の荒波。
怒涛の歴史の1ページに埋もれてしまう忍びたち。
いつもながら、とても真似のすることができない池波正太郎先生の筆致。
不思議なことに何度でも、何度でも読み返すことのできる小説群でもある。
「忍びの女」の主人公は、甲賀忍びの小たま。
「蝶の戦記」のお蝶にも似た雰囲気ながら、ちょっと違った可愛らしさもある。
豊臣家の猛将・福島正則の一代記と共に描かれている。
飽くこともない池波小説。
「晴耕雨読」の後者を楽しみたい。(夫)
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