咲とその夫

 思いもよらず認知症になった「咲」の介護、その合間にグラウンド・ゴルフを。
 週末にはちょこっと競馬も。
 

映画「アメリカン・スナイパー」(2014)

2018-05-01 23:00:00 | レビュー

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 長い間観たいと思っていた映画「アメリカン・スナイパー」(主演:ブラッドリー・クーパー 監督:クリント・イーストウッド)。
 NHKBSプレミアムにおいて、昨夜放送された。

 アメリカ海軍特殊部隊ネイビーシールズ所属の伝説のスナイパーの苦悩の物語。
 味方からは伝説と呼ばれ、敵方からは悪魔と恐れられたとか。
 イラク戦争におけるアメリカの恥部でもあるのか。
 
 実在のスナイパー、クリス・カイルの自伝を巨匠クリント・イーストウッドが、活写しているから見逃せない。
 取り分け壮絶な戦闘シーン、味方の命を守るためにクリス・カイルの射撃がピンポイントに決まる怖さを描写する。
 最初に派遣された時、少年と母親を狙撃しなければならない戦争の残酷さが・・・。
 
 精巧な狙撃の腕前、ゴルゴ13を彷彿するような凄腕。
 感情のない機械のようなゴルゴ13と違って、一人の人間として葛藤しながらも、味方の命を守るという任務を全うする主人公・クリス・カイル(ブラッドリー・クーパー)。
 凄腕のため、4回にわたりイラクに派遣され、あまりの過酷さから徐々に精神を蝕まれる壮絶さも描かれる。
 
 また、戦闘場面ばかりではなく、クリス・カイルの家族を思う心情やスナイパーとしての心の動きも描写される。
 戦闘シーンの中に家族との交わりが挿入されている。
 何といっても、主人公を演じるブラッドリー・クーパーの熱演、好演には思わず見入ってしまう。
 であるが、英雄を描いた映画と思っていたらそうではなく、戦争の悲惨さが描かれている。
 
 退役後、心の葛藤から徐々に解放され、正気を取り戻してきたクリス・カイル(ブラッドリー・クーパー)だったが、エンディングは何とも言えない余韻が残されてしまった。
 どうして、そのようなことになったのか。
 
 巨匠クリント・イーストウッド監督の映像化、物語の展開描写には目をそらすことができなかった。
 なるほど、話題作だっただけに見ごたえもタップリ。
 そして、イラク戦争とは何であったのかとも考えさせられた。(夫)


(出典:NHK公式HP 抜粋)

[追 記1]~解説~
 アメリカ軍で最も強い狙撃手と呼ばれた、クリス・カイルの自叙伝を実写化したドラマ。アメリカ海軍特殊部隊ネイビーシールズ所属のスナイパーであった彼が、イラク戦争で数々の戦果を挙げながらも心に傷を負っていくさまを見つめる。メガホンを取るのは、『ミリオンダラー・ベイビー』などのクリント・イーストウッド。
 『世界にひとつのプレイブック』などのブラッドリー・クーパーが主演を務め、プロデューサーとしても名を連ねている。戦争とは何かを問うテーマに加え、壮絶な戦闘描写も見もの。

[追 記2]~あらすじ~
 イラク戦争に出征した、アメリカ海軍特殊部隊ネイビーシールズの隊員クリス・カイル(ブラッドリー・クーパー)。スナイパーである彼は、「誰一人残さない」というネイビーシールズのモットーに従うようにして仲間たちを徹底的に援護する。人並み外れた狙撃の精度からレジェンドと称されるが、その一方で反乱軍に賞金を懸けられてしまう。
 故郷に残した家族を思いながら、スコープをのぞき、引き金を引き、敵の命を奪っていくクリス。4回にわたってイラクに送られた彼は、心に深い傷を負ってしまう。
(出典:Yahoo! 映画 抜粋)

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