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50年ぶりに重馬場で開催されたとのクラシック三冠第1弾「皐月賞」。
と云うことは、当方24、5歳の頃のこと。
36年間勤め上げた職場に入社した頃である。
ふーッと、そのようなことを想いながら競馬中継を見入っていた。
狙いの8番トップナイフと7番ファントムシーフがウマくスタートを決めてほしいと見入っていると、何と云うことかトップナイフがゲートのタイミングが合わず出遅れてしまった。
終わってしまった。
痛恨のミス。
スーッと出て5、6番手あたりからの競馬と見ていただけに・・・ガックリ。
飛びが大きいから重い馬場は無理と真っ先に切っていた1番ソールオリエンス、スタートを決めるも後方に下げて外へ出して追走していた。
このコースあそこからは届かないであろうと眼中になかった。
あとは、中団から前で競馬の狙い馬ファントムシーフや14番タスティエーラ、さらに5番フリームファクシを探しながら見ていた。
この重い馬場でありながら、最初の1000を58秒9の速い流れを作って13番グラニットが逃げていた。
勝負どころの3、4コーナー中間から最後の直線へ。
馬群が凝縮され横に大きく広がってきた。
横に大きく広がったまま馬群がゴールを目指す中、残り200を切ったあたりでタスティエーラが堂々の先頭へ躍り出た。
鞍上もこのまま押し切れると勝利を確信したと思われる。
中団から競馬のファントムシーフの鞍上、C.ルメール騎手が懸命に追って番手を目指しているが、馬場が重いためスンナリと上がってこられない。
すると、すると4コーナーを回った時点で後方2番手の大外から追い出してきたソールオリエンスが、何とメンバー最速の35秒5の究極の上りでゴール前一気に突き抜けた。
実況のアナウンサーも驚きと共に興奮の声で・・・。
「一番外1番のソールオリエンス、ソールオリエンスが末脚発揮、ソールオリエンスが突き抜けてゴールイン」
「ソールオリエンス、3戦3勝で皐月賞を制しました」
観衆も、競馬関係者も、勿論勝ったと思っていた松山弘平騎手も、レースを見届けたすべての人が驚きと共に唖然としたことであろう。
勿論・・・当方も。
京成杯の勝ち馬が初めて皐月賞を制しており、種牡馬・キタサンブラックの偉大さをまたしても印象付けた一戦でもあった。
凄い、レースだった。(夫)
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