タイトなスケジュールの翌日。集合時間は8時45分。
前日のホテル到着後、89歳の爺さんは、ガイドに何度も何度も時間の念を押されていました。
その甲斐があってか、全員時間どおり集合。そして、午前中はクアラルンプールの市内観光です。
王宮、国家記念碑、国立モスク、独立広場、ペトロナスツインタワーへと効率よく廻ってくれます。
そして、お昼。大きなショッピングセンターのなかの和食店です。
マレーシアまで来て和食はないと思いましたが、ツアーに付いています。仕方ありません。
そして、また事件。
食事のあと、集合場所を確認して、各自ショッピングセンターをぶらぶら。
集合時間も確認しましたが、時間になっても、あの爺さんが戻ってきません。
ほかの人たちは皆バスで待機です。
30分ほどしてガイドがようやく爺さんを連れてバスにやってきました。
ショッピングセンターで迷子になってしまったとのこと。またまたやりました。
午後は、今回の私の目的地、キャメロンハイランドへバスで行きます。
高速道路の2時間は快適でしたが、その後、山道に入った2時間は大変な道路でした。
狭く、くねくねとカーブの連続です。南国の熱帯樹林の中を拓いたものという感じの道です。
野菜を積んだ大型車とすれすれにすれ違いますが、その野菜はシンガポールに運ばれ、高値で売れるそうです。
また途中、現地住民の集落もありましたが、そこはバスから見るのみ。道路が狭くてバスが止まれません。運転手は本当に上手にバスを運転していました。
そして夕方もすっかりと暗くなって、キャンメロンハイランドへ到着です。
夕食は、名物のスチームボートです。この料理の基本は、タイのタイスキと同じく「しゃぶしゃぶ」でした。
さて、今回のツアー参加者の中には、身体の不自由な障害を持たれた方も参加されていました。
ひとりは、夫婦で参加されていた奥さまです。右足が少し不自由で、ご主人に付き添われての参加です。彼女は全く問題ありませんでした。
そしてもう一人は、初めは右足のみが不自由と見ていた若い一人参加の若者です。
スチームボートを食べている時、おひとり様参加のテーブルでは、我先に鍋を突っつきます。
ふと見ると、彼は左手で不自由そうにフォークで鍋を掬っていました。
鍋には何回かに分けて食材を入れ、煮えてから一斉に手をだします。
2回目に、彼の手の不自由さに気付き、3回目の食材投入後、私から“彼から煮えたものをとること”を提案しました。一瞬、座が白けましたが、なんとか同意を得て、彼にすすめました。
彼も照れくさそうに一番に鍋の食材をとりましたが、やはり不自由です。それが分かると、側にいるものが、取ってあげるようになり、場がようやく和んで、美味しい鍋を食することができました。
彼も、最初に「私は右手も不自由なので誰かフォローしてください」と、最初から言うべきだったかもしれません。
障害のある方や、超高齢者のおひとり様参加は、やはりツアー参加者のなかの誰かが気付き、フォローしないと、参加者全員に迷惑がかかるときもあり、考えさせられるツアーでした。
写真は、キャメロンハイランドの、きれいに整備された茶畑です。
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