ここ最近、まったく釣りに行っていなかったわけではなく、
ただアップするのが面倒だったというか、
ブログに載せる価値もないな、
という釣りばかりしていた。
釣れない釣りをして、悔しい思いをしていたわけだ。
22日、23日、24日と3連休、用事があったり、時化ていたりでこちらが意図した釣りができなかった。
じゃあ、時化のときは何しよう?
カヤックのロッドホルダーをこさえたわけです。

トライブ11.5は水漏れするような箇所のない気密性の高いカヤックだが、
ロッドホルダーはついていない。
穴を開けたくなかったので、ダイワのクーラーにロッドホルダーとフラッグホルダーを自作してつけていた。
しかし、もっと大きめのクーラーを乗せたいときに、どうしてもロッドホルダーが必要になったわけだ。
時化だし、こんなDIYは大好きだから、納得の出来栄えとなった。
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12月26日。
この日は晴れて凪ぎになるんじゃ?
と、根拠のない予想を立てて、釣りに行くためだけに休みを取っていた。
しかし、北東の風は強い。
渚丸断念!
隣の港のメバルはどうか?

パクパク。
パクパク。
20cm前後のメバルが入れ食い。
でも、この釣りは私の心を満たしてくれない。
北東なら、あそこの湾ならカヤックも出せるだろう。
速攻で家に帰り、次の釣りの準備。
実は、23日もこの湾内で釣りをしたが、消波ブロックの外が猛烈に時化ていて、
私の操船技術では遭難ということにもなりかねなかった。
当然、湾内の凪ぎの所では、アタリ一つなかった。
さあ、26日はどうだったか。
うねりが2m近くあるものの、風が北東なので、なんとか釣りになる。
前回来れなかったポイントに到着。
エソが適当に遊んでくれる。
3匹だったかな?
なにせ、久しぶりのカヤックフィッシング。
アタリがあるだけでもうれしいね。
そうこうしているうちに、12時半を過ぎた。
活性が高いという時間が終了したわけだ。
何もキープしている魚がいない。
こら困った。
地磯付近をバイブレーションで通す。
ゴゴゴ。
と、ひったくるようなアタリ。
エソじゃないな。
上がってきたのはオオモンハタ。
35cm程度か。
ごめんなさい、キープさせていただきます。
それから20分ほど空白の時間。
メタルジグをぼけーっとしゃくっていたら、強烈なアタリ。
今思えば、たいした引きじゃなかったが。
ちゃんと上がってきた。

唯一のカヤック上の画像。
カヤックフィッシングで最高の大物。
70cm近い、4kgくらいかな。
それでも、あとのことを考えるとたいしたことはなかった。
同じ場所を流していると続けざまにアオハタがきて、
500gくらいの小さなマダイも追加。
完全に時合いだな。
ここまで、すべてティップランを主体に使っているエギングロッドでの釣果。
802MLI 適応エギは2号から3号。
PEラインは1号、ショックリーダーは20LB。
リールがセルテート2500なのでドラグ調整は信頼できる。
要するにふにゃふにゃのロッドで、ちょうどいい大きさの魚を楽しみながら釣っていたのだ。
ここまでは。
もう1本、タックルを準備していた。
PEラインは2号、ショックリーダー35Lb。
リールはトーナメントZ3000。
リールは古くて重いが、大好きなリール。
ところが、こいつが、メタルジグをセットしていたのが外れて、後ろのほうでからまってて使えなくなっていた。
後悔先に立たず。
このタックルだったなら・・・。
入れ食いしている状況でメタルジグのアクションも同じ。
底から10mほどスローなショートジャークを繰り返し、
さ、アタリもなかった、底に落とそうとした瞬間。
ルアーを追ってきたそいつは、止まって今から落ちるというアクションがたまらなく食いつきたくなったのだろう。
ガツガツガツ。
アタリはそう大きかったわけではない。
最初の締め込みが半端なくきつい。
竿はペナンペナンなので、根元から海中に突っ込んでいる。
この時点でさっきのマダイの比ではない強烈な引き。
マダイだったら7~8kgくらいかな。
わりと冷静に、考えている。
ようし、時間をかけて疲れさせ、絶対取り込んでやる。
変な魚を出して恐縮だが、今年の夏は同じようなタックルで10kgオーバーのエイを仕留めている。
そのときも30分ほどかかったが。
竿のポンピングで2mほど持ち上げて、ギューギューとドラグを鳴らされ走られる。
その繰り返し。
残り15mほどだろうか。
いい加減にしてくれ。
姿だけでも拝ませてくれ。
以前釣りあげた15kgほどのサメ。
これは自己記録間違いなし、と思って頑張ってあげたらサメだった。
あの残念感。
この魚もブリとかタイとかヒラメとかじゃなくて、サメとかエイかな。
いや、サメじゃないでしょう。
ああ、そっちの竿だったらもっと余裕であげられるんだけどなあ、
時間にして20分以上この繰り返し。
変化しているのは、かかったポイントからだいぶ沖へと流されていること。
沖に出ると波も高い。
この船が渚丸だったら、絶対こっちに主導権があるのだが。
なにせカヤック。
次第に恐怖心が出てくる。
沖に出されてしまったこと、波が湾の外まできて高くなっていること。
もう切れてもいい、強引にあげよう。
そう決心して強引に抜きにかかった。
フッ・・・・・
軽くなった。
メタルジグの重みも感じられない。
よかったんだ。
これでよかったことにしよう。
そこから、ビーチまでパドリングがたいへん。
いつも不器用さんの2馬力エンジン付きボートに引っ張ってもらって来ているポイントなので遠い遠い。
ま、これがいい運動にもなると思って始めたカヤック。

シマノのスペイザー24Lの長さをやや上回る65cmといったところかな。
測る気はない。
重さも3kgくらいだろう。

その他のキープした魚。
マダイ、オオモンハタ、アオハタ。
アオハタは初対面。
さ、次回は逃がした獲物を何とかして獲ってやる。
これだから釣りはおもしろい。