昨日は仕事の打合せで長野市へ出張。どんよりとした長野の天気は今にも雨が降りそうだった。予定していた時間を過ぎて打合せが終了したころは、外はヘッドライトの光ばかりだった。そして雨。帰り道はワイパーの上下動が久しぶりに最大になるくらいの雨だった。
秋の雨は冷え込むと山では雪になる。
昨年の浅間の初冠雪は10/23のことだから、今シーズンは雪の到来が遅い。
翌朝期待して起きてみたが浅間の頭は白くなかった。
残念だったが仕方がない。
しかし、仕事に出かけたあいだ10時頃から南の蓼科、八ヶ岳方面が雲にすっかり覆われてしまった。これは雨が来るぞ。
期待しているとぽつりぽつりと冷たい雨が降ってきた。
わずかな時間であるが佐久平は南から北へ、浅間もすっかり時折強く吹く風にそって流れた雲に覆われて見えなくなってしまった。
30分と経たない間に、すっかり雲に覆われていた空は次第に西からの風によって雲が取り払われていった。
そして時折山肌が見え隠れしながら見えてきたとき、浅間山はうっすらと雪化粧していたのだ。
ほんのりと薄くまるで白粉を塗ったかのような浅間は、雲に閉ざされていた太陽に照らされて見る見るうちに山の木々が色化粧した浅間山に戻っていったのだった。
西からのすごい速度で流れてくる雲に山頂を隠されてしまい、次第に雪も消えていってしまった。そんな中での一枚。
その間めまぐるしく変わるお天気ショーは高原でないと味わえない。