baja eye eye~~~

長野、佐久の風景をPENTAXで撮っています。 2005~

高原列車(駅シリーズ)海瀬

2007-05-31 | 小海線駅シリーズ

Stkaize

JR小海線の駅シリーズ19  19駅/31駅

小諸駅を1番と数えると17番目の駅。「海瀬」(かいぜ)

国道299号が秩父から十国峠(1351m)を上り長野へと入り、海瀬駅(766m)のすぐ北脇を通り千曲川を渡り、一旦国道141号と合流して南下、八千穂の大石川の下流から八ヶ岳の白駒池を目指し麦草峠(2127m)を経て茅野の地で甲州街道(R20)とぶつかる。(765m)

そんな両側を山に囲まれ千曲川の流れ沿って走る小海線。

海瀬駅のシンボルはなんといっても水力発電用の水圧鉄管だ。

水力発電所は千曲川に数々あれど、ホームに水圧鉄管が絡む場所はここ海瀬駅のみ。
ホームは水圧鉄管の下にあります。小海線も水圧鉄管の下をくぐるのです。さらにここの水圧鉄管は茶色をしていて他の発電所の銀色とは一味違って見えます。有名なアニメでも出てくるようなそんな雰囲気を放っています。

水力発電は水の力を利用して大きなモーターを廻して発電する仕組み。こんなこと改めて書かなくてもと思います。でもその発電用の水が千曲川からどのようにやってきているのか、ということまでは地元民でも知らない人が殆んどだと思います。

ここ東京電力海瀬発電所用の水はおよそ3Km上流の千曲川から取水し、さらに東京電力八千穂発電所で発電に使われた放流水を再利用していて、さらにこの海瀬発電所で使われた放流水は千曲川を渡りおよそ3Km下流の中部電力の臼田の発電所でも使われることを知りました。驚きです。

それも大きな水路が目に見えてあるわけでなく、通常は地中を通っています。普段普通に生活している道路やその辺の畑や水田の下、あの場所の下を発電用の水が通っていることもとても驚いたのです。

知らないことばかり、地図を見ているといろんなことがわかります。

コメント (8)
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