OptioW60に限らず、コンパクトデジカメには必ず搭載されているデジタルズーム
デジタル域にズームすると、モニターは砂嵐のような映像になってしまうので、こ
れは普段は使えないとW10のときはデジタルズーム域に入らないようにキャンセ
るしていた程。新幹線の軌道敷に絶対に入らないようにした鉄網は網目も細か
いので、一眼レフのレンズではその網も通らない。望遠域での撮影か、大口径
レンズでぼかすか、巨大な脚立を使って鉄網越しに撮影する以外に方法がなし
そこでW60のデジタルズームを最大にしての新幹線撮影と相成ったわけである。
前置きが長かったが、W60、レンズが小さいのでひし形網目の中でまだ余裕あり。
28mmから光学5倍端140mmまでズーム、ここまではモニター映像は綺麗です。
これからもう一押ししてデジタルズームにすると、モニター画像はどんどん荒れて
きます。×28.5になったときは何処が何処だかわからないほど。それもそうです
798mm相当ですから手持ちではわずかなブレでも何処を狙っているかわからなく
なってしまいます。タオルをボディーに巻いて金網に押し付けて息を殺してようやく
モニターの絵が何処を狙っているのかわかようになりますが、これでも動く、動く
新幹線の通過時間までこんなことしてられないよなあ、あーなにか固定するもの
ないかなあ、思いつき撮影ではそんな後悔ばかりが頭をよぎります。 笑
結果がこれ、写真ブログとしては何これ的なノイズたっぷりの写りなのですが
自分的には「意外と写る」のにびっくり、ノイズたっぷりのモニターを見て撮って
いるのでなおさら結果が止まって撮れているので驚きも二倍(^^)、携帯電話並み
の重さでこの798mmを手に入れるのは、遠くのものを引き寄せて撮ってからじっ
くり拡大再生して確認するなんて技にも使えます。実際に田んぼの用水路の水門
が開閉しているのか、肉眼では見えない離れた場所でも確認できたしね。 笑