本日は機材の話、長文注意。棒茄子や月々やりくりしてカメラ機材を順調に揃えられる御仁はスルーしてください 笑
風景写真を問わず、どうも右下がりになる癖を私は抱えている。シャッターを押すときに下がるということもあるだろうが、水平は経験と勘でと息巻いていた頃は過ぎ、年を重ねると視力も落ちてきているのであるから、矯正する道具が必要なのである。
今まではホットシューに取り付ける水泡タイプの水準器を『自作』して取り付けていた。エツミなどの写真用品会社のカタログを見ると水準器といえども馬鹿にならない価格に驚き、尻込みをしていたのだが、これならば自作しようと思い立ち、ホームセンターでアクリル製のコンパクトな水準器を購入、価格200円程度、コイツをホットシューカバーに接着しちゃうというお気楽水準器作戦だった。PENTAXのホットシューカバーには取り外す際に滑り止めのための引っ掛かりが2本出っ張っている。、コイツを彫刻刀で丁寧に取り除いてから格安水準器を接着して終了。かくして対カタログ価格1/10程度の水準器が完成したのである。
しばらく大変自己満足していた自作水準器がカメラから取り外す際にボロッともげてしまったのだ。接着剤の選択が悪かったのだろう、あーあ、自己満足も活躍の日の目を数回見ただけで終わってしまったのだった。T T
その後、そのショックから立ち直れず、さらに自作水準器はタテ位置には対応していなかった低スペック品だった為、その後再び接着することはしなかった。 今日の記事の本題は【水平】をいかに確認するかなのだが、皆さんも既知のVelbonが販売している『アクションレベル』をキタムラネットで注文して店頭受け取りにしていたものを昨日受け取りに出向いた。そうすることで送料は無料になり、Tポイントカードを提示するとTポイントが貯まるのでネットで買い物をする時の一つの指標としている。もっとも受け取りの為の燃料費は「ついで」を利用するということが前提だ。 お財布とEcoも考えているのだと胸を張るが、最後はどうなるか・・・。
どうでもよい前置きが長くなった。 |
DIGITAL LEVEL METER
Action Level
早速使用してみると、目立つLED部分のすぐ上にスイッチ、本体上部左側にLED明るさ調整ボタン、右側が水準器の精度を切り替えられるスイッチがある。
本体にセットしてスイッチオン LEDが点灯 LED中央がグリーンで「水平」中央の左右隣が黄色のLED、一番端が赤のLEDで表示される。本体をわずかに右に傾けても右端の赤LEDが光る
精度は5段階、一番精度のよい段階はもうレベルと緊張してにらめっこしても中央の緑色のLEDを点灯させるのは困難。三脚に固定して使わないとダメ。一番ゆるい精度の時でも保持しているのは難しく、すぐに右や左のLEDへ行ったり来たりする。これは基本的に三脚固定で使うのだろうが、低精度ならば手持ちの時もなんとか使えると思う。
ただし、ファインダーを覗いているときはまったく見えない。N社高級一眼のファインダー内やライブビューでの表示、R社のモニター表示など標準で機能として備わっているものに比べると使い勝手は落ちる。なんとか【根性】でちょっとファインダーから視線を離して見るようにすれば、LEDが光っているのは確認できる。(目が引きつるのを除いて)
今までのアナログの自作水準器はこの芸当が出来なかったので格段の進歩。薄暗くなればなるほどLEDという利点を感じるだろう。何よりタテ位置にも対応しているのがいい、それも傾けるだけで縦横のセンサーを切り替えるのだから、賢いねぇ
言ってみれば【水平】にこだわって3,580円也というのは家人から見れば無駄遣いの部類、そのお金があれば、家族が暑い夏を少しでも心地よくするアイスクリームが何個買えるのだという、冷めた目で眺められている、いや睨まれているのであろう、それを肌でうすうす感じつつ、幸せそうにピカピカ光るLEDに一人ニヤニヤしているのだった。
最後までお読みいただいた皆様に感謝 (^ ^) |