図書館の仕事のひとつに「ブッカー(フィルムルックス)鰍ッ」というのがある。本が汚れにくく(汚れてもさっと汚れを落とせる)するため、また本を頑丈にして破損を遅らせるため、透明のビニールブックカバーを貼付けて、本を包む仕事である。
半面が粘着面になっているロール状の「フィルムルックス」を本に合う大きさにカットするところからスタートする。それを本と付き合わせながら、紙工作なら「のりしろ」、縫い物なら「ぬいしろ」に当たる折り込み部分を決めながら、端をカットしたり折り込んだり。
粘着面をゆっくりと着実にぴったり本に貼らなくてはならない。これがなかなか難しい。油断するとたちまち、いろんな不都合が出てくる。
どこからか空気がはいって立体水玉模様になったり、立体シワができたり、折り込みが甘くてブッカーがはみ出たり、最後の頁を1枚裏表紙に貼付けたり、待機中のはずの折り込み部分が、なにかのマチガイで、シワシワといいかげんな場所に張り付いていたり、といった有様なのだ。ユダンもスキ
もあったもんじゃない。
とくに表紙の紙が薄い、A4くらいの大きさの雑誌とか手作りの行政資料とかは、かなり集中しないと、あっというまにシワができたり、くっつかなくていいところにくっついてしまったりする。
今日の後半はこの仕事を久しぶりにした。それほど得意分野ではないけど、ひとりでこつこつは好きなので、のめり込んでしまう。
けれどもうすぐ終業時間! 急がなきゃ!と、雑念が入ると一挙にトラブル発生で、焦れば焦る程、どんどん仕事が遅れるという悪循環。
集中しないといけなんだけど、といって一生懸命すぎてもなぜか上手くいかないのが、この仕事の面白い!?ところ。ャCントは押さえつつ、風が吹き抜けるような軽やかな気分ですいすいと、というのが理想。そういうときには、意識せずともうまく行くのだ。ほとんど無の境地を目指す修行僧の気分。
この仕事のベテランプロパーであるUさんのことを、だから私は密かに尊敬している。いつもにこやかでフレンドリーで庶民的な彼女は、私にとっては、ほとんど阿闍梨さまです~。
半面が粘着面になっているロール状の「フィルムルックス」を本に合う大きさにカットするところからスタートする。それを本と付き合わせながら、紙工作なら「のりしろ」、縫い物なら「ぬいしろ」に当たる折り込み部分を決めながら、端をカットしたり折り込んだり。
粘着面をゆっくりと着実にぴったり本に貼らなくてはならない。これがなかなか難しい。油断するとたちまち、いろんな不都合が出てくる。
どこからか空気がはいって立体水玉模様になったり、立体シワができたり、折り込みが甘くてブッカーがはみ出たり、最後の頁を1枚裏表紙に貼付けたり、待機中のはずの折り込み部分が、なにかのマチガイで、シワシワといいかげんな場所に張り付いていたり、といった有様なのだ。ユダンもスキ
もあったもんじゃない。
とくに表紙の紙が薄い、A4くらいの大きさの雑誌とか手作りの行政資料とかは、かなり集中しないと、あっというまにシワができたり、くっつかなくていいところにくっついてしまったりする。
今日の後半はこの仕事を久しぶりにした。それほど得意分野ではないけど、ひとりでこつこつは好きなので、のめり込んでしまう。
けれどもうすぐ終業時間! 急がなきゃ!と、雑念が入ると一挙にトラブル発生で、焦れば焦る程、どんどん仕事が遅れるという悪循環。
集中しないといけなんだけど、といって一生懸命すぎてもなぜか上手くいかないのが、この仕事の面白い!?ところ。ャCントは押さえつつ、風が吹き抜けるような軽やかな気分ですいすいと、というのが理想。そういうときには、意識せずともうまく行くのだ。ほとんど無の境地を目指す修行僧の気分。
この仕事のベテランプロパーであるUさんのことを、だから私は密かに尊敬している。いつもにこやかでフレンドリーで庶民的な彼女は、私にとっては、ほとんど阿闍梨さまです~。
手作業なんですか~!神業・・!!!
私もときどき必要にせまられてフィルムを貼る作業をするのですが・・
たぶん雑念が多いのでしょうな・・
変なとこにくっついたり、
なが~い髪の毛挟み込んでしまったり、
たてじわなんかオバマ大統領の眉間のように
くっきりと寄ってしまったり。
空気アナができてしまったときには、針でアナ開け
その小さな空気を追い出すと言う涙ぐましい努力をしたり。
何の道にも阿闍梨さんは存在するんですね。
今、阿闍梨さんの新書本を寝る前に読んでます。
一話で眠くなる私にとって、
寝付くにはもってこいの本です。
ところで阿闍梨さんといえば思い出すのが、白洲正子さんと比叡山の阿闍梨さんとの会話。正子さんが古い和歌を口ずさんで、「ご存知ですよね?」と肯定必至の口調で尋ねると、阿闍梨さんはあっさりと「知りませんな」。そのあまりのあっさりさに、ずっこけてしまった正子さん・・・というお孫さんの話が印象的でした。
でも正子さんは、そんな阿闍梨さんが大好きで大尊敬だったのです。
知らないことをボヤかさず、肯定する!
あるがままですね。
偉くなると余計しづらいことですがね。
かいけつゾロリ!
せやせや!うちのT~MAくん(なんか変な未確認物体みたいです)も大きくなっても好きでした。
こんな名人のご苦労もあったのですね。
あらら・・とうとう地元にインフル第一号だそうで・・困ったな・・仕事がはかどらない。
当分、引きこもり状態です。