花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

シーズン開幕

2022年09月11日 | 
地元の産直センターです。
とうとう店頭にリンゴが顔を出し始めました。
今並んでいるのは早生系統。夏の青リンゴほど早くありませんが
数種類の品種が並んでいます。最近は新しい品種が出てきているので
知らないものも多く、美味しいのかどうかピンときません。
ところで9月のリンゴといえば何といっても思い出すのが「つがる」。
真っ赤で美味しいので有名ですが、チームにとっては
2009年、TEAM FLORA PHOTONICSの姉気分である
APPLE GIRLSが「白いリンゴ」を作った時の品種として記憶されています。
真っ白の肌は本当にきれいでした。
その後、TEAM FLORA PHOTONICSが引き継ぎ
ふじ、王林といろいろなリンゴを白く変えていきました。
しかし記憶では色と味ともに優れた白いリンゴはシナノゴールドでした。
さて最初にできた白いリンゴのベースとなったつがるですが
美味しいのですが、なかなか遠方の方は食べたことがないはずです。
実は日持ちしないので、すぐ果肉が柔らかくなってしまうのです。
リンゴ王国としては柔らかくなってしまったリンゴを
皆さんに食べてもらうわけにはいかないのでなかなか
遠方まで出荷しないのだそうです。
旬のつがるは最高に美味しいリンゴ。ぜひ青森に食べにきてください。
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北極圏のブルーモーメント

2022年09月11日 | 研究
これはロンドンからストックホルムに向かうBritish Airwaysの
飛行機の窓から見えたきれいな夕焼け空です。
方角は北。北極圏を眺めています。
夕焼けの上層部が美しいブルーブラックに染まっていますが
これをブルーモーメントといいます。
科学用語ではないのですが、日の出前と
日の入り後に空が漆黒に染まるまでの少しの間に現れる現象です。
太陽から発せられる波長の長い赤色が空気中のチリにぶつかって
遠くに届かないのに対して、波長の短い青はぶつかりにくく
そのため青だけが届くため起きるのですが
一日のうち最も美しい時間帯だといわれています。
今回、ストックホルム滞在中は曇り空ということもあり
街中できれいなブルーモーメント見る機会はあまりありませんでしたが
かつて見た美しい街並みがブルーモーメントに染まる風景は絶景でした。
さて実はこれとよく似た空を動画ではありますが
見たことがあります。それが次の画像、ご覧ください。
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南極のブルーモーメント

2022年09月11日 | 研究
先ほど紹介したのが飛行機から北極圏のブルーモーメントを
見下ろしたものですが、この画像、そっくりだとは思いませんか。
これは2017年、国立極地研究所とTEAM FLORA PHOTONICSが連携して行った
南極昭和基地のブルーモーメント観察。
夏の南極は太陽が沈んでも地平線近くにあるため
空は漆黒ではなくブルーブラックのきれいな色に長い間染まります。
それがブルーモーメントですが、フローラの観察ではなんと2時間以上。
日本では長くても30分程度ですから、とんでもなく長時間です。
今回の北極圏の写真はこれとよく似ています。
今、北極圏は夏の終わりとはいえ、まだ白夜に近い状態です。
出現した時間こそわかりませんが、南極の夏と同じ状況にあり
おそらく長い間ブルーモーメント現象が起きていると想像できます。
ブルーモーメントマニアのフローラ。
北極圏と南極というマニア垂涎の2つのお宝画像をゲットできました。
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