花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

1ヶ月待つのだぞ

2022年09月21日 | 研究
久しぶりにやってきた第1農場。
名久井農業高校が誇る果樹園です。
この日は休みだったので農場には誰ひとりいません。
しかしご覧のようにどの木にも
赤くてとてもきれいなリンゴがたくさん着いています。
よく見ると樹木の下にはシルバーシートが敷かれています。
これは太陽光を下から反射させ、果実のお尻の部分まで
赤く着色させる工夫です。リンゴはいつの時代でも鮮やかな赤がイメージ。
したがって光をたっぷり浴びた赤黒いリンゴは
いくら美味しいといっても、なかなか消費者は買ってくれないのです。
特に都会は贈答用のため、その傾向が強いようで
味よりもいかにきれいな赤に着色させるかが大切な技術になっています。
とはいっても産地のリンゴの味は格別、ご安心ください。
このリンゴが収穫されるのは早くてもまだ1ヶ月先。
食べたいところですが、もう少しの辛抱です。
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間違ってませんか

2022年09月21日 | 
ストックホルムのスーパーマーケットのリンゴ売り場。
どこのお店でも3〜4種類の品種から選ぶことができます。
さて右上の緑のリンゴにはグロスターという名前が書いてあります。
これはドイツ生まれの品種。しかし調べてみるとどれも赤いリンゴとして
紹介されています。なんだか怪しいとは思いませんか。
調べてみるとこれとよく似た緑の品種にベルギー生まれの
グリーンスターというリンゴがあります。果実の形もそっくりなので
もしかしたら間違って表記しているかもしれません。
左上はピンクレディー。オーストラリア生まれの品種で
表示からチリ産であることがわかります。
この品種は日本でも栽培できますが、
日本のピンクレディー協会に入らないと栽培できないそうです。
そのせいでしょうか、あまり日本の店頭では見ることがありません。
価格は1kgで500円ちょっと。どれも250gぐらいの小ぶりなリンゴなので
1個あたりで125円。青森県のリンゴと価格は大差ありません。
北欧の旅も終わりに近づくと、なぜか果物を購入するメンバーが増えてきました。
毎日同じホテルの食事。さっぱりした果物がほしくなったのかもしれません。
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