花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

多様性と差別化

2023年11月15日 | 研究
先日の関西遠征。京都組はリハーサルが終わり夕食をとるためホテル周辺を散策中です。
場所は三条大橋付近。なぜか3人とも夜の鴨川と街並みを撮影しています。
大会は完全アウェーな京都でしたが、FLORAは話しかけられました。
声をかけてきたのは同じ農業高校の仲間たち。
皆さん有名な大規模高なので、面識こそありませんが名前は知っています。
お話をしてみると、どうやら新聞などでFLORAのことも知っているようです。
こんな小さな名農のことを知っていることに、さすがのFLORAも驚いたようです。
ところでFLORAは今年で結成15年。環境班としての活動は10年になります。
こんなに長い間、まだ活動できているのは「多様性」と「差別化」にあると考えてます。
おそらく一般的な研究班は、フィギュアスケートのように今年のメインを決めて、
いろいろな大会に同じテーマで何度も挑むのですが、FLORAは一人一研究。
つまり今年7名のFLORAには成果の大小はありますが、メインが7つもあるのです。
したがってFLORAは、毎年どれか1つに絞ることなく、
大会ごとに適したテーマで次々とエントリーしています。
何かがダメでも何かで生き延びる。まさに「多様性」です。
また農業高校の中でも、途上国というテーマを主に取り上げているのも
メリットとなっています。誰も取り組まないため「差別化」が図れるのです。
おそらくこれらの高い自由度と積極的な情報発信が、
小さな学校の小さな研究班が長い間活動できる理由ではないでしょうか。
大人しく引っ込み思案の名農生を輝かせるには、どんな方法があり
どんな成果をあげられるのか。FLORAといえば一人一研究、積極的な大会参加、
先輩後輩との連携、新しいイベントの考案などがあげられますが、
すべては2009年に始まった教育研究でもあるのです。
さて気になる関西遠征の様子は、明日から少しずつご紹介したいと思います。

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