「オレガノ」
シソ科
料理用ハーブの定番の一つで、ピザやトマト料理などイタリア料理には欠かせない。ドライハーブのほうが青臭さがなく甘味が強くなる。
お茶は強壮作用があり疲れ気味のときに飲むとよい。
鎮痛作用もあり神経の疲れや神経性の頭痛をやわらげる。また、胃腸の調子を整えて消化を促進のする。
せきをしずめる作用や、生理不順をやわらげる作用もある。
ワイルドマジョラムとも言われる。
・期待されている効能
強壮、鎮静、殺菌作用、血液浄化作用、筋肉のけいれん、生理不順の緩和。
~ハーブティー図鑑 主婦の友社
別名:ハナハッカ
葉には殺菌作用があり、腫れやリウマチや肩こりなどに貼る。
精油には強い殺菌作用がありルームスプレーに利用される。
~ハーのブ写真図鑑 日本ヴォーグ社
トマトとの相性がよく、とくに地中海地方の料理には不可欠のハーブスパイス。
ウスターソースなどソース類にも欠かせない。
同じシソ科のマジョラムの近縁種で香も似ている。
日本には江戸時代末期に渡来し、観賞用として栽培されてきた。
芳香成分は「チモール」。
・向く料理
薬味やサラダ料理のつけ合わせとして使う。葉をみじん切りにしてレモンの絞り汁と一緒にドレッシングに加えたり、オムレツに混ぜてさわやかな香を楽しむことができる。
乾燥したものは、トマトケチャツプやトマトを使った料理、ピッツァ、パスタソース、トマトジュース、ビーフシチューなどによく適合する。
肉や魚の臭い消し、鶏肉やラム料理のローストに、魚ならイワシやサバなどクセの強い食材とよく合う。また、セージ、タイム、マジョラムなどと一緒に使うとオレガノのクセがやわらぐ。
・薬効
昔から、興奮剤、駆風剤、神経強壮剤として用いられ、また、ぜんそく、せき、消化不良、リューマチ、歯痛、毒ぐもによる咬傷や冠状動(静)脈症状の治療薬として使用されてきた。
スパイス&ハーブ辞典 文園社 武政三男
乾燥させたほうが香が強くなる。
おもな精油成分は、チモール、オリガネン、カルバクロールなど。消化を助けるほか、殺菌消毒作用があり、風邪や気管支炎、頭痛、生理痛、疲労回復にも効果があるといわれている。
おいしい時期は、5月~10月。
保存法は、水にさして2~3日。葉を乾燥させるか冷凍保存。オイルや酢に漬けて香を移すのもよい。
~もっとからだにおいしい野菜の便利帳 高橋書店
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