前回のシステムソフト関連記事(※1)にて、本体であるシステムソフトとゲーム部門であるシステムソフト・アルファーとは関係があるんだかないんだかよくわからんという話をした。
それについて新たにわかったことがある。
平成21年9月期 決算説明会資料
http://www.systemsoft.co.jp/ir/briefing/pdf/20091130rev.pdf
↑これの18ページを見てみる。
ゲーム部門は他社へ売却とある。
どうやらシステムソフトとシステムソフト・アルファーは現在のところ資本関係にはないようだ。
ちなみにシステムソフト・アルファーは最近とあることで有名になった。
KOTYである。
KOTYとは、クソゲーオブザイヤー(※2)という賞の略である。
最近はYahoo!のトップニュースになるくらいにまで有名になったものだ。
ここでノミネート作品5作のうち、なんと2作もノミネートされてしまうという不名誉を蒙っている。
さらにいうと、家庭用ゲーム版だけでなく、携帯ゲーム版もふくめた初のダブル受賞である。
携帯ゲーム版は初登場で3作もノミネートされるという大型新人フリューを差し置いての受賞であり、これはこれで意義が大きい。
コキおろされているのを傍から眺めるのはおいといて。
さて、過去のノミネート作品も含めて作品を1つづつ見てみよう。
ノミネート作品の中には、ゲームとして成り立っているのかどうかすら疑問に思うくらいの作品もある。
何とは言わないが。
そういう作品は、企画段階からして既にKOTYにノミネートされうるほどの企画倒れなのだ。
ところが!
システムソフト・アルファーの受賞作である戦極姫はそうではない。
デモムービーを見るかぎりではおもしろそうなのだ。
ではなぜKOTY受賞作になったのか。
それは、戦極姫の致命的なバグの多さにある。
詳細は(※2)の公式サイトを参照いただくとしよう。
本来はまっとうに評価されるべき良質なゲームになりうるはずだったのにそうなってしまったのは残念でならないものがある。
本来は企画段階からして既にKOTYにノミネートされうるようなものが受賞されるべきなのだ。
ではなぜ戦極姫には致命的なバグが多かったのか。
ちゃんとした理由は不明だが、1つの仮説がある。
(※3)の社長インタビューを見てほしい。
実のところシステムソフト・アルファーは企画しかやっていない。
自社ではプログラムを書いていないのだ。
ようするに外注先のプログラマーがクソだったか、もしくはデバッグ部隊の機能が停止していたか、…ということか。
システムソフト栄光の時代をリアルタイムに知る我々にとっては、システムソフトというと名門の老舗である。
かつてはパソゲーというと光栄とファルコムとシステムソフトの御三家、またはエロゲ屋のエルフとアリスソフトを含めて5大巨頭の1人だったのだ。
しかし、今やパソゲーの世界ではシステムソフト・アルファーというとあまり良い評判を聞かないような有様だ。
デモムービーはとってもおもしろそうなのだから、本業である企画スキルは決して低いとは思わない。
そういう外注先のコントロール能力で損をするのはとってももったいないと思うんだよな。
これは自社でモノを作れるだけの技術を抱えているかどうかにかかわってくるのかもしれないが、そこら辺の事情はよくわからん…。
ちなみに、本体のシステムソフト側は今でも基幹システムのソフト開発で商売しているので、決してそんなことはないからね。
その後のお話を少し。
受賞作たる戦極姫の発売後すぐに戦極姫2が発売された。
それは、デバッグをするヒマも無さそうなほどにあまりにもすぐだったため、戦極姫を知る者はその2の出来を想像して恐れおののいた。
しかし世評を聞くに、戦極姫2はマトモに仕上がっているようだ。(※4)
多くのゲーマーを安堵させたと同時に、クソゲーソムリエたる舌の肥えた美食家どもを落胆させたであろうことは想像に難くない。
【※1 前回のシステムソフト関連記事】
システムソフト復活の兆しか?
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20091119
【※2 クソゲーオブザイヤー】
クソゲーオブザイヤーWiki 家庭用ゲーム版
http://koty.sakura.ne.jp/
クソゲーオブザイヤーWiki 携帯ゲーム版
http://koty.sakura.ne.jp/handy/
【※3 社長インタビュー】
システムソフト・アルファー株式会社 宮迫 靖 代表 (…のインタビュー動画)
http://j-president.net/data/data131.html
【※4 戦極姫2】
クソゲーオブザイヤー大賞に輝いた「戦極姫」の新作 「戦極姫2」発売
http://blog.livedoor.jp/geek/archives/50991978.html
それについて新たにわかったことがある。
平成21年9月期 決算説明会資料
http://www.systemsoft.co.jp/ir/briefing/pdf/20091130rev.pdf
↑これの18ページを見てみる。
ゲーム部門は他社へ売却とある。
どうやらシステムソフトとシステムソフト・アルファーは現在のところ資本関係にはないようだ。
ちなみにシステムソフト・アルファーは最近とあることで有名になった。
KOTYである。
KOTYとは、クソゲーオブザイヤー(※2)という賞の略である。
最近はYahoo!のトップニュースになるくらいにまで有名になったものだ。
ここでノミネート作品5作のうち、なんと2作もノミネートされてしまうという不名誉を蒙っている。
さらにいうと、家庭用ゲーム版だけでなく、携帯ゲーム版もふくめた初のダブル受賞である。
携帯ゲーム版は初登場で3作もノミネートされるという大型新人フリューを差し置いての受賞であり、これはこれで意義が大きい。
コキおろされているのを傍から眺めるのはおいといて。
さて、過去のノミネート作品も含めて作品を1つづつ見てみよう。
ノミネート作品の中には、ゲームとして成り立っているのかどうかすら疑問に思うくらいの作品もある。
何とは言わないが。
そういう作品は、企画段階からして既にKOTYにノミネートされうるほどの企画倒れなのだ。
ところが!
システムソフト・アルファーの受賞作である戦極姫はそうではない。
デモムービーを見るかぎりではおもしろそうなのだ。
ではなぜKOTY受賞作になったのか。
それは、戦極姫の致命的なバグの多さにある。
詳細は(※2)の公式サイトを参照いただくとしよう。
本来はまっとうに評価されるべき良質なゲームになりうるはずだったのにそうなってしまったのは残念でならないものがある。
本来は企画段階からして既にKOTYにノミネートされうるようなものが受賞されるべきなのだ。
ではなぜ戦極姫には致命的なバグが多かったのか。
ちゃんとした理由は不明だが、1つの仮説がある。
(※3)の社長インタビューを見てほしい。
実のところシステムソフト・アルファーは企画しかやっていない。
自社ではプログラムを書いていないのだ。
ようするに外注先のプログラマーがクソだったか、もしくはデバッグ部隊の機能が停止していたか、…ということか。
システムソフト栄光の時代をリアルタイムに知る我々にとっては、システムソフトというと名門の老舗である。
かつてはパソゲーというと光栄とファルコムとシステムソフトの御三家、またはエロゲ屋のエルフとアリスソフトを含めて5大巨頭の1人だったのだ。
しかし、今やパソゲーの世界ではシステムソフト・アルファーというとあまり良い評判を聞かないような有様だ。
デモムービーはとってもおもしろそうなのだから、本業である企画スキルは決して低いとは思わない。
そういう外注先のコントロール能力で損をするのはとってももったいないと思うんだよな。
これは自社でモノを作れるだけの技術を抱えているかどうかにかかわってくるのかもしれないが、そこら辺の事情はよくわからん…。
ちなみに、本体のシステムソフト側は今でも基幹システムのソフト開発で商売しているので、決してそんなことはないからね。
その後のお話を少し。
受賞作たる戦極姫の発売後すぐに戦極姫2が発売された。
それは、デバッグをするヒマも無さそうなほどにあまりにもすぐだったため、戦極姫を知る者はその2の出来を想像して恐れおののいた。
しかし世評を聞くに、戦極姫2はマトモに仕上がっているようだ。(※4)
多くのゲーマーを安堵させたと同時に、クソゲーソムリエたる舌の肥えた美食家どもを落胆させたであろうことは想像に難くない。
【※1 前回のシステムソフト関連記事】
システムソフト復活の兆しか?
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20091119
【※2 クソゲーオブザイヤー】
クソゲーオブザイヤーWiki 家庭用ゲーム版
http://koty.sakura.ne.jp/
クソゲーオブザイヤーWiki 携帯ゲーム版
http://koty.sakura.ne.jp/handy/
【※3 社長インタビュー】
システムソフト・アルファー株式会社 宮迫 靖 代表 (…のインタビュー動画)
http://j-president.net/data/data131.html
【※4 戦極姫2】
クソゲーオブザイヤー大賞に輝いた「戦極姫」の新作 「戦極姫2」発売
http://blog.livedoor.jp/geek/archives/50991978.html