下絵を描くだけでもヘタなんだが色塗りもかなりヘタなもんで、それ関係の本を買って読んでみて、世間ではどうやってるのかを眺めてみることにした。
その買ってきた本にとある1文がある。
「デジタルイラストの製作ではマウスで作業を行うことはない」
そうなのかw
いままでマウスを使ってInkscapeでベジェ曲線でイラスト描いてたんだけど、いいかげん描きにくいとは感じていたんだが、やっぱり無理があったのね。
・・・ということで。
ペンタブレット買ってみました!
なんかもう笑ってしまうくらい描きやすい。
まったく、今までのベジェ曲線で描いてたのはいったいなんだったのだろうか。
買ったら買ったでそのぶん遊んで上達しないと意味がないという自分へのプレッシャーにもなってしまうのだが・・・
まあそれはそれとして(笑)。
買う前にネットで下調べしてみた。
どうやらペンタブレットは手放しに良いものではないという話もチラホラある。
もちろんそれにはいくつか理由がある。
自分にとってそれが許しがたいのであれば、ペンタブレット買ってしまうとカネの無駄ということになりかねない。
それにちょっと懸念を感じながら買ってしまったのだが。
さてどうだったかというと・・・
[1]
描くところ(ペンタブレット)と絵が出るところ(ディスプレー)が同じ位置にないから違和感を感じる事。
これを本質的に解消するには、液晶モニタが裏についている超高額な液晶ペンタブレットを買うしかないらしい。
結果。
これは初めっから全く気にならなかった。
たぶんマウスを使って機械CADで図面描いている人なら、この違和感を感じることはまず無いのではなかろうか。
むしろそのほうが使いやすいかもしれないとまで感じる。
液晶ペンタブレットだと、画面の位置まで自分の手を持ち上げなければならないのだが、ひざの上にペンタブレットを置いてその上で作業しているほうがむしろラクチンな気がしてくる。
少なくともわたしには液晶ペンタブレットは必要ない。
[2]
描くところ(ペンタブレット)と絵が出るところ(ディスプレー)のサイズが大きく異なると違和感を感じる事。
これを本質的に解消するには、モニタと同程度のサイズのペンタブレットを買うしかないが、それはそれで大変かさばる。
結果。
これもあまり気にならない。
画面の端までいきなり飛んでツールのボタンを押すときにだけ、ちょっとペン先がウロウロする感じにはなるが、画面中央で絵を描く作業をしている最中には気になることはない。
ペンタブレットがあまり小さいのも問題があるが、画面と同じサイズに合わせる必要は無い。
[3]
紙に鉛筆で描く感じが出ないから違和感を感じる事。
ペン先やペンタブレットの面の摩擦係数が低すぎるから滑って描きにくいとか感じる事もあるらしい。
これだけなら単に上に紙を敷けば済むらしいのだが。
結果。
これは少々気になる。
ペン先やペンタブレットの面の摩擦係数が低すぎるから気になるわけではない。
それは特にどうとも思わない。
筆圧検出をしているので、筆を離すときのスッとひく感じがそのまま画面上に再現できてしまうテクノロジーには大変驚愕した。
しかもペンは電池も使わないのにそれをやってのける。
技術が好きで技術屋をやっている人ならば誰もがこれには驚くはずだ。
しかし、紙に鉛筆で描く感じで出てほしいタッチとは少々違う感じのタッチで描けてしまう。
いまAzPainterとGimpとGimp-painter-で試しているのだが、どれも違和感があることに違いはない。
これはペンタブレットのせいではなく、線画ソフト側の問題かもしれない。
わたしの線画ソフト側の設定をうまく使いこなせてないだけの問題かもしれない。
けど少々気になるのは事実だ。
まあ別に紙と鉛筆にこだわる必要はなく、そういう筆なのだと割り切って使えば特にイライラすることもない。
これはデメリットというほどデメリットを感じるものではないし、しばらく使ってたら別にそれでかまわんような気もしてくるからフシギなものだ。
結論。
いいから買っておけ。
特に不満が出るようなものでもないよ。